世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
絵本紹介
2022.02.17
みどころ
小さないきものじっちょりん。人知れずアスファルトの隙間や電信柱の根元に野の花の種を植えて歩く彼らの姿を絵本で見て、すっかりとりこになってしまった人も多いはず。
今度は秋のじっちょりん達に会えますよ!
おつきみの日。空き地の隅で、小さなじっちょりんの家族が朝ごはんの準備をしています。
前作に登場する場所と違う?そう、じっちょりん達は移動をしながらその日に寝る場所が決まるのです。でも、ちゃんと居心地のいい家になっているのがさすが。早速心をくすぐられてしまいます。土と石でつくったイスとテーブル、台所、天蓋つきの素敵なベッド、葉っぱで作ったすべり台まで!更に朝ごはんは葉っぱのお茶碗で「いただきます」・・・最初の一場面から夢中になってばかりいては次に進みませんね(笑)。
どうやら今夜のおつきみに向けて「おたのしみの実」というものを作るらしいじっちょりん一家は、材料を集めるために出発します。秋の草花で彩られた公園には宝物がたくさん落ちています。じっちょりん達はここで器用に何か素敵なものを作り上げていくのです。
さて、暗くなってきて虫の音が聞こえる頃。いよいよおつきみの行われる池の近くに向かうと、そこにはなんと・・・!?
すごくワクワクする「おつきみ」の様子は絵本で楽しんでくださいね。ため息が出るような美しい場面もありますよ。秋の七草や虫の名前も覚えることができるのもポイント!
ところで「じっちょりん」ってなんなの?どんな生物なの?実際にいるの?
まぁまぁ。いっぺんにその正体がわかっちゃっても面白くないじゃないですか。ほーんの少しずつ全貌が見えてくる(?)、そんな感じを味わいながら楽しむのが正解!続刊の楽しみも増すってもんですよね。
この書籍を作った人
東京生まれ。幼いころの絵本が好きな気持ちのまま現在に至る。絵本ワークショップ「あとさき塾」出身。作品に「ただ よんだだけ」「なかよしスタンプがたまったら」(おはなしプーカ・学研)がある。「じっちょりん」シリーズは、『じっちょりんのあるくみち』、『じっちょりんのなつのいちにち』、『じっちょりんとおつきさま』、『じっちょりんのふゆのみち』(全て文溪堂)がある。
世界観に引き込まれていきました
3歳の子供に何か秋の季節感のあるお話をと思い、お月見がテーマのこちらを読みました。 私には最初、じっちょりんの設定がよくわからず、「妖精?」「昆虫?」「おたのしみのみ??」と混乱して少しとっつきづらかったのですが、子供は一切そういったことがなく、初めて読んだ時からとても気に入っておりました。 じっちょりんはとても小さいので、絵本の中では私たちが普段見ているものがとても大きく描かれています。3歳の子供は頭が柔らかいからか、そういったことに戸惑う様子もなく想像力を働かせてファンタジーの世界を楽しんでいる様子でした。 シリーズで出ているので、ほかの本も読んでみようと思います。
(ひよっこママさん 30代 ママ )
楽しいお月見会
小さな生き物じっちょりん。 パパじっちょりんと、ママじっちょりんと、おにいちゃんじっちょりんといもうとじっちょりんの4人家族です。 今夜は、お月見会があるので、おたのしみのみを作ることに。 おたのしみのみというのは、かごのなかにごちそうやおもちゃや種などを詰めたものを言うそうです。 おたのしみのみを作った一家は、いよいよお月見会へ。なんとそこには、こっちょりん、たっちょりん、ぼっちょりん、ぶっちょりん家族が集まってきました。 なんとも愉快で楽しいお月見会。おたのしみのみは、プレゼント交換のように、音楽が止まった時に手元にあったものをもらえる仕組みになっていて、どれもとっても素敵でした。 不思議な生き物たちの魅力にハマってしまいます!
(ピーホーさん 30代 ママ)
ブランニュープラチナブックとは……?
絵本ナビに寄せられたレビュー評価、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。
「ブランニュープラチナブック」は、1900万人の絵本ナビ読者の評価と販売実績を得て、新しく「プラチナブック」に仲間入りした注目の人気作品。作品を推す読者のコメントを読むと、選ばれた理由がわかります。