新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  出版社エディターズブログ  >  あかちゃんといっしょに! 毎日をもっと楽しく! 絵本「あかちゃん ととととと」シリーズを一気にご紹介 (童心社)

三浦太郎さんの人気あかちゃん絵本「あかちゃん ととととと」シリーズ。
10月に最新作『ごろん ごろごろ』が刊行となりました。

今回は作者・三浦太郎さんからのメッセージ、そしてこれまでに刊行されたシリーズ作品6作を、どどどどどっと一気にご紹介します。

「あかちゃんととととと」シリーズ

「あかちゃん ととととと」シリーズ作者・三浦太郎さんからのメッセージ

三浦太郎さんと「あかちゃん ととととと」シリーズ

保育園の帰り道、曲がりきゅうりが大好きだった娘と、よく八百屋に寄りました。

そのもっともっと前、小さかった僕は母と一緒に、よくスーパーに行きました。その入り口には、いつも野菜とくだものーー絵本に出てくるキャラクターは、僕の暮らしの中から自然とうまれました。子育ての中で発見があった「帽子」「おふろ」「傘」といったテーマも。

そんな何気ない日常からできた絵本がまさか6冊も続くなんて、はじめは思ってもいませんでした。
野菜やくだものたちは色も形もいろいろ。子どもたちとの毎日もいろいろ……。

絵本を読む時間が、みなさんにとって心はずむ時間になりますように。

三浦太郎

三浦太郎さんご自身の思い出、子育ての体験からうまれた「あかちゃん ととととと」シリーズ、一気にご紹介します!

ぼうしかぶっておでかけしよう! 『ぼうしかぶって』

  • ぼうしかぶって

    みどころ

    玄関に置いてあるのは、ぼうし掛け。
    いろいろな形があるけれど、誰のぼうしかな。

    やってきたのはなすのとうさん。
    「たたたたた」
    急いでぼうしかぶって、いってきまーす。

    今度はパイナップルのにいさん、「どどどどど」。
    お、かっこいいぼうしだね、いってらっしゃーい。

    続いて柿のねえさん、さやえんどうの兄弟たちもやってきて。
    みんな素敵なぼうしをかぶって、いってきまーす。
    さあさあ、最後はトマトのかあさん、プチトマトの赤ちゃん連れて……。

    三浦太郎さんの新しい赤ちゃん絵本は「あかちゃんととととと」シリーズ2冊。そうか、野菜さんたちはみんな素敵なぼうしをかぶっているんだね。とっても似合うから、ぼうしはみんなのトレードマーク。「ぼうしかぶって いってきまーす」の繰り返しのリズムで楽しくなって、なんだか自分たちも真似してぼうしがかぶりたくなってきちゃう。

    三浦さんの手にかかれば、毎日繰り返される習慣ひとつがこんなに愛らしい絵本に!ママやパパの大変な日々だって、きっと明るく元気づけてくれるはずですね。『おふろに入ろ』も合わせてどうぞ。

「あかちゃんととととと」シリーズ

パイナップルのにいさん どどどどど

ぼうしかぶって いってきまーす

野菜やくだものの「へた」をぼうしに見立てたユニークな絵本。登場するさまざまな色や形の野菜やくだものに興味がわきます。

ぼうしをいやがるというあかちゃん、多いのではないでしょうか。作者の三浦太郎さんも、そんな経験をしたお父さんのひとりです。

娘はあかちゃんのとき、ぼうしをかぶるのがきらいでした。
ベビーカーで出かけると、ぼうしをまるでハンカチ落としのようにコソッと落とすのです。

(『ぼうし かぶって』あとがきより抜粋)

からだも心もぽっかぽか『おふろにはいろ』

  • おふろにはいろ

    みどころ

    たまねぎのばあさん、手ぬぐい持ってどこにいくのかな?
    すすすすす、ふくぬいで……お風呂に入った!
    あ〜気持ちよさそう。

    今度は、とうもろこしのかあさん。
    ららららら、あ〜おはだつるつる。
    そら豆の三姉妹も、みかんのじいさんも、
    みーんなお風呂に入って、ごくらくごくらく。
    最後は、バナナのとうさんとモンキーバナナも一緒に……。

    三浦太郎さんの新しい赤ちゃん絵本は「あかちゃんととととと」シリーズ2冊。野菜さんやくだものさんたちが「おふろに はいろ」の繰り返しのリズムで服を脱いで、嬉しそうにお風呂に入る姿はなんだか新鮮! その幸せそうな顔にゆったりぽかぽかした気持ちになってきます。

    毎日繰り返される習慣ひとつが、こんなに愛らしい絵本になってしまうなんて! よく見ると、それぞれのキャラクターに合わせてお風呂もみんな違いますよ。さささささ、読み終わったら一緒にはいろうね。『ぼうしかぶって』も合わせてどうぞ。

「あかちゃんととととと」シリーズ

すすすすす
たまねぎの ばあさん
ふく ぬいで

おふろに はいろ 
あ〜 いいゆだな

「かわ」をぬいで、おふろに入る野菜やくだものたち。
とうもろこしや、そらまめ、みかん……。
「かわ」をぬいだすがたも、みんなとってもかわいい!

おふろにつかる野菜やくだものたちの表情から、ここちよさが伝わります。

三浦太郎さんは、この絵本のあとがきでおふろにまつわる思い出もつづっています。

娘のいやいや期に、とくにいやがったのがおふろでした。
毎回、新しいおもちゃや遊びを工夫してさそいましたが、なかなか入ってくれません。
頑固というか、マイペースというか。とにかく、おふろに行くまでの時間が長いのです。
「おふろは楽しくて、あったかいよ」と娘に語りかけていたときの気持ちで、絵本をつくりました。

(『おふろに はいろ』あとがきより抜粋)

元気におめざめ! 『あさだ おはよう』

  • あさだ おはよう

    出版社からの内容紹介

    「にんじんの かあさん ぐーぐーぐー。とけいが なったよ りりりりり」
    「おめめ ぱっちり。あさだ おはよう」

    ぴぴぴぴぴ、じじじじじ……いろんな時計が鳴ると、やさいたちがとびおきて元気に朝をむかえます。
    ところが、えだまめの4きょうだいの時計は、いっしょにねちゃっているみたい。
    みんなを起こしにやってきたのは……。

    ページをめくると、やさいの葉っぱの柄の布団が、ページの真ん中から勢いよくめくれて見えます。

    あかちゃんとの暮らしを楽しむ「あかちゃん ととととと」シリーズ。
    今回は、さわやかな朝がテーマです。
    「ぐーぐーぐー」と寝ているやさいたちの布団の柄を見ると、実はそのやさいの葉っぱの柄になっています。
    なるほど、だから気持ちよく眠れるのかもしれません。
    枕元にある時計も、それぞれ違った形をしていて個性的。
    その時計が鳴ると、やさいたちは元気にとびおきて、おめめぱっちり! 
    朝がちょっぴり苦手な子も、ふとんをばっとはねのけて、まねしたくなるかも!

「あかちゃんととととと」シリーズ

じゃがいもの あかちゃん ぐーぐーぐー
とりが ないたよ ちちちちち

おめめ ぱっちり
あさだ おはよう

じゃがいものあかちゃんが寝ているおふとんの模様……よく見ると、じゃがいもの葉っぱなんですよ。

この絵本に寄せられた読者の声をご紹介します。

届いたその日から楽しんで読み、翌日の朝、私が「あさだ」と言うと「おはよう」と続けて言うようになりました。かわいくてたまりません。
にんじんのお母さんより、じゃがいものあかちゃんが早起きなのも笑ってしまいました。

「りりりりり」「ぴぴぴぴぴ」といういろいろな時計の音も楽しいこの絵本。
いっしょに「おはよう!」と声を出したら、元気な朝をすごせそうですね。

おさんぽに出かけたらすてきな出会いが!  『こんにち、 わ!』

  • こんにち、わ!

    こんにち、わ!

    作・絵:
    三浦 太郎
    出版社:
    童心社

    出版社からの内容紹介

    プチトマトの赤ちゃんが母さんとさんぽしていたら、「わわわわわ パプリカのかあさん ピーマンのあかちゃん やってきた」
    ていねいにおじぎをして、「こんにちは」。
    ブロッコリーの兄さんや、りんごのばあさんと孫のミニりんごちゃんにも会って……。
    最後はながーい長ねぎの姉さんがやってきて、おじぎをしたらびっくり! 
    シリーズの1冊め、『ぼうしかぶって』からお話がつながっています。だれかに会うのが楽しみになる絵本。

    あかちゃんとの暮らしを楽しむ「あかちゃん ととととと」シリーズの1作め、
    『ぼうしかぶって』でおさんぽにでかけたトマトの母さんとプチトマトのあかちゃん。
    この絵本では、いろいろなやさいやくだものに出会って、「わわわわわ」「おおおおお」と声をあげます。
    連続する5音は、このシリーズの特徴。今回は、出会った喜びを楽しく表現しています。
    「こんにちは」とあいさつしたら、もっとうれしい気持ちに! さて、長いやさいがおじぎをしたら、どうなるかな?

「あかちゃんととととと」シリーズ

トマトのかあさん 
プチトマトの あかちゃん
きょうも おさんぽ いい てんき

わわわわわ
パプリカの かあさん 
ピーマンの あかちゃん やってきた

こんにちは
こんにちは


おさんぽに出かけたら、だれに会えるのかな?
ページをめくるのが楽しくなります。
『ぼうしかぶって』にも登場するトマトのかあさんと、プチトマトのあかちゃん。同じキャラクターに出会えるのは、シリーズならではの魅力です。


「あかちゃん ととととと」シリーズに登場するいきいきとした野菜やくだものたち。どんなふうに描かれているのでしょうか。
『こんにち、 わ!』の表紙の絵ができるまでの様子を、動画でご紹介します。

雨の日もぱっとあかるくなる! 『かさ さして』

  • かさ さして

    かさ さして

    作・絵:
    三浦 太郎
    出版社:
    童心社

    出版社からの内容紹介

    雨がふってきて、こなすの子どもは、れれれれれ。かぼちゃの母さんは、げげげげげ。
    でも、みんな、ぱっとかささして、うれしそう。
    「いそいで かえろ」

    トマトのとうさんとプチトマトのこどもたちは……。

    さいごはほっこり。
    雨の日が楽しくなる一冊です。
    シリーズ5作目。

「あかちゃんととととと」シリーズ

あっ あめだ
こなすの こども
れれれれれ

ぱっと かさ さして
いそいで かえろ

野菜やくだものたちが広げるかさは、じつはそれぞれの花をイメージしたもの。
小さなお子さんをつれての雨の日のお出かけはなかなか大変ですが、ぱっと咲いたかさの花に気持ちも明るくなりますね。

続きは、童心社noteでご覧ください

この書籍を作った人

三浦 太郎

三浦 太郎 (みうらたろう)

1968年愛知県生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業後、イラストレーターとして活動。ボローニャ国際絵本原画展で入選を重ね、スイス、イタリア、スペインなど海外でも絵本を出版。絵本作品に、『くっついた』『ゴリラのおとうちゃん』(こぐま社)、『ちいさなおうさま』『おおきなおひめさま』(偕成社)、『バスがきました』(童心社)、『おしり』『よしよし』『りんごがコロコロコロリンコ』(講談社)など多数。

<出版社ページ>童心社

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