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2025年4月 新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2025.04.17

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昆虫の絵本(2025年4月 新刊&おすすめ絵本)

昆虫は苦手……そんな意識を持っている大人も多いのでは? わが子が外遊びから連れ帰ってきた虫かごに思わずのけぞってしまった、なんてことも、主にママのあるあるですよね。でも私たち大人も小さかった頃はアリの行列についていったり、ダンゴムシをつついて丸めたり、草むらをはねるバッタとジャンプしてみたり、目をキラキラさせて虫を追いかけたことを、子どもたちが、そして絵本が思い出させてくれます。

くるっと丸まるのはなんでだろう? 思わずじっと眺めてしまうダンゴムシ、そのひみつを解き明かせる図鑑絵本はページをめくるたびにワクワク!赤い背中に水玉模様が愛らしいその姿に出会えるのは奇跡に近いけれど、実は春の野原には……好きな植物や動きの特徴を知ればたくさんのテントウムシに出会えそう! 捕まえた虫を飼ってみたものの、意外な行動に驚いたりお世話したのに生かすことができなかったり。そうした経験も含めて虫と向き合うすばらしさを伝えてくれるおはなしも、一度は読んでほしい一冊です。

本を読んだ後に観察してみると、昆虫に表情が見えてくるから不思議。小さいながらも生に満ち溢れた春の昆虫たちに、私たちも力をもらいましょう。

花粉を運び土を耕し、薬や食べ物にもなる昆虫は地球にとってかけがえのない存在。絶滅の危機から守るためにできることは?『昆虫が 世界を すくう!』

  • 昆虫が 世界を すくう!

    出版社からの内容紹介

    昆虫のすごいパワーをみなさんは知っていますか? 昆虫は地球にとって、なくてはならない生き物です。昆虫がいないと、草にも木にも花は咲かず、実もみのらず、食べるものが何もなくなってしまいます。花粉をはこぶだけではありません。土をたがやし、不要なものをかたづけ、病原菌がふえるのを防ぎます。人間のために、薬になったり、食べ物になったりもします。絶滅の危険がせまるなか、この小さな働きものたちを守るため、わたしたちに何ができるのか提案します。

「児童図書館絵本の部屋」シリーズ

くるっと丸まるのは危険を感じたサイン!身近にいるダンゴムシ、よーく眺めて観察してみよう『育てて、しらべる 日本の生きものずかん(4) ダンゴムシ』オールカラーで読みやすい写真絵本

うっかり居眠りをしてしまった『アリのメアリ』、はぐれた姉さんたちに無事に会うことはできるかな?切り絵で描かれた生きものたちが愛らしい

  • アリのメアリ

    出版社からの内容紹介

    「たいへん!」アリのメアリは、うっかりいねむりをして、ねえさんたちとはぐれてしまいました! メアリは、いろんな生き物たちに「ねえさんたちを、みなかった?」と、たずね歩きますが…。メアリは無事にねえさんたちに会えるのでしょうか? 繊細で美しい切り絵の魅力がいっぱいの、愛らしい絵本。

この書籍を作った人

いわたまいこ

いわたまいこ

大阪出身。切り絵作家、絵本作家。昆虫から菌類まであらゆる生き物をモチーフに切り絵作品を制作。生き物たちの「輪郭」を浮かび上がらせ、生き物たちの美しさやおもしろさ、新たな魅力の発見につなげることを目指している。2022年『アリのメアリ』(BL出版)で絵本デビュー。ギャラリー、書店、動物園、博物館、昆虫館など、展示も多数開催し、注目を集めている。神戸在住。

春の野原、カラスノエンドウのそばをよく見てみると『テントウムシみっけ!』探しかたのコツ、動きの特徴や観察のポイントまでテントウムシの魅力が満載

  • テントウムシみっけ!

    出版社からの内容紹介

    親子で野原にでかけよう!

    テントウムシのさがしかたのコツは?
    テントウムシをさわったらどうなる?
    春の野原がぐっと楽しくなる、
    自然観察のための写真絵本

    春の野原でテントウムシをさがそう!
    小さな虫ですが、
    かんたんに見つける方法があります。
    手がかりは、カラスノエンドウ!
    アブラムシがたくさんついている
    カラスノエンドウの近くに、
    テントウムシがきっと見つかります。
    アブラムシはテントウムシのごちそうなのです。

    テントウムシのおもしろい動きや、
    さわってみたときの変化、
    アリがテントウムシをおいはらう様子、
    テントウムシの卵や幼虫なども、
    写真を使って紹介。

    春の野原がぐんとおもしろくなる、
    自然観察のための写真絵本。

関連書籍

虫捕りで出会った『カマキリくん』を家に連れて帰ったこんちゃん。一緒に楽しく遊んだけれど……生きものとのふれ合いから得る学びが描かれた一冊

  • カマキリくん

    出版社からの内容紹介

    虫取りに行ったのに、バッタもトンボにも逃げられたこんちゃん。「カマキリくんなら、友だちになれるかな?」と、野原でじっと見つめていると、カマキリくんはそっと近寄ってきたのでした。こんちゃんは、家に連れ帰ったカマキリくんに、紙工作で友だちのカマキリを作ってあげて、一緒に楽しく遊びますが・・・。

この書籍を作った人

タダ サトシ

タダ サトシ

1968年、東京に生まれる。多摩美術大学絵画科卒業。子どもの頃からの昆虫が大好きで、物心ついたときから虫と友だちになれると信じ、絵や工作でも表現して楽しんでいた。カブトムシの背中に乗って、空を飛ぶという夢を絵本にした『カブトくん』が、子どもたちの大きな共感を得ている。

自然がデザインした昆虫の美しい姿を繊細に丁寧に表現したとだ こうしろうさんのロングセラー『昆虫とあそぼう』身近な26種を実物大で紹介

  • 昆虫とあそぼう

    出版社からの内容紹介

    カブトムシ、トンボ、バッタ、チョウなど身近に生息する26種の昆虫を、実物の大きさを示しながら丁寧に紹介します。

    まず目を奪うのは、繊細なタッチで描かれた昆虫のイラスト。自然がデザインする生きものの素晴らしさを、見事に表現しています。
    そして、作者の幼い頃の体験をもとに書かれた文章もとても魅力的です。すべて手描きの文字は、お兄さんの絵日記のよう。子どもたちと一緒に虫とりに行くような目線で、昆虫たちの生態を優しく語りかけます。

    生きものへの思いやりがあふれ、図鑑や写真集とは違った楽しさに満ちた作品になりました。

この書籍を作った人

とだ こうしろう

とだ こうしろう

(戸田幸四郎 1931年−2011年)山形県尾花沢市生まれ。都市計画から店舗デザイン、グラフィックまであらゆるデザインを仕事とする。51歳の時、デザイナーから絵本作家に転向。80歳で亡くなるまで42作品を発表。そのどれもがロングセラーとなる。絵はもちろん、ひらがなまで全てをデザインした『あいうえおえほん』は累計100万部を超え、日本の知育絵本の草分けと評されている。他にも宮沢賢治・太宰治などの文に重厚な絵を描いた名作絵本集や環境をテーマにした創作絵本集など出版。静岡県熱海市には自身が建築デザインから手がけた戸田幸四郎絵本美術館がある。

春きたよ、春きたよ。虫や動物、花たちは川面に浮かぶ『さくらのふね』と旅をする??きくちちきさんが描く自然の生を讃えたまぶしい一冊

  • さくらのふね

    みどころ

    はるきたよ はるきたよ
    ひらひらと春風に舞う花びらに、最初に気づいたのはテントウムシ。
    うれしくなって、川面に浮かぶ桜のふねに乗り、山の仲間たちに春を知らせに行きます。

    はるきたよ はるきたよ
    その声に気づいたともだちのハチやチョウたちも、やっぱりうれしくなって。
    同じく桜のふねに乗って、てんとうむしに続きます。
    ニヤトコやカタクリの花々は、目を細めて虫たちの旅を見守ります。
    いいたびに なりますようにーー。

    やわらかな風、包み込むような優しい日差し。
    虫、鳥、動物、草花、川や風までも、みんな、首を長くして春を待っていたのでしょう。うたい、飛び跳ね、はしゃぎます。時々「よりみつ」なんかもしたりして……!
    生きものや自然にとって芽吹き花咲く季節を迎える喜びがどれほどのものか、のびやかに躍動する絵と言葉に感じ入ります。作者はきくちちきさん。紅葉の季節を鮮やかに描いた『もみじのてがみ』に続き、本作も春の自然の生を讃えたまぶしい一冊となりました。

    ゆっくりと進んでいく桜のふね。虫たちの目の前に広がる麓の風景は、息をのむ美しさです。雄大な春の山の旅を、生きものたちと一緒に味わってくださいね。

この書籍を作った人

きくち ちき

きくち ちき

1975年北海道生まれ。絵本作家。2013年『しろねこくろねこ』(Gakken)でブラチスラヴァ世界絵本原画展、金のりんご賞を受賞。2019年『もみじのてがみ』(小峰書店)で同展金牌を受賞。他に『しろとくろ』(講談社)、『でんしゃ くるかな?』(福音館書店)、『やまをとぶ』(岩波書店)、『ゆきのゆきちゃん』(ミシマ社)など。現在は神奈川のいろいろな生きものが暮らす里で、家族と山を眺めながら、創作をしている。

紹介動画公開中

文/竹原雅子
編集/木村春子

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