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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  本当にうまいのはどちらか……。世紀の戦いが、今、はじまる!『うどん対ラーメン』 田中六大さんインタビュー

ラーメンモンスターは低めにエコーをかけながら読むのがオススメ?

───先ほど、お子さんの話が出ましたが、この絵本をお子さんに読み聞かせをしたりしましたか?

はい。うちの子は4歳と1歳なので、まだ中に散らばせている小ネタには気づいていないようです。でも、真剣に聞いてくれていて、結構な頻度で、リクエストが来ますね。

───『うどん対ラーメン』はお父さんが迫力いっぱいに読むと、より子どもたちが楽しめそうな絵本です。田中さんは絵本を読むとき、どうやって読んでいるのですか?

あまり声色を使うことはなく、普通に読みますね。あ、ラーメンモンスターのところだけ少し声を変えます。地中から出てくるので、低めにエコーをかけながら「ら〜〜ら〜〜ら〜〜(だんだん小さく)」って。

───すごく雰囲気が出ますね(笑)。絵本ナビにも読者の方からいろいろな感想が寄せられています。「テレビの食レポより面白かったです」や「思わず“なんでやねん!”」ってツッコみました」という感想もありますが……。

嬉しいですね。「なんでやねん!」って感想は、実際に奈良の子どもたちへの読み聞かせ会に参加した時、ラストで子どもたちからツッコミがありました。「おお! リアル“なんでやねん”が聞けた!」って感動しました。

───小学校低学年がドンピシャで好きな世界ですよね。

男女ともにウケていました。「おおお〜〜」ってテンションが上がりました。

───お子さんが大きくなると、また違った感想がありそうですよね。ご自身の絵本以外でよくお子さんと読んでいる絵本はどんなものがありますか?

妻が、長新太さんが好きなので、長さんの作品はかなり読み聞かせしていると思います。あと、ぼくが絵を描いた幼年童話なんかも、読んであげると意外としっかり聞いているので、絵本ばかりが読み聞かせではないんだなと思いました。

───お父さんが楽しそうに読んでくれる姿が嬉しいのかもしれませんね。今回ははじめての自作絵本『うどん対ラーメン』のおはなしを聞けて、とても嬉しかったです。次回作の予定などはもう決まっているのでしょうか?

いろいろ描きたいなと思って考えているのですが、残念ながら完成はまだ遠いです……。それと、『うどん対ラーメン』に出てきたキャラクターはどれもこの1冊で終わらせるには惜しいキャラなので、続編を作れたらいいなと思っています。

───それはすごく楽しみです! 次はどんなライバルと戦うのか、いろいろ想像が膨らみますね。ところで、田中さんが好きな麺はやはりうどんですか?

そうですね。すべての麺を平等に愛しているのですが、『うどん対ラーメン』のプロフィールには「本当に好きなのはそうめん」って書いています。

───本当だ……。

ちなみに、今日はそばを持っています。

───え?! 

「I LOVEうどん」ってTシャツを着て、そばを食べる。プロフィールには「そうめん」と書いてある……何を信じたらいいのかわからないですよね(笑)。でも、やっぱり、麺は美味しいです。

───インタビューでそばを食べた人ははじめてです(笑)。そのまま美味しく召し上がっていただきつつ……、最後に絵本ナビユーザーの皆さんへ、メッセージをいただけますか?

うどんもラーメンも、そばも、そしてそうめんもスパゲッティも、それぞれ、美味しい。それでいいじゃないかというところに集約される絵本です。それぞれが、オンリーワンなのです。

きれいにまとまって安心しました。今日は本当にありがとうございました。


後姿は「I LOVE ラーメン」(笑)。

『うどん対ラーメン』の動画が見られます!

講談社の公式動画サイト「キッズボンボン」で、『うどん対ラーメン』の動画が公開されています!

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田中六大(たなかろくだい)

  • 1980年、東京都生まれ。多摩美術大学大学院修了。漫画家・イラストレーター。漫画に『クッキー缶の街めぐり』(青林工藝舎)、挿画に『ひらけ!なんきんまめ』(作・竹下文子/小峰書店)、「日曜日」シリーズ(作・村上しいこ/講談社)、『4月のおはなし ドキドキ新学期』(作・はやみねかおる/講談社)、絵本に『だいくのたこ8さん』(作・内田麟太郎/くもん出版)、『ねこやのみいちゃん』(作・竹下文子/アリス館)、『しょうがっこうへ いこう』(作・斉藤洋/講談社)、『おすしですし!』(作・林木林/あかね書房)、『ぼくは ねんちょうさん』(作・サトシン/小学館)など。作・絵ともにオリジナル作品に『でんせつの いきものを さがせ! ネッシー・ツチノコ・カッパはどこだ?』(講談社)がある。
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