まんまるおめめがとってもキュートな8匹のネコが、表紙でにぎやかにお出迎えしている絵本。
何だか「早くページをめくって!」と言っているようです。
ページをめくると、最初に登場したのは、茶色いしましまが立派なネコのソガ。
ソガはグルグルが大好きで、お腹を見せてグルグルグルグル。
思わず、そのフワフワのお腹をなでたくなってしまいます。
次に出てくるのは体の小さいテン。テンは小さいので高いところの上り下りがまだできなくて、おねえさんネコのチョコがいつも手伝ってくれます。
(本当は、ちゃんと飛び降りできるのに、チョコに手伝ってもらっている甘えん坊なんですよ!)
そして、おねえちゃんのチョコは、ふわふわの前髪がチャームポイントのちょっぴりおテンバな女の子。さらに、嬉しいときに涎をたらすスマや、こわがりのプー、いたずらっ子のチュピ、仲良しなママチュとチビチュの親子。
全部で8匹の猫たちが、絵本に登場します。
実はこの8匹のネコ、みーんな絵本作家のどいかやさんが飼っているネコたちなんです。
じゃれ合ったり、なめ合ったり、ときには喧嘩をしたりするけれど、やっぱり最後は仲良しの8匹。彼らの生き生きとした姿は、読んでいる私たちまでウキウキと楽しい気分にしてくれます。
ネコたちの自由奔放な姿に思わず笑顔があふれる一冊です。
(木村春子 絵本ナビ編集部)
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