ポコとモコはひつじの双子。
そっくりに見えるけど、実は全然違うんです。
どんなところが違うのか、さあ、絵本を開いて探してみましょう!
この絵本の最大の魅力は、何と言っても1冊で「5種類のしかけ」を楽しめること!
縦に切られたページをめくることで、ドーナツを「はんぶんこ」できるしかけ、
横に折られたページをめくると、扉が開くようなしかけ、
縦に折られたページ開くと、上に長く伸びるしかけ、など、
赤ちゃん向けの絵本でこんなにも色々な種類のしかけを楽しめる絵本は、他にはなかなかありません。
そんな、「しかけが楽しい絵本」ではありますが、実はしかけがないページにも、魅力がたくさんあります。
大好きなパンやケーキがページいっぱいに描かれていたり、
色んな動物たちが遊ぶ中でポコやモコを探すページもあったり。
市原淳さんの絵も、とても魅力的です。
好きな食べもの、得意なこと、体型、将来の夢……いつも一緒にいる仲良し同士でも、似ているところもあれば違うところもある。それでも、やっぱり仲良しさん。
お話に込められたそんな想いも、読んでいるうちに自然と感じ取ることができるでしょう。
赤ちゃん絵本にしては「少し長いかも?」という印象を持たれるかもしれませんが、心配ご無用。どのページも休む間もないほど魅力がいっぱいで、気がつけば最後のページを迎え、お子さんはきっとこう言うでしょう。
「もういっかい!」
(洪愛舜 編集者・ライター)
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"はじめまして!
ふたごのひつじ、ポコとモコです。"
とってもなかよしで、とってもそっくりなふたりだけど、
ちがうところも、いろいろあるんです。
どこがちがうか、よーくみてみてね。
5種類のシンプルなしかけが楽しい遊園地みたいな1冊です。
そのなかで、ポコとモコがどんな子で、何が好きで、どんなことができて、
どんなちがいがあって、ふたりいっしょならどんなことができるのか、を紹介していきます。
子どもたちが少しずつ大きくなって、自我が芽生え、自分と他者との関係や
ひととちがうこと=「個性」を意識しはじめたときに、
それぞれの個性を尊重できることに繋がるといいな、と願っています。
とはいえ難しいことをぬきにして、
個性豊かでかわいいポコ&モコと仲良くなってもらえると嬉しいです。
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