ここは日本の南にある西表島。
海べの水がひくと、
広いどろの地面があらわれる――
「ひがた」だ。
ひがたのできる場所は、海になったり、
陸になったりする。
どろばかりに見えるけど、
よく見ていると…
たくさんの小さないきものに会える。
命のかがやきがつまった、
たからばこのような場所だ。
片方のハサミが大きなシオマネキや、
大群で移動するミナミコメツキガニ、
エサを食べたあとに
泥のだんごができるコメツキガニ…。
40年以上海の生き物を撮り続けてきた
海洋写真家が、
西表の干潟の小さな世界に見つけた
大自然の営みを紹介します。
自然への興味をはぐくむ写真絵本。
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