新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

てるママっち

ママ・30代・、女8歳 男7歳

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てるママっちさんの声

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自信を持っておすすめしたい 首が据わったら見てました  投稿日:2011/01/27
ちいさなうさこちゃん
ちいさなうさこちゃん 文・絵: ディック・ブルーナ
訳: いしい ももこ

出版社: 福音館書店
子どもたちに、3か月過ぎくらいから読んだ(・・・というか見せた)
本の中にブルーナの本があります。
まだ分からなくても、首が据わった時期から、はっきりとした
色使いの本を見せていました。
ブルーナの絵本では、0歳からの絵本として文字のない絵本もあり
そちらも持っているので、見せていましたが
やはり親としては、文がある方が読ませやすい。
結局こちらの方を良く読んでいました。

数か月の子どもでも、ブルーナの本は色彩も鮮やかで楽しいのか
目で追ったり、じっと見つめたりしていました。

この本はふわふわさんと、ふわおくさんのところに
小さなうさこちゃんが、うまれてくるお話。
なんだか、心がほんわかして優しい気持ちになります。

大きくなってからも、時々読みました。
大きくなると、ウシやニワトリなどの絵が面白い様子でした。
確かに良く見ると、ブルーナのウシって面白いかも。
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自信を持っておすすめしたい 古い本、でも皆読んでる、皆知ってる  投稿日:2011/01/24
しょうぼうじどうしゃじぷた
しょうぼうじどうしゃじぷた 作: 渡辺 茂男
絵: 山本 忠敬

出版社: 福音館書店
この本は古いお話なのですが、本当に面白い。

古いだけに、どの消防車も今のような最新型ではないのだけど
どれも動きがあってひきつけられます。

新しく大きい消防車の中で、ジープを改造して作られた、じぷた。
自分を悲しく思っているところに、出動指令があり大活躍。

皆それぞれが良いところを持っていて、必ず誰かの役に立つことができる。
じぷたを読むと、大人までもが励まされます。

子どもたちは、本当にこの本が大好き。
「う〜う〜」と消防車のまねをして遊んでいました。

古い本とはいえ、今だ確固たる人気を持つ本です。
児童館に行って、その時集まっていたお友達と
大きなブロックを使って消防車ごっこを始めたことがあります。
どこからともなく、誰かが「ボク、のっぽくん!」
「じゃあ、ぱんぷくんする!!」
「あと、誰がいたっけ??あ、救急車は、いちもくさん!」
「じぷたが、いないよ」
初めてのお友達もいたのに、皆知ってる。
同じ本を読んでて、いつの間にか皆が一つの絵本の世界で遊んでる。
同じ世界を共有してました。そういうの、いいですよね。

これくらいの年代には必ず皆が読んでいる。
古いにも関わらず、本当にそういう本なんです。
山本忠敬さんの味のある絵の素敵さも人気の一つでしょうね。
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自信を持っておすすめしたい 伝統的なお化けとリズミカルな文  投稿日:2011/01/23
おばけおばけのかぞえうた
おばけおばけのかぞえうた 作・絵: 広川沙映子
出版社: アリス館
子どもって、おばけが好きですよね。
なんだろう?怖いもの見たさなのかな???

この本は見るからに、お化けの本。
背景だって、黒とか緑とか。
なんとなく、こわーい雰囲気が漂ってる。

最初、長女は怖がったのだけど、しばらくしてまた「読んで」と。
そのうち、好きになりました。
多分、怖いんだけど、なんだか味のあるお化けたちに興味がわいたよう。

この本に出てくるお化けは、子どもたちが見たことのないようなお化け。
つまり伝統的なお化けたち。
天狗、河童、海坊主。
かさばけ、なんて最近見ないぞ!!
なかなか説明できないな、と思っていたら
最後に説明が載ってました。
そうだったのか〜、なんて大人まで一緒に楽しんで見ちゃいます。

数え唄になっているのだけど、シンプルな韻をふんだ文章も素晴らしいです。
お勧めの本です。
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自信を持っておすすめしたい えりちゃんになって幼稚園生活を楽しむ  投稿日:2011/01/23
わんぱくようちえん
わんぱくようちえん 作: 長崎 源之助
絵: 浜田 桂子

出版社: 童心社
幼稚園での生活の絵本です。

幼稚園に入った、えりちゃんとかずくん。
かずくんは右足が弱くてアルミの足で補強しています。
そのかずくんが気になるえりちゃんと、
負けん気が強くて意地っ張りのかずくんの話。

負けず嫌いで一生懸命頑張るかずくんが、非常に魅力的。
そのかずくんの姿を、えりちゃんの視線で、えりちゃんの言葉で
表現しているのもいい。

だんだん、えりちゃんとおなじように、かずくんを見て
かずくんを応援している自分に気づきます。
友達っていいね、っていうのが伝わってきて、思わず泣けてしまいます。

子どもには園の生活の様子も魅力的で楽しいようです。
幼稚園での生活が進むに従って、園に慣れていく様子や
様々な行事が楽しく描かれているのが幼稚園への興味を引き立てます。
幼稚園に入る前に読むと良いかもしれません。
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なかなかよいと思う 冬を知らない寂しさと、だからこその感動  投稿日:2011/01/20
こじまのもりのゆきのひのおみやげ
こじまのもりのゆきのひのおみやげ 作・絵: あんびる やすこ
出版社: ひさかたチャイルド
あんびるやすこさんの本は、どの本も長女の大好きな本。
どれも、絵も内容もとても暖かくて素敵です。

この本も、あんびるやすこさんの名前を覚えている長女が
これにする!と選びました。

冬眠して冬を見たことのない双子のやまねが
冬を見てみたいなあ、と思いを馳せます。

そういえば。
冬眠する動物がいるのは、もちろん知っているけど。
その動物たちは秋までしか知らなくて、冬を知らない。
当たり前のことだけど、良く考えるとちょっと悲しい。
子どもたちも、雪も見たことないんだなあ、雪遊びもしたことないんやなあ、と。
眠っていくその瞬間はどんな気持ちなんだろう、どんな感じなんだろう
そして起きた時はどんな気持ち?
いつもより、冬眠っていうことを深く考えました。

双子のやまねは何故か目が覚めてしまいます。
そして冬の山をちょっとだけ楽しむ。
その様子が、素敵な言葉で表現されています。
マフラーについた雪がブローチやレースみたい、って
とっても美しい。
なんだか、冬が手にとって見えるようで素敵です。

そして、双子を見守る、ししゅうねずみ。
その暖かさに心がほっこり和みます。

読んでいて心が暖かくなる本です。
冬に読みたい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 昔話の良さ 鬼は夢だったみたい!!  投稿日:2011/01/20
だいくとおにろく
だいくとおにろく 再話: 松居 直
画: 赤羽 末吉

出版社: 福音館書店
子どもが小さい時は昔話ってなるべく読むように心がけてましたが
子ども達がそれぞれに本を選ぶようになると
なかなか選んでくれません・・・。
でも、実際に読んでみるとその意外性や不可思議さに
大喜びなんですけどね。

この本は小さいときからある本なのだけど
長女が何故かこの表紙を怖がって読むことがなかった本です。

このお話はよく知られていますが、鬼が目玉を欲しがるところや
その鬼の子どもが目玉を楽しみに待っている、というところが
ちょっと怖いですよね。
でも、見方を変えればすぐに命を奪ってしまう敵よりも
ある意味変わっていてユーモラスでもあります。

この絵本の良いところは最後の部分を簡単に終わらせている所。
「きいたな!」と言う台詞も面白いし
それで鬼は消えておしまい。
大工がどうした、どう思ったとか、皆が喜んだとかは全くなし。
その分キレがよく、鬼の存在自体がまるで夢のように感じられます。

子ども達も読み終わってみれば、この鬼のお話が大好きに。
「スーホの白い馬」などで知られる赤羽末吉の野太いタッチの絵が
憎めない可愛い鬼を演出しています。
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自信を持っておすすめしたい 小さい子にも。人を大切に思う気持ち。  投稿日:2011/01/18
ずーっとずっとだいすきだよ
ずーっとずっとだいすきだよ 作・絵: ハンス・ウィルヘルム
訳: 久山 太市

出版社: 評論社
私の大好きな本です。

実は我が家の子どもが通う小学校の1年の国語の教科書にも載っています。
もともと購入して持っていた本だったので
2歳くらいに読みました。
ちょっと難しいかな、と思いつつ読んだのですが
当時の子ども達の反応を書き留めているので
それを記入したいと思います。
ちなみに、小学校で習っ時の反応は
恥ずかしいのか、教材として受け止めているのか
あまり反応がありません。
でも、毎日のように「お母さん、大好き」
と手紙を書いてくれるのは、この本の影響??
なんて思ったり。



エルフィーという犬とボクのお話です。

ずっと一緒に育ったエルフィー。
一緒に遊んで楽しんで。

でも犬の方が先に年をとっていきます。
年老いていくエルフィー。
そして死がおとずれます。
それでもボクはエルフィーの死を受け入れることが出来た。
それはなぜか。

エルフィーとボクとの絆が素晴らしく、こちらにも伝わってくる本です。

死という難しいテーマがありますが、それだけではない。
この本は、どうやって自分の好きな人たちにかかわるべきか、
大好き、と言葉にして伝えることがどんなに大切なのか
それを教えてくれます。

最初、何歳くらいに読ませるべきなのか、とちょっと考えましたが
あまりためらわずに読んでみてください。
きっと伝わるものが、あるはずです。

私はこの本を読むたびに泣いてしまいます。
でも泣きながら読んでいる私を見て、
同じように悲しい感情とか、複雑な感情がストレートに
伝わるのも、それでよいと思います。

この本を読んだ後、子どもたちは「大好き」と
必ず言ってくれます。
好きな人を大切に思う気持ち。
きっと伝わっている、そう思います。
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なかなかよいと思う 子どもは大喜び!でもトラって本当は???  投稿日:2011/01/18
おちゃのじかんにきたとら
おちゃのじかんにきたとら 作・絵: ジュディス・カー
訳: 晴海 耕平

出版社: 童話館出版
お茶の時間に現れたトラ。

トラは家にあるものを全て食べてしまい、
とうとう水道の水まで飲み干してしまう!
食べるものがなくなると、「おいとまします」と
去っていくトラ。
お風呂も入れず、食べるものもなく困っていると
お父さんが帰ってきて、外で外食。素敵なディナーの始まり!

なんだか、トラがお茶に来ること自体おかしいのに
そのトラに文句をいうどころか、尻尾なでたり頬ずりしたり
そんなトラを大切に思っていますよ、という雰囲気なのにも驚き。

とにかく非現実的で、非日常的なので
もうトラが喋ってることなんか当たり前!?みたいな気持ちに。

お父さんが帰ってきてからの機転のきいた対応といい
この家族がどこまでも幸せで心温まる雰囲気なのが良い。

子どもは、本が進むのと一緒にどんどん引き込まれて
トラが次は何を食べるのだろうか、とハラハラ。
そして最後のトラのラッパから出てくる「さようなら・・・」
がなんだか可愛くて、このトラ憎めないねみたいな。
なんだか、トラに愛情抱いてました。

とってもお勧めの本です。

ただ、大人の感覚からすると、どこか納得いかない違和感と
幸せな家族なのに、なにかしっくりこない影のような物を感じる。
どこかに暗い部分があるような・・・。

この著者はドイツ人作家の娘ですが、ナチスの手を逃れて
ドイツから逃げています。
なんとなく、何かを考えさせられる部分があるように思います。
非現実的で、非日常的なトラ。
お茶を飲んでいる幸せな家族の部屋に
普通に入ってくるトラ。
それでも、それを受け入れ笑ってしまう強さ。
そんなものも感じてしまいました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 余白、余韻の素晴らしい本  投稿日:2011/01/15
いやだいやだ
いやだいやだ 作・絵: せな けいこ
出版社: 福音館書店
この本のルルちゃんは、何でも「いや!いや!」

どの子にもルルちゃんみたいな、イヤイヤ時期ってありますよね。

何もかもイヤイヤ。
そしたら、お日様もお母さんも、おやつまでもがルルちゃんに
いやだ、いやだって。

この本には、どこにも、こうすればよかったね、とか
こうしようね、なんて言ってません。
最後に「そしたら、どうするの?」
ってだけ。
それで、終わっています。

説教したり、諭したりしないところが、
せなけいこさんらしい終わり方ですね。

解決策も何もないけど、
自分みたいに周りもいやだって言ったら、どうする??
って考えさせて終わる。

絵本って、シンプルな文体。
多くの言葉を語らない分、その余白、余韻で
読み手に考えたり想像したりする楽しみを与えてくれます。

この本は、そういった絵本の楽しみがいっぱいつまっています。

本の中のルルちゃんの顔が、また印象的。
なかなか良い表情なんです。

小さい時期の子どもが絶対ひきつけられちゃう
そんな本です。
参考になりました。 3人

なかなかよいと思う 子育てに必要なユーモア  投稿日:2011/01/14
おまじないつかい
おまじないつかい 作・絵: なかがわ ちひろ
出版社: 理論社
なかがわちひろさんのとても可愛い本です。

ゆらちゃんのお母さんは、ちょっと変わり者!?
忘れ物をしない呪文を唱えたり、
しゃっくりを止めるおまじないダンス!

ある日、友達に魔女?魔法使い?とからかわれ、
ゆらちゃんがお母さんに聞いてみると
なんと、お母さんはおまじないつかいだったんです。


お母さんが魔女だったり魔法を使える楽しい本もありますよね。
でもこの本は、ごく普通のちょっと陽気なお母さんが主役。
なんだか、とっても親近感が持てます。

ゆらちゃんがおまじないを使って成功したり、失敗したりする中で
色々なことを学んだり、感じたりする様子がユーモラスに、
そして暖かく描かれています。

子育てには、こういうちょっとしたユーモアや
ちっちゃいスパイスが必要。
でもなかなか難しいんですよね。
遊び心持って、楽しく子育てしようよ、改めて感じさせられます。

文字数も多くなく、すべてにルビがふってあり
小学校低学年から大丈夫です。

長女も最初一人で読んでいましたが、
寝る前の読書タイムに読み聞かせも。
弟も加わって、みんなで「こんな時には、このおまじない!」
なんて話も膨らみました。

壁にぶつかったり、ちょっとしんどい時。
ただ頑張るだけではなくて、心の中にちょっと抜け道を作ってあげる。
おまじない、って馬鹿に出来ない。
家族で、そんなことが話せるといいですね。
参考になりました。 2人

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