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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

新刊
うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜 (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

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もにいの

ママ・30代・茨城県、男7歳 女3歳

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もにいのさんの声

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なかなかよいと思う 立ち直りの早さに脱帽  投稿日:2008/11/23
ハトにうんてんさせないで。
ハトにうんてんさせないで。 作・絵: モー・ウィレムズ
訳: 中川 ひろたか

出版社: エムオン・エンタテインメント
はとがあの手この手で小さな体いっぱいに使って説得しようとする姿がいじらしい。したてにでていたハトが とうとうぶちきれるシーンでは大爆笑。小さい方から大人まで楽しめる。
最初から最後まで こちらを向いたハトの語りかけでストーリーがすすんでいく、という風変わりな本で、一回目は、あれっ?というかんじだったが、妙に印象的で、またページを開きたくなっってしまう。
最後の、立ち直りの早さ、発想の転換に思わず苦笑し、なんだか救われた気持ちになる。
すっかりこのチャーミングなハト君の虜になってしまいそう。
小さい本ながら、絵がシンプルで説得力があり、子供が大好きま乗り物をテーマにしてるので、読み聞かせでも盛り上がる。
せりふが短く、あっという間に終わるがインパクトは強烈!
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自信を持っておすすめしたい だじゃれに込められた痛切な人類愛!  投稿日:2008/11/22
桂三枝の落語絵本シリーズ(1) 美しく青き道頓堀川
桂三枝の落語絵本シリーズ(1) 美しく青き道頓堀川 作: 桂三枝
絵: 黒田 征太郎

出版社: アートン
だじゃれを駆使した面白い文章は、三枝さんならでは。
だが訴えていることは、環境汚染の深刻さについてで、非常にシビア。まさに、絵本を使った環境問題への痛烈なアピールである。大阪を愛し人類を愛する三枝さんの嘆きと訴えが心うつ。そして鋭い批判を、だじゃれとユーモアのオブラート包む優しさは、さすがである。
本当に理解できるのは、三年生ぐらいからかも。 しかし、低学年でも本当に理解はできなくとも、環境汚染が生物にあたえる影響について、考える機会になってよい。言い換えれば、小さい方かたから、お年をめした方まで、年齢に応じた深さで捉え方が出来る本であり、けっして、子供だましの娯楽本ではない。是非、学校の図書室や図書館で揃えていただきたい本である。
ただ、大阪や道頓堀川を知らない子供だと、反応が悪くて、もどかしい。私は関西人だが、子供達は関東で育った。読む前に、道頓堀や阪神タイガースファンの熱狂ぶり、グリコの看板などについて、一通り説明したが、どうもピンとこないらしい。出来れば、テレビなどで道頓堀での熱狂騒ぎを見た後に読むなどの演出が欲しい。また、ボケとつっこみの文化が浸透してないので、思ったところで笑いがとれず、拍子ぬけした。やはり文化の違いは大きい。だがオチも強烈なので十分読み応えはある。
絵もユーモラスでシンプル、シビアなページは深刻に描かれており、表現力があって、文章にピッタリあっている。
文章が長く、関西弁なので、読み聞かせにはかなり技術が必要。
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なかなかよいと思う たまらなく いとおしい!  投稿日:2008/11/21
よじはん よじはん
よじはん よじはん 作: ユンソクチュン
絵: イヨンギョン
訳: かみや にじ

出版社: 福音館書店
目にする物すべてに心を奪われ、その世界に没頭する姿が、たまらなくいとおしい。 「よじはん よじはん、 あ」というシンプルなせりふにそって物語が進んでいく。 「あ」というたびに、子供たちは、ドキドキ。「忘れちゃう、おそくなっちゃう」とはらはらし通し。子供は自分の姿と重ね合わせ、親は我が子の姿と重ね合わせ、共感を覚える。
レトロでやわらかい色彩の絵が、子供の世界をほのぼのとあたたかく描き出し、読者の心を癒す。 無事おつかいを果たして、自分の世界からにぎやかな家に戻れた時には 誰もが心からほっとする。
ずっと表情をおさえていた女の子が、最後に得意げに報告する誇らしげな表情がいい。  そして、すべてお見通しで受け入れる母親の表情も、心を和ませる。  今の日本には失われたほのぼのとした世界が
読者を優しい気持ちにさせる。
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なかなかよいと思う 子供の人生を変える一冊!  投稿日:2008/11/21
こんなしっぽでなにするの?
こんなしっぽでなにするの? 作・絵: スティーブ・ジェンキンズ ロビン・ペイジ
訳: 佐藤 見果夢

出版社: 評論社
動物の不思議な生態に 子供は興味津々! 動物の体って素晴らしい。なにげなくみすごしてきた動物の体の役割を知ることで、動物を見る目がかわりそう! かわいいだけの動物が知的好奇心の対象に変化。 
鮮やかで美しい切り絵とシンプルな文章は、小さい方を、無理なく生物の世界へと誘う。 小さい方が楽しく、動物の体について学べる本って意外と少ない。 この美しい、すっきりした本は、貴重な一冊である。科学の本への導入に最適。 この絵本との出会いが、まさに、生物学者への第一歩となるかもしれない。
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なかなかよいと思う ユーモアのなかに哲学が!  投稿日:2008/11/21
どうするどうするあなのなか
どうするどうするあなのなか 作: きむら ゆういち
絵: 高畠 純

出版社: 福音館書店
縦長の画面が、穴の深さをよく表現していて臨場感を誘う。
絵もストーリーも、ユーモアたっぷり。 ユーモアのなかに隠された哲学的な一面も見逃せない。 人は目先のトラブルにとらわれると、状況が変わったことにも、気づかないもの。
笑いのなかに、ほろ苦さの残る、あなどれない一冊。
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なかなかよいと思う まさにハッチンス・ワールド!  投稿日:2008/11/21
かえりみちを わすれないで
かえりみちを わすれないで 作・絵: パット・ハッチンス
訳: いつじ あけみ

出版社: 福音館書店
明るい色彩で のどかで楽しい田園の風景がつづられている。 まさにハッチンスワールド。  
「かえりみちを わすれないでね」という繰り返しと 機械仕掛けのようなかわいい動物たちだけでも 小さい方には楽しめるが やはり意味を理解出来るのは5歳ぐらいからだろう。
後から迫り来るお百姓さんのトラックにきがついてからは、もう大騒ぎ。ヤバイ、ヤバイよ〜、とハラハラドキドキ!無事おうちにたどりついて、おいしいごちそうにありついた幸せな光景に、子供達は心から安心する。
大事なことは、言葉ではなく、絵で伝えるハッチンスの力量が余すところ無く発揮されていて、さすが〜と感心させられる。 
ハッチンスの絵本は、いつも子供たちをとりこにする。
絵を読みとることが要なので、大勢の前での読み聞かせには向かない。
近くでじっくり楽しむのに向いている。絵を読みとる力も養われる。
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自信を持っておすすめしたい あっぱれ!日本の滑稽!  投稿日:2008/11/20
かえるをのんだととさん
かえるをのんだととさん 作: 日野 十成
絵: 斉藤 隆夫

出版社: 福音館書店
楽しくって、気分爽快!文句なしのお気に入り!
おいしそうにお団子をほおばる姿から、一転して恐怖の腹痛地獄!しかも、その先に待ち受けていたものは、さらなる壮絶な苦行〜!
腹の虫を、退治すべく、おしょうさまのすすめでいろいろなものを飲まされるととさん。 律儀に従うととさんであったが、飲まされるものはどんどんエスカレートし、ついには あんな物まで!
つぎは、何を飲まされるのかと、大人も子供もドキドキ ワクワク!
最後には あんな物まで飲まされてしまい、もうお先真っ暗〜、と思
いきや、さすが おしょうさま、ただ者ではない! 全部お見通し。
予想外のチビスケの大活躍に、子供も大爆笑!  一件落着、めでたしめでたし。その結末には、だれもが大満足。 何事もなかったように、仲良くゆうげをとる二人の姿には、晴れ晴れとしたやすらぎすら感じる。
絵は豪快ながらも あたたかく、ユーモラスで、日本特有の滑稽さを
余すところ無く表現している。あっけらかんとした文章に ベストマッチ。 ひょうひょうとしたかかさん、芝居がかったおしょうさまも いい味出している。
はっきりした絵と、展開のよいストーリー、おかしげでやわらかい言葉遣いと、三拍子そろっているので、読み聞かせに最適。 小さい方からおとなまで楽しめる。節分のころのおすすめ。この本を読んだ後の豆まきは、盛り上がること間違いなし!
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自信を持っておすすめしたい 脱帽のサービス精神!オチが最高!  投稿日:2008/11/18
ヤドカシ不動産
ヤドカシ不動産 作: 穂高 順也
絵: 石井 聖岳

出版社: 講談社
ヤドカリの不動産屋が お客様の要望に応え、楽しい家を 次々に紹介。  自分たちの光がきれいに見え、しかも個室を望むホタルの兄弟に紹介したのは、なんとかばの鼻の穴。  暗い川を灯台のように照らすカバの鼻には ビックリ!  子供も大喜び。 ページをめくるたびに 次はどんな おもしろい家かが登場するかと ワクワク。
ヤドカリは、威勢良く 驚きの家々を紹介して大満足。
そして最後のオチが たまらない! これぞ商売人の鏡、と言うべきサービス精神に脱帽! 絵も明るくのびのびしていて 気持ちが良い。
テンポもよく、オチがきいているので、大勢に 読み聞かせるのにも向く。 絵が楽しいので 小さい方にも楽しめる 年齢を問わない一冊。
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自信を持っておすすめしたい 生命の神秘の前では人間なんて小さい!  投稿日:2008/11/17
へんなの
へんなの 作: 中山 千夏
絵: 山下 勇三

出版社: 自由国民社
自然界には、人間の理解をこえた生物が たくさん存在する。
例えば、クマノミ。生まれた時は全員男の子。その中で 一番大きく育った子が、女の子になる。まさに、へんなのー!
海の不思議な生物を ジェンダーフリーの 豪快なおばさんが テンポよく紹介。
生命の不思議に感動! しかもその不思議な生物から、人間ってへんなのー、と言われ、万物のなかでは、人間の方が特殊だったのか、と納得する。 生物への興味、ジェンダーフリーの視点、など世界の見方が変わる一冊。 
絵も大胆で、無駄がなく、文章によくあっている。
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絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

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