

カッパのカッパーナちゃんは心配性ではずかしがり屋の女の子。明日おひさまがのぼらなかったらどうしよう? きゅうりが町から一本もなくなったら? 心配事は尽きません。
そんなある朝、街角で大好きなカッパーノに出会います。ところがカッパーナちゃんは胸がドキドキ、声がかすれてあいさつもできません。やっぱり声をかけたくて、その姿を探しまわるうちに、だんだんとカッパーノのことが心配になってきて……。
ふくらんでいく心配事に振りまわされ続けるカッパーナちゃんの姿は、こっけいだけど健気で愛らしく、どこか頼もしくもあるのです。一歩前に踏み出す勇気、これこそ愛の力でしょうか。
イタリアンテイストの異色なキャラクターで話題となった前作『カッパーノ』待望の第2弾。はちゃめちゃな展開だけれど、共感ポイントがたくさん! 子どもから大人まで一緒に楽しめる絵本になっています。走り出したカッパーナちゃん、あなたもきっと応援したくなっちゃうはずです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

カッパーナはカッパの女の子。いつも心配ばかりしています。もしも世界中のきゅうりがなくなったら? カラカラ大王がやってきたら? ある時、街角であこがれのカッパーノに出会ったカッパーナですが、あいさつをしそびれてしまいます。 やっぱりあいさつしたい、とカッパーノの姿をさがしまわるうちに、だんだん心配になってきて……。 好評だった絵本『カッパーノ』待望の第2弾。

『カッパーノ』にさりげなく登場していたカッパーナちゃんが主人公。
遠巻きに見つめるだけの佇まいよろしく、心配性だとか。
だからこそ、大好きなカッパーノへの純真な思いが切実です。
ただ「おはよう!」と言いたい、とは、ピュアなんでしょう。
そこからは、カッパーナちゃんの心配性が真っ直ぐに。
探しても出会えないもどかしさ。
でも、ほら、カッパーノがさりげなくいてる場所、いいですねえ。
そしてついに、愛ゆえの行動に。
ここは絵本の特性を生かした演出が愉快です。
そう、愛の前には、どんな敵もかなわないのですね。
ラストの迫力、脱帽です。
(レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子1歳)
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