戦争と平和の絵本・読み物(難民問題を考える)

戦争や迫害により故郷を追われた人の数は世界で1億2000万人に達したと言われ(2024年5月の数字)、今もなお増え続けています。安全な地域に逃れたからといって快適な生活を送れる保証はなく、子どもたちにとってもそれは同じ条件です。
世界中の誰も無関心でいられる時代ではなくなっている今、子どもたちの視点を通して描く物語を中心に、難民の生活の現状を考えるきっかけとなるような本をご紹介します。


戦後80年特集 戦争と平和の絵本

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主人公は、戦争によって親も家も奪われた幼い兄妹。火の手があがる街、歩き続ける人々の暗い表情、妹の涙。けれど、兄はこの困難な状況を「ぼうけん」だと言ってのけ、妹は兄の言葉を信じ、なんとか乗り切っていきます。しかし……。苦しい道を「希望」という物語に書きかえる、イラン発・平和を考える絵本。

せんそうがやってきた日

  • 絵本

作:ニコラ・デイビス  絵:レベッカ・コッブ  訳:長友 恵子 出版社:鈴木出版
ISBN: 9784790254072

税込価格: ¥1,650

2016年春、イギリスで、3000人の孤児の難民の受け入れが拒否され、同じ頃、座るイスがないという理由で難民の女の子が学校への入学を断られました。そのことを聞いて作者が書いた詩が、この絵本の元になっています。

ジャーニー 国境をこえて

  • 絵本

作:フランチェスカ・サンナ  訳:青山 真知子 出版社:きじとら出版
ISBN: 9784908214103

税込価格: ¥2,200

戦争がはじまり、なにもかもがめちゃくちゃになった――。安全な国をめざして森を抜け、海を渡り、母と子のながいながい旅が続きます。子どもの目線で語られる、心を揺さぶる物語。グラフィカルなイラストレーションが美しく、発表以降たちまち20ヵ国語に翻訳された注目作です。

ルブナとこいし

  • 絵本

文:ウェンディ・メデュワ  絵:ダニエル・イヌュ  訳:木坂 涼 出版社:BL出版
ISBN: 9784776408765

税込価格: ¥1,650

ルブナは、難民キャンプのテント村で、お父さんと暮らしています。ルブナのともだちは、こいし。こいしちゃんと呼んで、なんでも話しかけます。おにいちゃんのこと、生まれた国のこと、戦争のこと。しばらくして、ひとりの少年が、テント村にやってきて……。

難民の状況を知り、問題を考えるきっかけとなることを目指して作られた写真絵本です。新たな家をさがしもとめ、前を向いて生きている子どもたちと家族の姿をとらえています。

難民家族とはぐれた猫がボランティアの力で再会を果たすドキュメンタリー。子どもに親しみやすい猫を通じ難民問題を心で感じる絵本です。

子どもの視点から難民生活を描いたグラフィック・ノベル。ソマリアで生まれ、ケニアの難民キャンプで子ども時代を過ごした兄弟の、15年にわたる生活の記録です。

なんみんってよばないで。

  • 絵本

作:ケイト・ミルナー  訳:小寺 敦子 出版社:合同出版
ISBN: 9784772613972

税込価格: ¥1,760

何を持って、だれに別れを告げて、どんなふうに移動していくのか。安全に暮らせなくなった故郷を去り、難民として逃れる親子の物語。小学校低学年から読める、社会問題を知るための入門絵本。

 

作品一覧

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  • ともだちのしるしだよ
  • せんそうがやってきた日
  • ルブナとこいし
  • ジャーニー 国境をこえて
  • きみは、ぼうけんかnextプラチナブック
  • いえ あるひ せんそうが はじまった
  • 難民になったねこ クンクーシュ
  • トマスと図書館のおねえさん
  • 世界に生きる子どもたち 私はどこで生きていけばいいの?
  • ぼくのとってもふつうのおうち 「ふつう」のくらしをうばわれた なんみんのはなし
  • ブラディとトマ ふたりのおとこのこ ふたつの国 それぞれの目にうつるもの
  • モナのとり
  • まいごのねこ
  • 世界の難民の子どもたち(5) 「ユーラシア」のレイチェルの話
  • バラ咲くじゅうたんのあるところ
  • ティーカップ
  • しあわせなときの地図
  • いまは、ここがぼくたちの家 ウクライナから戦争を逃れてきた子ども
  • ぼくたちのことをわすれないで ロヒンギャの男の子 ハールンのものがたり
  • ぼくのなまえはサンゴール
  • ようこそ!わたしの町へ 家をはなれてきた人たちと
  • カーリンヒェンのおうちはどこ?
  • 今、世界は あぶないのか? 難民と移民
  • 世界の難民の子どもたち(4) 「ジンバブエ」のジュリアンの話
  • 世界の難民の子どもたち(1) 「アフガニスタン」のアリの話

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