しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑
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絵本紹介
2024.07.23
夏の風物詩といえばお祭。どんなに暑い一日だったとしても、暗がりに連なるちょうちんやにぎやかなお囃子、威勢のいい出店のかけ声を聞いた途端、疲れも吹っ飛んでしまいます。たくさんの笑顔を想像すれば、お祭を支える人たちも暑さに負けてはいられない、準備も気合が入ることでしょう。
人気シリーズ絵本の中にも、お祭を舞台にした作品が! 迫力満点の重機を操縦するもぐらたちの姿がかっこいい『もぐらけんせつ』シリーズ2作目は、お祭の準備に大忙しのもぐらけんせつのみんなが橋の建設にチャレンジ。盛大なお祭もみどころです! 焼きそば、わたあめ、フラッペ、おみこしなど、お祭にちなんだものが出てくる『どんどんめくり』は、上下に分かれたページを別々にめくっていく度にあれ、あれれれー?!242種もある奇想天外な絵とことばの組み合わせに笑いが止まりません。
ほかにも優しい夏の装いが心くすぐる石井睦美さんと布川愛子さんの「おようふく絵本」シリーズ、わかりやすい解説とポップなイラストで宇宙の不思議に迫る「はじめての なぜなにふしぎ えほん」シリーズと親子で楽しめる本が顔を揃えました。この夏の絵本タイムに、ぜひ!
出版社からの内容紹介
めくってあそぶ絵本、第2弾。どんどんめくって、わっしょい!たのしい!かいせんどんに、やきにくどん、ひんやりおいしいほっきょくフラッペ!だるまにこけし、ひとつめこぞう・・・あれあれ・・・!?上と下を別々にめくると、どんどんおかしなものができてくる!さいごはぴーひゃら、たのしいお祭り!!絵とことばの組みあわせ、242種をたのしむ絵本。
この書籍を作った人
兵庫県生まれ。武蔵野美術短期大学卒。イラストレーターのかたわら絵本を学び、第27回講談社絵本新人賞佳作を受賞。「大人もいっしょに楽しめる、子どものための絵本」の制作をつづけている。絵本の作品に『くうたん』(講談社)、『もぐてんさん』(岩崎書店)がある。夫・娘・息子・亀・犬とともに千葉県松戸市在住。
出版社からの内容紹介
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さあ 花さんたち、
きょうも 森の みんなに えがおを とどけようね
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大好評! 「もりのえほん」シリーズ第4弾は、花のことばがわかる、おおかみさんの物語です。
おおかみさんは、花のことばがわかる森の花屋さん。毎日花たちと、森の動物たちに笑顔を届けたいねと話しています。そんなおおかみさんのお店には、たくさんの動物たちがやってきて、思い思いに花を買っていきます。ある日、おおかみさんは花の配達へ行きました。うさぎさんがパーティーのコサージュ用に黄色のチューリップを注文していたのです。ところがうさぎさんはケガをして、すっかり落ち込んでいました。そこでおおかみさんとチューリップは、あることを思いつきました。どんなことでしょう?
「花には誰かを幸せにする力がある―」「誰かを幸せにすることが自分の幸せにも繋がっている―」そんなことを感じさせてくれる、ふくざわゆみこさんの心温まる物語。
*** 『もりのはやなやさん』の見どころ ***
■どの巻にもさり気なく同じ動物たちや場所が登場し、物語の世界がどんどん広がりを見せます。どこに誰が描かれているか探してみてくださいね。
■一筆一筆ていねいに描かれた動物たちや草花も、物語をふくよかなものにしています。
■ホテルで繰りひろげられる、森の動物たちのパーティーも見どころです。
*** 対象年齢 ***
読んであげるなら 3歳から
自分で読むなら 小学低学年から
この書籍を作った人
東京生まれ。絵本作家、漫画家。絵本に、「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん」シリーズをはじめ、『ミミちゃんのぬいぐるみ』(以上福音館書店)、『おひるねネコさん』(佼成出版社)、『ぎょうれつのできるパンやさん』『むしのかくれんぼ いないよいないよいませんよ』(以上教育画劇)、『イノザブロウとあたらしいおともだち』(PHP研究所)、『のねずみチッチ』(のら書店)などがある。
出版社からの内容紹介
もうすぐ、ぽんぽこ寺のお祭りです。町の工事の会社、もぐらけんせつでも、祭りのじゅんびに大いそがし。
そこへ、ぽんぽこ寺の和尚さんが泣きながらやってきました。
「お寺の橋がこわれてしまったんです。これではみんなにお祭りにきてもらえません」
そこでもぐらけんせつのみんなは、大いそぎで橋の建設にとりかかりました。ところが、川の中に柱を立てなければならないし、橋の工事は大変です。そこでおやかたは、ビーバー材木店のとうりょうにたすけをもとめました。「おやかたのたのみじゃあ、ことわれんな」ビーバー材木店ともぐらけんせつが力を合わせて、橋はどんどんできていって……。
ショベルカーやクレーン車をはじめ、ポンプ車、フォワーダー、パイルドライバーなど、かっこいい重機が大かつやく! 橋ができていく様子や、盛大なお祭りを絵で楽しめるおはなし絵本です。
出版社からの内容紹介
シリーズ第4弾!いよいよ完結。「おそろい」って、だいすきなひととずーっといっしょにいるみたい!なつのあさです。せみのなきごえで目をさましたさきちゃん。「あーそーぼー」と、すりちゃんがやってきました。あさがおで色水をつくったり、ひまわりばたけでおいかけっこ!たっぷりあそんださきちゃんとすりちゃんが木かげでやすんでいると、おばあちゃんからしましまの布が届きました。さきちゃんはいいことを思いつき、ふたりでしたてやのミコさんのお店にむかいます。
この書籍を作った人
神奈川県生まれ。『五月の初め、日曜日の朝』で毎日新聞小さな童話大賞と新美南吉児童文学賞を受賞。他にも、絵本の翻訳『ジャックのあたらしいヨット』(産経新聞出版文化賞)、『皿と紙ひこうき』(日本児童文学者協会賞)、駒井れん名義の『パスカルの恋』で朝日新人文学賞を受賞。著書に「すみれちゃん」シリーズ、『キャベツ』『兄妹パズル』『卵と小麦粉それからマドレーヌ』『群青の空に薄荷の匂い』、『おにんぎょうさんのおひっこし』『あそびましょ』『しろうさぎとりんごの木』、絵本の翻訳に『美女と野獣』など。
この書籍を作った人
東京芸術大学美術学部デザイン科卒業。おもに広告、書籍装画、雑誌、絵本、ステーショナリーなどの絵を手がけている。絵本作品に、『ひみつがあります』(白泉社)、『はるのワンピースをつくりに』(ブロンズ新社)、『さんびきのくま』(フレーベル館)、『ちいさなはなよめぎょうれつ』(偕成社)などがある。
みどころ
こんちゃんは虫が大好き。なかでも一番好きなのはカブトムシ!
そんなカブトムシと、もし一緒に遊べることができたら…?
冬のある日、こんちゃんは森で出会うのです。大きな大きな幼虫に。家に持ってかえって大事に育てると、夏も真っ盛りになった頃、地面の上に出てきたのは、自分とほぼ同じ大きさになったカブトムシ。こんちゃんは「カブトくん」と名付けます。
カブトくんは、食いしん坊。大きなスイカをシャミシャミ食べます。
朝は日曜日のお父さんみたいになかなか起きてきません。
力持ちだけど体は軽くて、羽を上手に使って縄跳びができて、お風呂は上手く入れません。
…と、ここまで読んでいるうちに、虫の苦手なママも思うはず。
「カブトくんと一緒に遊ぶ子どもたちの楽しそうなこと!」
それがどれだけ嬉しいことなのか、伝わってくるのです。(カブトくん、ちょっと大きすぎるけどね)
だけど、カブトくん。夜の街に飛び出してみて思います。
「とっても明るいけど、美味しいものはなさそうだなあ」
ちょっと元気がなくなってきて…。
そうですよね。カブトくんの本当にいるべきところはここではないのかもしれません。こんちゃんだって、わかっています。だって、本当にカブトくんのことが好きだから! こんちゃんの決心は簡単ではないけれど、それはとっても大事な経験です。
『カブトくん』は昆虫が大好きな作者タダサトシさんが初めて手がけられた絵本だそう。子どもの頃のワクワクした思いをベースに作られていると聞いて納得です。その興奮と喜びが素直に表現されている絵とストーリーに、子どもたちはもちろん、周りの大人だって巻き込まれていってしまうのです。食わず嫌いと言わず、ぜひ親子一緒にその喜びを味わってみてくださいね。
この書籍を作った人
1968年、東京に生まれる。多摩美術大学絵画科卒業。子どもの頃からの昆虫が大好きで、物心ついたときから虫と友だちになれると信じ、絵や工作でも表現して楽しんでいた。カブトムシの背中に乗って、空を飛ぶという夢を絵本にした『カブトくん』が、子どもたちの大きな共感を得ている。
出版社からの内容紹介
じっちゃとばっちゃが小さなかぶの種をまくと,どんどん大きくなってひとりでは抜けない! みんなが手伝って,最後はネズミまで助けてくれて…。広く親しまれていて,小学校の教科書でも紹介されているロシア民話。同じ音のことばのくり返しが楽しく,英語を身につけるのにピッタリな物語です。
CD付き英語絵本。日本語対訳ガイド付き。
出版社からの内容紹介
昆虫のすごいパワーをみなさんは知っていますか? 昆虫は地球にとって、なくてはならない生き物です。昆虫がいないと、草にも木にも花は咲かず、実もみのらず、食べるものが何もなくなってしまいます。花粉をはこぶだけではありません。土をたがやし、不要なものをかたづけ、病原菌がふえるのを防ぎます。人間のために、薬になったり、食べ物になったりもします。絶滅の危険がせまるなか、この小さな働きものたちを守るため、わたしたちに何ができるのか提案します。
出版社からの内容紹介
「うちゅう」のふしぎがたくさんつまった、大好評シリーズ第3弾!
子どものそぼくな疑問やふしぎをイラストでわかりやすく解説する、大好評の「なぜなにふしぎ」シリーズ第3弾のテーマは「うちゅう」。「月が、あとをついてくるように見えるのはなぜ?」「星って、みんなまるい形なの?」「うちゅうには、音やにおいはあるの?」「ブラックホールって、いったいなに?」といった、うちゅうのなぞにふれ、親子で学べる1冊です。
この書籍を作った人
神奈川県生まれ。デザイン事務所を経て、98年よりフリーイラストレーターとなる。書籍、広告、雑誌の挿絵を手掛けるほか、オリジナル雑貨も制作。著書に「てづかあけみ はじめてのえほん」シリーズ、『和英えじてん』『英和えじてん』(共にパイ インターナショナル刊)がある。
文/竹原雅子
編集/木村春子