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はっけんずかんプラス 妖怪

はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)

しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

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むげんことわざものがたり

むげんことわざものがたり(偕成社)

好評につき2刷!ことわざがつながって、ひとつの物語になったおもしろ絵本

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連載

注目の新刊&オススメ絵本情報

2021/03/25

【連載】3月の注目の新刊&オススメ絵本紹介 〜翻訳絵本・児童書・子ども向け実用書〜

【連載】3月の注目の新刊&オススメ絵本紹介 〜翻訳絵本・児童書・子ども向け実用書〜

新しい季節を迎え、色々なものとの卒業を迎えるお子さんも多いことでしょう。短いおはなし絵本から卒業して、長めのおはなしへ。絵本を卒業して、幼年童話へ。幼年童話を卒業してヤングアダルト文学へ……。そんな次のステップへ準備をはじめるのにピッタリの絵本・幼年童話・児童書をご紹介します。
●大人にもオススメの翻訳絵本5選。
●繊細なタッチが人気の画家、イザベル・シムレールのスケッチ集。
絵本の醍醐味は絵を味わうこと。そう私たちに教えてくれるのは、フランスの絵本作家、イザベル・シムレール。
彼女の描く生き物は、毛の一本一本まで繊細で、グッと引き込まれるほど魅力的。そんなイザベル・シムレールの作品を心行くまで堪能できるスケッチ集が『しぜんのおくりもの』です。
デッサンだからこそ感じられる筆のタッチや、間に登場する彩色豊かな一枚絵。その多彩さに、息をのむ読者も多いと思います。
作者の視点をじっくりと味わえる一冊です。

しぜんのおくりもの しぜんのおくりもの」 作:イザベル・シムレール
訳:石津 ちひろ
出版社:岩波書店

イザベル・シムレールのスケッチ集。アリ、カマキリ、タコ、カバ、オカピ、ケツァール、バオバブ……心ひかれる昆虫や動物や植物を好奇心たっぷりに描きます。「観察と夢想のあいだをさまよいながら作る」という絵本創作の舞台裏へ誘ってくれる、楽しい一冊。自然からの崇高なおくりものを、作家と一緒に味わいましょう。



岩波書店のWEBマガジン「たねをまく」にて、特集ページ「イザベル・シムレールのゆめみる絵本たち」が公開中です。
★新刊★アメリカのベストセラー絵本作家、初の作絵絵本。
全米累計発行部数100万部を超えるベストセラー絵本『ドラゴンはタコスがだいすき』の絵を手がけたアメリカの絵本作家、ダニエル・サルミエリ。
彼がはじめて文章と絵を両方手がけた作品です。
津々と雪が降る夜、普段出会うことのないクマとオオカミが出会います。
まだまだ雪の残る地域も多い3月。雪の美しさ、クマとオオカミが感じた奇跡を一緒に体感してください。

クマとオオカミ クマとオオカミ」 作:ダニエル・サルミエリ
訳:やまぐち ふみお
出版社:評論社

雪が毛皮に舞い落ちるかすかな音さえも聞こえるような静かな夜。クマとオオカミが出会います。ふだんはけっして近づくことのない2頭が、美しい自然のなかで宝物のような時間を過ごし、お互いを近くに感じる奇跡。アメリカのベストセラー絵本を多数く手がけた著者が初めて絵と文章の両方を手がけた作品です。

★新刊★美しい絵と共に、地球をもっと知りたくなる科学絵本。
新型コロナウイルスにより、旅行や外出を制限されてきた1年。世界に目を向ける機会がグッと減ったという方も多いのではないでしょうか? そんなときはこの絵本を開いて、主人公の少年「クイン」の語りに耳を傾けましょう。クインが教えてくれる、地球上の色々な場所やそこに住む人、たくさんの生き物や自然、乗り物、仕事……。ページをめくる度に、視野がグーンと開けてきて、空を仰ぎ見るような開放感を感じることでしょう。
プーさんとであった日』と『おーい、こちら灯台』で、アメリカでその年に出版された最も優れた子ども向け絵本に贈られる「コールデコット賞」を2度も受賞した作者ソフィー・ブラッコールが今の子どもたちに贈る。新しい地球生活ガイドブックです。

地球のことをおしえてあげる 地球のことをおしえてあげる」 作・絵:ソフィー・ブラッコール
訳:横山 和江
出版社:鈴木出版

宇宙からくる、だれかさんへ。
地球がどんなところかしってる?
ぼくがきみに、おしえてあげる。

コールデコット賞に2度輝いた絵本作家ソフィー・ブラッコールの集大成!

ソフィーは、ユニセフとセーブ・ザ・チルドレンを支援するために世界中を旅するなかで出会った、何千人もの子どもたちにインスピレーションを得て、わたしたちのふるさとである地球を紹介する物語を作りはじめました。
それから、5年の歳月を経てついに刊行!
地球のすべてを紹介しながら、同じ星に存在する仲間として、あらゆるものと共に生きていこうとよびかけます。

米タイム誌 2020 YA/絵本 ベスト10に選出!
ニューヨークタイムズ2020子どもの本ベスト25に選出!



★新刊★明るい視点を持って「死」と向き合う絵本。
『おじいちゃんがおばけになったわけ』や『わすれられないおくりもの』、『ぶたばあちゃん』など、大切な誰かとの別れを通して、子どもたちに「死」と向き合うことを伝える絵本。絵本の中でも大切な役割を担っているテーマのひとつです。
そんな「死」を向き合う絵本に、韓国から新しい作品が仲間入りしました。
おじいちゃんの元にやってきた、お客さま。白くて丸くて、ちょっぴり透き通ったその姿は、どこか笑いを誘います。お客様を迎えて、とても楽し気に「旅じたく」をはじめるおじいちゃん。おじいちゃんに旅先でのことをいろいろ教えてくれるお客さま。本当は悲しい別れのはずなのに、その姿を見ているうちに、おじいちゃんの旅立ちを微笑ましく見守りたくなる作品です。

おじいちゃんのたびじたく おじいちゃんのたびじたく」 作:ソ・ヨン
訳:斎藤 真理子
出版社:小峰書店

静かに暮らすおじいちゃんのもとに、ある日、おきゃくさまがやってきました。おじいちゃんは大喜びで、旅に出る支度を始めます。誰にでも訪れる「旅立ち」を、あたたかくやさしいまなざしで描いた韓国の絵本。


★新刊★”あの”名場面がよみがえる!
『ふたりはともだち』や『ふたりはずっと』などの作品を通して、がまくんとかえるくんの友情を描き続けた、20世紀アメリカを代表する絵本作家、アーノルド・ローベル。2021年は、「がまくんとかえるくん」が誕生して50周年を迎える年です。50周年を記念して、シリーズ4作の中から、ふたりの名場面を1冊にまとめた記念誌的絵本が出版されました。
今は絵本から離れてしまった大人の方も、ページをめくればすぐに「がまくんとかえるくん」と出会った頃を思い出すはず。読み終わった後、「がまくんとかえるくん」シリーズを再読したくなる一冊です。

ふたりはずっと かしこいちえの ことばしゅう ふたりはずっと かしこいちえの ことばしゅう」 作:アーノルド・ローベル
訳:三木 卓
出版社:文化出版局

Frog and Toadが誕生して50周年。ふたりの友情の言葉と知恵と、『ふたりはともだち』『ふたりはいっしょ』『ふたりはいつも』『ふたりはきょうも』の4冊の名場面を集めた本です。



2018年に訳者の三木卓さんにインタビューを行いました。
●はじめての一人読みにピッタリ! 幼年童話からYA文学まで。
★新刊★くまの子ウーフはいつだって、子どもたちの友だちです。
遊ぶこと、食べること、そして考えることが大すきなくまの子といえば……? そう! 神沢利子さんと井上洋介さんが生み出した、青いオーバーオール姿の「ウーフ」です。
1969年の刊行以来、多くの子どもたちと共に歩み続けてきた「くまの子 ウーフ」のおはなしが、小学校低学年のお子さんにも親しみやすい、オールカラーの幼年童話としてよみがえります。3月には全5冊シリーズの4冊目と5冊目が出版されました。

くまの子ウーフのおはなし(4) おひさま はだかんぼ くまの子ウーフのおはなし(4) おひさま はだかんぼ」 著:神沢 利子
絵:井上 洋介
出版社:ポプラ社

好奇心の強いくまの子ウーフが日々の暮らしの中で出会う疑問をテーマにした「くまの子ウーフの童話集」(全3巻)は、ウーフが一生懸命考える姿を通じて生きることの本質と喜びを鮮やかに描き出し、ロングセラーとして世代をこえて愛読されてきました。
このウーフの物語を、小学校低学年の子どもたち向けて、親しみやすい幼年童話の形でお届けします。
各巻2話収録、オールカラーの挿絵で、初めての一人読みに最適です。

本書は「おひさまはだかんぼ」「くまの子ウーフのかいすいよく」を収録。

くまの子ウーフのおはなし(5) ぴかぴかのウーフ くまの子ウーフのおはなし(5) ぴかぴかのウーフ」 著:神沢 利子
絵:井上 洋介
出版社:ポプラ社

好奇心の強いくまの子ウーフが日々の暮らしの中で出会う疑問をテーマにした「くまの子ウーフの童話集」(全3巻)は、ウーフが一生懸命考える姿を通じて生きることの本質と喜びを鮮やかに描き出し、ロングセラーとして世代をこえて愛読されてきました。
このウーフの物語を、小学校低学年の子どもたち向けて、親しみやすい幼年童話の形でお届けします。
各巻2話収録、オールカラーの挿絵で、初めての一人読みに最適です。

本書は「ぴかぴかのウーフ」「ウーフはあかちゃんみつけたよ」を収録。

【推薦コメント】
●谷川俊太郎さん
「くまの子ウーフ」に初めて会った。ぼくはもうおじいさんだけど、ウーフとつきあってると、今のこのキツイ世界にもどこかでウーフが無邪気に生きてるんだと思うようになった。 

●角野栄子さん
くまの子ウーフは、いつもいつも考える。「なぜ?」「どうして?」「知りたいな!」
ウーフといっしょに歩いてみたら、「発見」「発見」「ふしぎ発見!」
ウーフもわくわく、みんなもわくわく。ほら、世界がピカピカ光り出したよ。

●菊池亜希子さん
好奇心の赴くままに全力でかけまわるオーバーオール姿の我が子を捕まえて、ぎゅーと抱きしめ匂いを嗅ぐ。「きっとウーフって、こんな匂いなんだろうな」と、かつてウーフだった私は思うのだった。

●がんばれ、れたーくん! 小さな郵便屋さんの初仕事。
絵本を読んでもらうことから、自分で読む「一人読み」への最初の一歩は、カラーの絵がたくさん入っていて、おはなしも身近なテーマなのがオススメです。
『こけももむらの ゆうびんやさん』は郵便配達という身近なお仕事を取り上げています。おはなしの内容も、郵便屋さんになりたての「れたーくん」が、はじめて郵便を届けるというもの。はじめて一人で本を読む子どもの気持ちとリンクしていて、スッとおはなしの世界に入り込むことでしょう。
こけももレストランや市場、もーもー牧場など、細かいところまで描きこまれたイラストは見ごたえ満点! あっという間に、こけもも村のことが大好きになって、続きが早く読みたくなりますよ。

こけももむらのゆうびんやさん こけももむらのゆうびんやさん」 作:よこた あきこ
絵:みなみ あきこ
出版社:岩崎書店

れたーくんは、なりたてほやほやの、ゆうびんやさん。はじめてのはいたつに、はりきって、でかけます!ねずみたちがたのしくくらす、 こけももむらは、どんなところかな?



●「ゆかいなことば つたえあいましょうがっこう」シリーズに新しい仲間が登場!
句読点に反対の意味を持つ言葉、小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」がついた言葉など、大人は意外と気づかない日本語の面白さ、難しさを、動物たちを通して発見することができる「ゆかいなことば つたえあいましょうがっこう」シリーズ。小学校低学年から楽しめる幼年童話です。
最新刊で取り上げるのは「でんごんゲーム」。「1年1組のモモちゃんがけがをした」というニュースが伝言されている間にどんな言葉に代わるのか、それは読んでのお楽しみ! 読み終わった後は、家族や友だちと伝言ゲームをしてみるのも良いですね。

でんごんゲーム でんごんゲーム」 著:宮下 すずか
絵:市居 みか
出版社:くもん出版

「となり」が「とり」に、「かわいそう」が「かわうそ」!? 

1年1組のモモちゃんがけがをしたというニュースが、伝言ゲームされて大騒動に!
「あいだに だれかが はいると、もともとの ことばや ぶんしょうが かなり かわっていってしまいます。『あかい花』と いったのに、『あおい花』に なってしまうことだって あります。きいたことを そのまま、口で まちがいなく せいかくに あいてに つたえるのは、なかなか むずかしいことですね。」

伝言する難しさや楽しさを描いた幼年童話。
国語が楽しくなる読み物シリーズ第5弾。

★新刊★ポプラ社から、エンタメノベル文庫レーベル、創刊!
2021年3月、児童書出版社ポプラ社から、新たにエンタメノベル文庫レーベル《キミノベル》を創刊しました。
"キミとつながる、エンタメノベル文庫"をテーマに、「創作」「名作」「ノベライズ」「ノンフィクション・その他」と多岐にわたるラインナップが毎月刊行されると注目を集めています。
創刊第一弾となる9タイトルの中で、今回ご紹介するのは、「本の怪談」シリーズで人気の緑川聖司さんの新シリーズです!

ポプラキミノベル 図書室の怪談 悪魔の本 ポプラキミノベル 図書室の怪談 悪魔の本」 著:緑川 聖司
絵:浮雲 宇一
出版社:ポプラ社

キミとつながる、エンタメノベル文庫。
《キミノベル》 2021.3 創刊!

「本の怪談」の緑川聖司がおくる、図書室で出会う"呪われた本"を巡る恐怖満載のホラー新シリーズが開幕!

中学1年生の大樹は、いじめられていたクラスメイトをかばったことが原因で、自分がいじめの対象になってしまった。ある日、図書室で見つけた「悪魔の本」を読み始めると、彼の周囲でおかしなことが起こり始める。彼をいじめるクラスメイトが本に書かれているのと同じような事故にあったり、幼馴染の陽奈にも異変が……。見知らぬ青年に「その本はとても危険な本だから僕に渡して」と言われるが断る。危険を感じた大樹は、神社の神主さんにお祓いをしてもらおうとしたが、すでに彼は「悪魔の本」と契約を交わしており、逃げられない運命に。図書室で出会う女の子、幼馴染、謎の青年、神主さんにもそれぞれ秘密がありそうで、真実を言っているのは一体誰なのか、大樹は呪われた本から逃れられるのか!?
?目次
第一話『四時四十四分の怪談』
第二話『テケテケさま』
第三話『白い人』
第四話『黒い人』
第五話『怪談系』
第六話『ヤツルギさま』
第七話『丑の刻参り』
第八話『肝試し』
第九話『呪いのDVD』
第十話『赤い靴』
第十一話『路上ライブ』
第十二話『長い廊下』
第十三話『山道』
第十四話『おばあさん』
第十五話『首無しライダー』
第十六話『悪魔の契約』

●プログラミングの考え方を知る第一歩にオススメ!
「くもんのSTEMナビ プログラミング」シリーズは、子どもたちに親しみやすいキャラクターと、コマ割の絵本のような分かりやすいページ構成で、はじめてプログラミングについて学ぶお子さんだけでなく、お子さんにどうやってプログラミングについての考え方を教えるか悩んでいる親御さんにもオススメのシリーズです。
専門的な知識や難しい言語を伝えるのではなく、プログラミングについての考え方を知る第一歩位に、親子で手に取ってみてください。

ゼロとワンが紹介 プログラミング言語のいろいろ ゼロとワンが紹介 プログラミング言語のいろいろ」 著:エコー・エリース・ゴンザレス
絵:グラハム・ロス
訳:山崎 正浩
監修:石戸 奈々子
出版社:くもん出版

コマわりの絵本形式で、プログラミングやコンピューターの基礎知識を学ぶシリーズ。各巻のナビゲーターが、身近な例をまじえて紹介してくれるので、実際のプログラミングを学んだことがなくても、楽しく読むことができます。
この巻のナビゲーターはゼロとワン。人間のアイデアをコンピューターに伝えてくれる「プログラミング言語」について考えます。プログラミング言語がどのようにはたらくのか、おおまかな分類、代表的なプログラミング言語の特徴まで、やさしく紹介。

●3月の新刊&オススメ動画公開中。

※掲載されている情報は公開当時のものです。

テキスト:木村春子(絵本ナビ)

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