1984年、福井県生まれ。2007年、京都精華大学デザイン学部ビジュアルコミュニケーション学科卒業。2010年、製作した絵本のサンプルが、ボローニャ児童書ブックフェアの会場でイタリア人編集者の目にとまり、翌年、絵本作家としてデビュー。それを機にイタリアに渡り、ミラノを拠点に創作活動を行っている。本書は、2012年にボローニャ国際絵本原画展に入選した「まほうつかいうさぎと100のコーヒー」を絵本化した作品である。2013年には同原画展において国際イラストレーション賞を受賞。幻想的、かつ繊細な筆致が高く評価され、メディア等でも話題となる。その受賞作を絵本化した“El viaje de PIPO”(『ぴっぽのたび』)、2匹のネコを主人公にしたハートフルな絵本 “Dove batte il cuore”(『きみへのおくりもの』)、イタリアデビュー作“Questo posso falro”(『なんにもできなかったとり』)の日本語版は小社より刊行。いずれも読者より大きな反響を得ている。