街には元気な車がたくさん走っています。 電線がショートしたら、バゲットトラック(高所作業車)。 火事が起これば、ファイヤートラック(消防車)。 バスが故障して道路で動けなくなれば、タウトラック(レッカー車)。 ガベージトラック(ゴミ収集車)は、人知れず街中のゴミを集めて走っています。
ある日、街に雪が降りました。 雪はどんどん積もって、あんなに元気に走っていた車たちも立往生。
そんな中、ひっそりとガレージへ行って、雪かき用のシャベルを装備した、スーパートラックがいました! その正体とは?!
何年かに一度、大雪に見舞われるニューヨークの街で、実際に大活躍するスーパートラックは、きっと子どもたちのヒーローなのでしょう。 そんなニューヨークの働く車たちを、スタイリッシュに描いています。 金原瑞人さんの訳文もリズミカルで、読みながらワクワクします。
いつもは目立たず、あまり評価もされない車だって、みんなのヒーローになれる! 子どもたちに夢と勇気を与えてくれる絵本です。
(福田亜紀子 元絵本編集者)
いつもは元気にはたらく車たち。でも、雪の日に、動けなくなったそのとき、あるトラックが秘密の倉庫で大変身……!心あたたまるお話
毎日こつこつと地道にごみを集めてまわるガベージトラックが、雪の降り積もった日に、スーパートラックに変身して大活躍をしていることを知らなかった私でした。スーパートラックに変身している姿もかっこいいと思いましたが、ごみを集めている仕事に「ごくろうさまです!」と感謝したいです。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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