息子が大好きな近藤薫美子さんの絵本です。
近藤さんの絵本の中でも、特に息子は気に入っていたようで、
何度も読み返し、読み聞かせをせがまれた一冊です。
事の始まりは、アリが見つけた森林伐採の立て札。
「人間がやってくる!たいへんだ!たいへんだ!」
アリの知らせを聞いたくぬぎの木の住人たち。
それはもう大騒ぎです。
その様子が手にとって解かるかのごとく、近藤薫美子さんが
大勢の生き物たちの気持ちを描きまくっているのがすごい。
たかだか、くぬぎの木を1本切り倒すだけじゃないかと
思われるかもしれませんが、その1本にどれだけの生き物が
関わって生活しているのかという事実、今までに無い視点で
木や生き物たちのことを考える機会を与えられました。
この絵本と出会ってから、息子は生き物の視点で物事を
考えるようになった気がします。自然を守ることは生き物を
守ることに繋がるということ、生き物が大好きな息子にとっては
衝撃的な1冊だったようです。
最後のページ、未来に繋がる終わり方が大好きです。 (どんぐりぼうやさん 30代・ママ 男の子6歳)
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