ある村に一軒の雑貨屋がありました。店を切り盛りするのは猫のジンジャーと猟犬のピクルズ。店は大変繁盛していて、売上はタビタ奥さんの店の10倍も。でもお金はちっともたまりません。なぜって、お店は掛売りをしていてお客はいっこうにツケを支払おうとしなかったからです。しびれを切らした二人はお客に請求書を送ろうとしますが、代金を回収する前に税金支払いの通知がきてしまいます。とうとう「ジンジャーとピクルズや」は閉店と相成りましたとさ。
ねこのジンジャーと猟犬のピクルズが営む雑貨屋が舞台です。
お客の多い雑貨屋とあって、ピーターを始め、ティギーおばさんやジマイマ、サムエル…etc. シリーズでおなじみのキャラクターがたくさん出てきて、わくわくしました。
ストーリーとしてはかなりシビアですが、掛け売りの意味や、タビタ奥さんの悪知恵(商売上手?)など、親子で問答しつつも楽しく読み終えました。
一点、人のいいジンジャーとピクルズが、その後どこへ行ったのか、元気でいるのか、最後まで気にかかりました…。 (あまたろうさん 40代・ママ 女の子8歳、男の子8歳)
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