98ぴきの子どもたちにお父さん、お母さん。どのページを開いても100ぴきのねこたちが登場する「100ぴきかぞく」第2弾、今日はみんなで遊園地におでかけです。
さてさて。100ぴきでの移動は2階建て超大型バス、運転手はおとうさんです(さすが!)。チケットはおとな2枚、こども98枚、入場口も大混雑!ようやく入って何に乗ろうかと考えているそばから野球やサッカーをしたり、スケッチをしたり、おやつやおにぎりを食べたり、子どもたちは自由過ぎる。大人気のジェットコースターは12ひき乗り、ねこ家族だけで……84ひき待ち、もう団体貸切状態です。
1人、2人でも大変なのに、子どもが98人?!園や小学校の全クラス集合くらいの規模ですから、まぁさぞや大変、とつい親目線で眺めちゃうのですが、そんな心配をよそにおとうさんもおかあさんも、とってもおおらかでずっとにこにこ、楽しそう。そうか、100ぴきかぞくにはこれが日常。遊園地に来たからといって、特別なことなんてないんですね。なんとも頼もしい、そしてうらやましい!
見返しには100ぴきのねこたちがずらり大集合!みんなかわいいけど、さすがに名前までは……というみなさん、「キック」「シュート」「パス」、「ペパー」「ミント」、「ジャン」「ケン」「ポン」……ふふふ、覚えられちゃいますね。
今回も、この一冊でねこの家族とたーっぷり遊んでください。
(竹原雅子 絵本ナビライター)
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