|

いちろうくんとちいこちゃんが庭にいちごを埋めると、たちまち芽が出て花が咲きました。そこにちょうちょが飛んできて蜜を吸うと、赤と緑の“いちごちょうちょ”になりました。ふたりを乗せた“いちごちょうちょ”は海へ飛び、それをさかながパクリ。すると今度はさかなが、“いちござかな”になりました。食べて食べられて、いろんなものがいちごになっていきます。ゆったりした時間が流れる、のんびり楽しいナンセンス絵本です。

鬼頭祈さんの『こびとのおうち』が良かったので、こちらも読みたいと思いました。ゆるくて、ちょっと不思議な雰囲気のイラストが、なんとも心地よいです。
いちろうくんとちいこちゃんがうめたいちご。すぐに芽が出て花が咲くのですが、その花の蜜をすったちょうちょが「いちごちょうちょ」になって……。
なんとも夢があり、かわいらしいおはなし。かごいっぱいのいちごを抱える二人が、とてもうらやましく感じました。 (クッチーナママさん 50代・ママ 女の子21歳、女の子18歳、男の子15歳)
|