わたし、くまちゃんが大好き! わたしのくまちゃんは、とってもいい子だけど、もしかしたら本当はちがうのかもしれないわ。わたしが学校に行っているあいだ、くまちゃんは何をしているのかしら……。女の子のかわいい想像を描いた絵本。アナウンサーであり、一児の母である久保純子さんが、語りかけるようなやさしい言葉で翻訳しています。
自分が小さい頃に、お気に入りのぬいぐるみが実は動いたりおはなししたりできて、自分が見ていないところでは自由に遊んでいるのでは?などと考えたことがありました。そんなことを思い出させてくれる絵本です。
大好きなくまちゃんのことをもっともっと知りたいと思う女の子が、「くまちゃん、いい?ひみつをみつけるわよ」と繰り返しながら、薄目を開けたり、隠れて窓からくまちゃんを見張ります。
一緒に読んでいた5歳の娘は、なかなか動いてくれないくまちゃんに、途中ちょっとじれったくなっていたようですが、ラストでくまちゃんのひみつを少し覗き見できてうれしそうにしていました。
ぬいぐるみが好きな小さな女の子に読んであげたら喜ばれると思います。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子5歳、男の子2歳、)
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