話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

えぐにまき

せんせい・50代・栃木県

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自己紹介
 小学校で働いています。
 大好きなものは、図工と読書と音楽で、体育好きな子供達の期待にはなかなか沿ってあげられないのです(笑)。
 ハリーポッターを読んでから「イギリスってなんて素敵!」と思っていたら、「秘密の花園」も「小公女」もイギリスが舞台の小説でした。小さい頃から触れていたんだなと思いました。
好きなもの
 そんなわけで、好きなものは漫画本と小説(絵本)と音楽とイギリス。
 ワンピース、動物のお医者さん、ベルサイユのばら、はいからさん(年齢がばれる?)と何でも読みます。小説では梨木香歩、森博嗣、角田光代、あさのあつこ、などが今のところのお気に入り。
 音楽は、ドリカムやアンジェラアキ、PoliceやQUEEN、ZAPPA、Carol King、Bette Midlerなどが好きで、これもまた何でも聴く雑食です。
ひとこと
 

えぐにまきさんの声

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自信を持っておすすめしたい 中学年や高学年にも読んであげられます^^   投稿日:2015/05/16
おきゃく、おことわり?
おきゃく、おことわり? 文: ボニー・ベッカー
絵: ケイディ ・マクドナルド ・デントン
訳: 横山 和江

出版社: 岩崎書店
最初は、何の気なしに棚から見つけて、自分で読み始めた本だったのですが、思わず笑ってしまったので子どもたちにも読み聞かせで紹介することにしました。

設定はたしかに「さみしいくま」なのかもしれないのですけれど、それを

「はいいろの ちいさなからだに くりっとした目の ねずみ」

が、加わることで楽しいエッセンスを加えていってくれます。
同じことが繰り返させる、子どもたちが好きなパターンをとりいれつつ、くまとねずみが素敵な時間を過ごす場面をゆったりと書いてくれています。
絵本から児童書に行く前の、少し長めの物語の一つとして子どもたちにおすすめするのに良い本ではないかと思います。
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なかなかよいと思う 迫力のある絵に子どもの目も釘づけ   投稿日:2015/05/09
ビッグブック とべバッタ
ビッグブック とべバッタ 作・絵: 田島 征三
出版社: 偕成社
大型絵本を借りてきて読み聞かせました。
バッタがあんなに跳ぶはずないとか、そういうのは関係ないですよね。

へびをへこませ、かまきりをバラバラにして空へ跳んでいくバッタの描写に、男の子たちが「すげぇ!」「バッタつえぇ(強い)」と言葉をこぼしていました。
そんな彼らの顔は、笑っています。

でも、バッタが落ちはじめるところでは「ああ、かわいそう」との声。
表情は、どのこも曇りがちです。

そんな顔も、バッタが羽を使って、ひょろひょろと飛ぶシーンでは笑顔にかわりますが、それはとんぼやチョウの台詞を耳にすると、怒り顔にかわります。バッタのかわりに一喜一憂する子どもたちの様子が、とてもすてきでした。

もし、近所の公立図書館等に大型絵本(ビックブック)があるようでしたら、大型絵本でのチャレンジをおすすめします。田島征三さんの絵の素晴らしさを、子どもたちは無意識に。大人は改めて、感じることができると思います。
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なかなかよいと思う 「あ〜あ」と声が上がる瞬間   投稿日:2015/05/09
じゃんけん
じゃんけん 作・絵: むらいきくこ
出版社: 岩崎書店
ひょいと選んだ本だったんです。
深くは考えずに読み始めたのですが、これがすごい!
誰にも経験があることだからなのか、小学1年生の子どもたちが動きをストップモーションのように止めてこちらをくいいるように見つめます。

ちゃんとお話の内容を理解して聴いている子どもたちは、ぼくが負ける場面の絵が見えたところで「あ〜あ」と声をもらしました。
気持ちがめいいっぱい、お話の中に入っていたんでしょうね。

負けっぱなしではないので、安心して読み聞かせてあげられます。
短いので、長めの話と組み合わせて読み聞かせるときにリストにいれていただくと良い作品かと思います。
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なかなかよいと思う ママはネコでもすごいのだ。   投稿日:2009/06/10
月へミルクをとりにいったねこ
月へミルクをとりにいったねこ 作: アルフレッド・スメードベルイ
絵: 垂石 眞子
訳: 菱木 晃子

出版社: 福音館書店
とにかく、ママネコの頑張りがすごい!
何があっても、他の人が諦めても、まったく動じないでミルクを手にするために歩みをすすめます。

子猫を思うママネコの根性に敬服です。

とても良いお話しですが、低学年の方がもっと入り込んで聞いてくれるのではないかと思いました。
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自信を持っておすすめしたい こんな家、いいよねぇ。   投稿日:2009/05/30
たなかさんちのおひっこし
たなかさんちのおひっこし 作・絵: 大島 妙子
出版社: あかね書房
小学校では「読書感想画」っていうのを描くんですが、そのときに読んで聞かせたお話。
最初は絵は見せずに。絵が描き終わってから絵を見せての読み聞かせです。

「わ、でっかい足!」
「おばあちゃん、かわいい!」

大島妙子さんのだいたんな絵に子供達は声をあげてよろこんでいました。続きの「たなかさんちのだいぼうけん」も、次々でてくる海の生き物たちを楽しみながら聞いてくれました。
2冊一緒にぜひどうぞ。
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自信を持っておすすめしたい 読み手も聞き手も楽しめる!   投稿日:2009/05/30
歯がぬけた
歯がぬけた 作: 中川 ひろたか
絵: 大島 妙子

出版社: PHP研究所
1年生頃は初めて乳歯が抜け始める時期です。
5年生頃は最後の乳歯である「奥歯」が抜け始める時期。
この辺の時期に、読んであげると「歯」への関心が高まるかな?と思って1年、5年を担任すると読む本です。

読んであげると必ずでてくる反応が、
「あ、やったことがある!!」
との声。子供視点のこの本は、子供達から大きな共感を得ます。

また、外国や日本での抜けた歯の扱い方の違いも母と子の会話を通してユーモラスに描いています。

「あ、ぼくの歯が抜けたときもこうだったよ!」

イギリス生まれの子供が声を上げました。他の子は「本当なんだね」としきりに頷いていました。
大人に読み聞かせても必ず笑い声があがる、この本。
読み手も、聞き手も楽しめること間違い無しです。
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自信を持っておすすめしたい 欲しかった!!   投稿日:2009/05/30
おおきな きが ほしい
おおきな きが ほしい 作: 佐藤 さとる
絵: 村上 勉

出版社: 偕成社
こんな木が欲しかった!!
ずっとずっと欲しかったんです。
小さい頃に、近所の畑に生えている木に色々とやってみたけれど、こんな風にはならなかった…。
一度でいいから、こんな木があったらなぁ。

――と、誰もがもっている夢を素敵な絵と文章で表現してくれた作品。

もう、30も過ぎた大人なのに、いまだに欲しいんですよ。
この絵本に描かれているような「大きな私の木」が。
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自信を持っておすすめしたい みんなで一緒に虫さがし!   投稿日:2009/05/30
虫のかくれんぼ
虫のかくれんぼ 写真: 海野 和男
出版社: 福音館書店
読み聴かせというと、どうしても物語が多くなってしまいがち。
でも、本をあまり読まない子――特に、運動好きな男の子なんかは物語よりも、科学絵本なんかが好きだったりします。

カブトムシ、トカゲ、カエルなどの生き物が好きな子供達を惹きつける絵本がこれ。読み聴かせの会に参加した時に紹介してもらってから、ずっと欲しいと思っていた本でした。古本屋で運良く発見。

木の枝や草むらに、どんな虫が隠れているのかみんなで探します。
「あ、いた!」
「これだよ、絶対間違いない」
虫を探し出そうと、子供達との間にあった距離はどんどん縮まっていきます。
男の子に…と思っていたのに、気づけば女の子が一番前で本の写真を指さしながら隠れている虫を数えています。

「見えないよ〜」

後ろから苦情がでるのもこの本だからこそ。
読み聴かせるときは、少な目の人数で行うことをおすすめします。
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なかなかよいと思う 2倍楽しめる本   投稿日:2009/05/25
光の旅かげの旅
光の旅かげの旅 作・絵: アン・ジョナス
訳: 内海 まお

出版社: 評論社
黒と白だけで描かれたシンプルな作品。
しかし、ページがめくられ、お話しが進んでいくうちに、ある「大きなしかけ」に気づいていきます。

ここでお話しが終わりかな?

というところで、おもむろに本は逆さまに!
なんと、この本。逆さまにしても楽しむことができる本だったのです。

4年生の子ども達はこの本の仕掛けに途中で気づいてしまいます。
ですから、こちらが本を逆さまにした時点で「やっぱり!」とか「ほらね」なんて声をあげます。しかし、そんな得意そうな声が聞こえたのはほんの数秒の間だけです。

子ども達も想像できないほどに逆さまでも楽しむことのできる世界が広がっているからです。

「なるほど!」「すげー!」

そんな子ども達の声に送られて旅は終わります。
いつもと違う読み聞かせにぜひ。
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ふつうだと思う 教科書の学習のあとに。   投稿日:2009/05/23
くちばし どれが一番りっぱ?
くちばし どれが一番りっぱ? 作: ビターリー・V・ビアンキ
絵: 薮内 正幸
訳: 田中友子

出版社: 福音館書店
小学校1年生の教科書には、「くちばし」のお話しが載っています(光村1年上)。
このお話しの延長として私はこの本を読み聞かせています。
丁寧に描かれた図鑑のような絵をどんどん開いていくと、それぞれの鳥が自分のくちばしの素晴らしさを語っていきます。

最後の場面については、賛否両論あるところかと思いますが、私は1年生でも読んで聞かせてしまいます。
強い鳥に弱くて小さな鳥が食べられてしまう―――これは、実際にある場面だからです。
細かい説明もしません。わかりずらい場面なので子どもから質問がでれば説明をする程度です。「ええっ!」「いやだー」「かわいそう」と思う子ども達もいます。けれど事実なので、そのまま伝えます。
大人の細かい感情や自然の摂理とかそういうことはこの場面では無視です。ただ、淡々と読みます。

難しいことがわかる年齢になったとき、この絵本の結末を子ども達は納得してくれるんじゃないかと思うからです。

大人が思うより、意外と子どもは強いのです。
参考になりました。 1人

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