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2007年12月30日

じいじ、大好き。

お正月に向けて、自分の実家に逃避行。。。
息子を連れて、いざ新幹線へ。
じいじ、ばあばが大好きな息子は、徐々に興奮。
周りにいる赤の他人のおじいさんやおばあさんに飛びつく始末、おいおい。
新幹線でも、片時もじっとしてくれない息子にイライラがつのる私ですが、
「もうすぐ帰れる・・・。」呪文の様に唱えながら、何とか持ちこたえ、
父、母と再会、親子でだーっとなだれ込み!
「あー、この瞬間。」二人でため息をつくのです。

なんで、子供はあんなに「じいじ」が好きなんだろうか。
嬉しそうに手をつなぐ息子を見ているといつも思う。

でも、間もなく判明。
「遊んでくれるから。」
戦いごっこ、粘土遊び、公園、散歩。
日頃確かに面倒くさがっている事を、にこにこしてやってのけるじいじ。
まいったなぁ。嬉しくて当たり前だなぁ。(反省も少し。)

いや、やっぱりそれだけではないと思う。
この特集をみれば何かが見えてくるような・・・。

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おじいちゃんといっしょ 絵本特集

2007年12月27日

松居直さん 講演会「絵本のよろこび」のお知らせです。

福音館書店の初代編集長、松居直さんの講演会のお知らせです。
普段、なかなか直接お話を聞く機会のない松居さんのおはなし、興味深いです。
お父さん、お母さん達にも気軽に参加できそうなのも嬉しいですね。
↓↓

第29回 紀伊國屋サザンセミナー
松居直 講演会 「絵本のよろこび」
~福音館書店初代編集長が語る、子どもが好きな絵本とは~

子どもを持つお父さん・お母さんから絵本好きの方まで、たくさんの方に
聞いていただきたいお話です。ぜひご参加ください!

【日時】  2008年1月12日(土) 14:00開演(13:30開場)
【会場】  新宿・紀伊國屋サザンシアター(紀伊國屋書店 新宿南店7階)
【料金】  1,000円(全席自由、税込)

お申込方法

【チケット前売所】
 キノチケットカウンター(新宿本店5階/受付時間10:00~18:30)
 紀伊國屋サザンシアター(新宿南店7階/受付時間10:00~18:30)
【電話予約・問合せ】
  紀伊國屋サザンシアター(TEL 03-5361-3321、10:00~18:30)
【Web予約】 http://www.kinokuniya.co.jp/
【共催】 紀伊國屋書店・福音館書店

講師プロフィール
松居直 (まついただし 児童文学者・福音館書店相談役)
1926年京都市生まれ。同志社大学法学部卒業。1952年福音館書店創業に参画。
1956年「こどものとも」を創刊し、編集長として「ぐりとぐら」「おおきなかぶ」など、
多くの絵本を出版する。
主な著書に、「絵本とは何か」(日本エディタースクール出版部)「ももたろう」「だいくとおにろく」(以上、福音館書店)などがある。
ユネスコ・アジア文化センター評議員、大阪国際児童文学館理事長。日本国際児童図書評議会(JBBY)会長。

2007年12月26日

●●特別企画 よしながこうたくさん「飼育係長・制作日記」●●
 ~はじめに

2007年、今年も様々な絵本が出版されましたね。
中でも強烈な印象を残した絵本があります。
「何だか凄いパワーだけど、果たしてこれはママ達に受け入れられるのだろうか・・・。」
なんて最初は心配してしまったりしたのはこちら↓
給食番長
給食番長

食育、方言と、最近のブームにもぴたりとはまって大人気。受け入れられています。

そして、朗報!来年早々に続編が出るそうなんです。
その名も「飼育係長」。係長・・・気になります。
そんな絵本を創り出す作者も、やっぱり何だか面白そうな人物なんです。
そこで、絵本ナビではこんな企画を依頼しちゃいました。↓↓
「飼育係長」制作日記

御本人の日記です!自由に書いてもらってます。
博多弁も大放出、九州地方の方は要チェックです。

まずは、「給食番長」「飼育係長」の担当編集者の瀬尾さんからご挨拶文を頂きました。
今後も、状況説明など色々ご協力お願いしますね。


普段は、地元の福岡でバリバリ創作活動にいそしんでいるよしながこうたくさん。
あまりに熱中してしまい、気がついたら朝! なんてこともしばしばだそうです。

この夏、『給食番長』の新聞・雑誌取材を受けるために、久しぶりに上京しました。
これはチャンス! ここぞとばかりに続編の企画の打ち合わせがはじまりました。
もっちろん、続編も舞台は番長たちの"わんぱく小学校"です。
でも、今回の主役は、なんと一番目立たなかったあの子に!?

テーマとなる「今、子どもたちに伝えたいこと」を話しているうちに、どんどんストー
リーのアイディアが飛びだして、何とも意外な展開に…。

次回からよしながこうたくさんの制作日記がスタートします。
少しずつですが、どこよりも早く新作の内容をご紹介していきます。どうぞお楽しみに!

瀬尾春佳
(長崎出版 編集担当)主な担当書籍『影の縫製機』『ぼくのパンツがぬすまれた!』 『とびっきりのごちそう』『お野菜戦争』など


そして!作者「よしながこうたくさん」の登場です。
こーんな方です↓↓
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はじめまして。『給食番長』のよしながこうたくです!
『給食番長』を描きはじめた時は、まさかここまで皆様に愛されるとは思わなかったので、描き終わったあとぼんやりしとったんですが、どうやら二作目も作っていいとのお許しが出てしまい、「い、いいとですか!?」と喜びのあまり何度も担当の瀬尾さんに聞いてしまったあの夏の日。

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↑給食番長が好調で、にっこり満面の笑みのこうたくさん。
 (しかし、この笑顔が次回作完成までにどう変わっていくのか・・・なんて期待しちゃいます。)

けっこうビビリなもので、石橋をたたいてもわたらないタイプの超しんちょう派。
絵本は何ページも絵をくっつけて一冊になるから緊張の連続でございます。
福岡の片隅でよしなが親子でやっとりますカフェには、出版以来『給食番長』を読んでくれた子ども達がわさわさやってきます。子どもを家において、おしのびで来店するお母さん達もしばしば…すっかりおちび共にもて遊ばれることになれてきた今日この頃。
二作目が出ると更に増えるのかと思うと恐ろしくもあり、楽しみでもあったりなかったり! 
ぼかぁ体力がないんで子どもがこわい!!
そんなこんなで、恐れ多いことに制作日記を大公開のはこびとなりました。

二作目『飼育係長』で、思いだすのは地獄の日々とほんのり動物のにおいばかり…。
「24時間中24時間ほぼ座っとるような生活ですが、制作日記なんて大丈夫ですかね?」と聞いてしまったんですが、御上の御意向には"さっ"としたがうぼくなもので、「では、おまかせあれ」とふたことめにはYESの精神。
28歳絵描きの日常、楽しんで頂けると幸いです!

よしながこうたく

よろしくお願いします!!
それでは次回からをお楽しみに。
最後に、新作「飼育係長」からのイメージ画像をお楽しみ下さい。
実際には絵本になっていないかなり貴重な絵なのです。絵本ナビ読者の為に公開してくださいましたよ!!
皆さん、存分に想像してくださいね。

飼育係長1

飼育係長2

「おせちのおしょうがつ」絵本原画展のお知らせです。

子どもにもおせち料理の由来がわかる絵本「おせちのおしょうがつ」(世界 文化社)刊行を記念し、12月28日(金)より、ジュンク堂池袋本店にて、「おせちのおしょうがつ」絵本原画展を開催するそうです。
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かずのこ、こぶまき、くりきんとん・・・おせち料理の仲間たちが協力しあって、鏡餅の家に遊びにいくストーリーを通し、子どもにもおせち料理の由来が分かるおはなし絵本。色、素材も様々な布でつくられた可愛いおせちの仲間たちは、イラストレーター・造形作家 吉田朋子さんによるオリジナル作品です。
「おせちのおしょうがつ」 絵本原画展  –吉田朋子作品展-
★ 作者による作品説明  11:00-12:00
日時  2007年12月28日(金)-2008年1月31日(木)
    10:00-22:00  (1/1休み 最終日17:00)
場所  ジュンク堂書店池袋本店 8F児童書コーナー  
    東京都豊島区南池袋2-15-5
    TEL 03-5956-6111  入場無料

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●●特別企画メイキングレポート「絵本ができるまで」●●
【2】原画制作スタート!

前回でお伝えした通り、「ラフの制作」で絵本の内容や展開が大体決まりました。
いよいよ絵本づくりの要!「原画の制作」に入ります。
作家さんにとって、勿論ここが絵本づくりの仕事の佳境となるのでしょう。
さて、石井聖岳さんの場合はどんな様子でしょうか。

k_ishii brog.jpg
まずは石井さんの今までの作品はこちらでチェック!>>>

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こちらは石井さんのデビュー作「つれたつれた
    
ehon7804.jpg
石井さん×津田さん(担当編集者)の前作品「ぷかぷか
    
さぁ、原画のスタート・・・と言っても、いきなり1ページから順に仕上げていく、と言う訳ではない様ですよ。

津田さんいわく、先にラフで大体の完成形は決まっているものの、実際のイメージは
色の入った原画を見ないとなかなかわからない・・・とのこと。
要するに、1枚原画を仕上げるまでは、まだまだ試行錯誤。
「原画スタート!」という段階とは言えないのかもしれませんね。

実際に、今回は最初に2場面を徹底的に描き込み、方向性を決めていったそうです。
ここで編集者津田さんが「鬼」と化すのです(笑)。(石井さん談。)

↓↓まずは石井さん、原画の制作風景です。

 CIMG2019.JPG
大きさは、ほぼ原寸大。素材はアクリル絵の具です。
殆ど「無心」の状態です。

CIMG2020.JPG
1枚仕上げるのに2~3週間かかるそうです。
      
何だか傍から見ると1番「楽しそう」なこの場面。
でも、絵本の出来が決まっていく大事な大事な瞬間なのです。
石井さんと津田さんの真剣勝負の現場なのですよね。
納得いく絵本」を生み出したいからこそ、津田さんは心を鬼にして
こだわりを通していくわけです。

最初に描いたシーンは、今回5枚描き直したそうですよ!
それは、例えば「色味」だったり「書き込み具合」だったり、
「登場人物の見え方」や「構図」だったっり・・・。
津田さんの抽象的な投げかけに対しては、石井さんの場合、
「ただひたすら描いてみる」ことで答えていったそうです。
やはり大変な作業です。

そして、原画制作がスタートします。

↓↓本邦初公開!「森のイスくん」の原画です。
   (画面左上にテキストが入ります。)
P0809a1.jpg
森の動物達とイスくんが、楽しそうにたわむれている、ほのぼのしたシーンです。
イスくんの、控えめだけど嬉しそうな表情や、
草花を描くのが好きな石井さんらしく、明るく可憐に描かれた花々、
何よりも、この森に遊びに行きたくなる雰囲気が素敵!
・・・と見る側の私達は思わず『ぽわーん』としてしまう様なのんびりした風景です。

更にもう1枚!快心の1枚です。↓↓   
(スタッフFさんもこの絵を見て話が気になって仕方がなくなった模様。)
P1011a2.jpg
このすかっと抜ける気持ちのいい青空。
どうやら、イスくんが動物達に運ばれています。遊びに行くのでしょうか?
      
・・・と、とても平和な雰囲気です。
でも実は、ここに来るまでには「産みの苦しみ」「絵本づくりのこだわり」などなど、
様々な戦いがあったのでしょう、そんな事は想像もつかない絵ですね。
石井さんが
「例えば、遊園地の遊具をつくる人の様に、人を楽しませる為のものをつくる人が
 必ずしも楽しいだけで作る必要はないと思う。」

というようなことをおっしゃっていて、なるほど納得してしまったのでした。さすがプロ!
      
そんな石井さんですが、ここまでくると
イスくんと森の動物達が絵の中で勝手に遊びだし、
石井さんはだた「描かされている」という境地になっていくそうです。
普通味わうことのないであろう、この感覚。
やっぱり「楽しいに違いない!」と私は思ってしまうのでした。

徐々に明らかになりつつある、「森のイスくん」。
  「どうしてイスくんが森にいるのか。」
  「イスくんと森の動物達がどうやって遊ぶんだろう?」
気になります。この気張らないテーマに、気がつくとすっかり心を奪われあります。
早く読みたい!
    
さて、こうして出来上がった原画は「編集者が大事に保管し・・・」
というのは、もう一昔前の話だそうで
今は、印刷会社に持って行って、データにするそうです。
そのデーターをもとに色の調節など・・・と、ここからは主に津田さんのお仕事!
次回は「入稿」です、お楽しみに。

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◆@絵本ナビ 今年最終号のテーマは「お正月」。新企画もありますよ。(2007/12/26)

http://www.ehonnavi.net/magazine20071226.htm

2007年12月25日

絵本ナビの絵本クラブ 年末年始の営業ご案内

本年も絵本ナビの絵本クラブをご愛顧いただき誠にありがとうございました。
年末年始のお問い合せにつきまして、下記の通りとさせていただきます。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。

 【メールでのお問い合わせ】
  ・12月28日から1月3日までにいただいたメールにつきましては、
   1月4日以降順次返答させていただきます。

 【電話でのお問い合わせ】
  ・年内は12月27日までの営業とさせていただきます。
    12月27日まで・・・10:00~17:00 ※12:40~13:40除く
  ・12月28日から1月3日まで、業務を休止させていただきます。
  ・年明けは1月4日から通常営業となります。

絵本ナビShop 年末年始の営業ご案内

本年も絵本ナビShopをご愛顧いただき誠にありがとうございました。
当店では、Webからのご注文につきまして、年末年始も休まずにお受けいたします。
ただし、配送およびお問い合せにつきましては、下記の通りとさせていただきます。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。

●年末年始の配送について

 ・年末年始のご注文および商品出荷につきましては、
  弊社および出版社・メーカーが休業のため、商品確保などの都合上、
  通常よりもお届け、およびご案内にお時間がかかります。

 ・在庫がある商品につきましても、12月27日以降のご注文につきましては、
  一部を除き、1月4日以降、順次発送とさせていただきます。

 ・「お取り寄せ」「予約」商品は、お届けまでに通常よりお時間を要する
  場合がございます。

●年末年始のお問い合わせについて

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  ・12月28日から1月3日までにいただいたメールにつきましては、
   1月4日以降順次返答させていただきます。

 【電話でのお問い合わせ】
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  ・年明けは1月4日から通常営業となります。

2007年12月21日

「ぐりとぐらとなかまたち 山脇百合子絵本原画展」のお知らせです。

めったに見る事のできない「ぐりとぐら」の画家、山脇百合子さんの絵本の原画が300点以上がずらりと並ぶ、かなり見応えのある展覧会が開催される様ですよ!
以下は美術館の方からの資料をご紹介しますね。
↓↓↓
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山脇百合子は、1962年に刊行された童話『いやいやえん』(文・中川李枝子/福音館書店)の挿絵でデビューし、今日までに数々の絵本や童話の絵を手がけてきたイラストレーターです。中でも、2匹の のねずみを主人公とする絵本『ぐりとぐら』(1963年)は、現在までに150刷(360万冊余)を超える版を重ね、海外でも出版されるなど、日本を代表する絵本として広く知られ親しまれています。

 宮城県美術館は、山脇百合子の絵本、挿絵の代表作をほとんど網羅する、約100題、総数約2500枚の原画を所蔵しています。この展覧会では、宮城県美術館のコレクションから、「ぐりとぐら」シリーズをはじめとする選りすぐりの原画によって、山脇百合子が描く小さな世界の魅力を紹介します。

1 展覧会名
ぐりとぐらとなかまたち 山脇百合子絵本原画展

2 会期
2008年1月11日(金)~3月2日(日)
1月11日(金)は午前10時30分開場

開館時間 午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
夜間開館日 1月18日(金)、2月15日(金)は午後9時まで開館(入場は午後8時30分まで)
休館日 1月15日(火)・21日(月)・28日(月)、2月4日(月)・12日(火)・18日(月)・25日(月)

3 会場
岐阜県美術館企画展示室

4 組織者
主催  岐阜県美術館、岐阜新聞・岐阜放送、NHK中部ブレーンズ
後援  朝日新聞社、愛知県教育委員会、三重県教育委員会、岐阜県公立幼稚園長会、
岐阜県私立幼稚園連合会
協力  宮城県美術館、福音館書店、岐阜こどものとも社

5 観覧料
観覧料 一般 当日700円(600円)、前売500円 / 大学生 当日500円(400円)、前売300円
高校生以下無料 ※ ( ) 内は20名以上の団体料金

6 展示内容 

山脇百合子絵本23題(原画320点) ほか資料展示 (所蔵先: 宮城県美術館および福音館書店) 
23題中、8題の絵本については、全画面の原画を展示する。『ぐりとぐら』(1963年)、『そらいろのたね』(1964年)、『ぐりとぐらのおきゃくさま』(1966年)、『ゆうこのあさごはん』(1971年)、『ぐりとぐらとすみれちゃん』(2000年)等。

7 主な関連事業 

(1) 特別講演会 「絵本の魅力」
1月14日(月)  午後2時~午後3時30分
会場: ハイビジョンホール
講師: 福音館書店相談役 松居 直(児童文学者)
※事前申し込み不要、無料

(2) 絵本原画鑑賞会
1月18日(金) 午後6時30分~午後7時30分(夜間開館日)
会場: 企画展示室
担当: 当館学芸員
※事前申し込み不要、ただし「山脇百合子絵本原画展」観覧券が必要

(3) 絵本体験コーナー「わたしもかけるよ、ぐりとぐら」
2月2日(土) 午前10時~午後3時
会場: 多目的ホール
担当: 学校連携会議と美術館サポーターのみなさん
※自由参加、無料

(4) 子どもワークショップ「一枚絵本 心のけしき」
2月10日(日) 午前10時~午後3時30分
講師: 堀江良一(版画家)
※申し込み期間 1月8日(火)~1月20日(日)

(5) フルートとおはなしを楽しむ会
2月15日(金) 午後6時30分~午後7時30分(夜間開館日)
会場: 多目的ホール
出演: フルート 遠山亜希、おはなし 上田千香代
※事前申し込み不要、無料

(6) 幼児と子どもの造形教室「組み立て絵本」
2月24日(日) 午前10時~午後3時
担当: 当館教育普及担当
※申し込み期間 1月22日(火)~2月3日(日)

(7) おはなし会
期間中、様々なゲストをお迎えして、絵本の読み聞かせを行います。
1月19日(土)・29日(火)、2月2日(土)・5日(火)・16日(土)・19日(火)、3月1日(土) いずれも午前11時から30分間
会場: 企画展示室
担当: 岐阜県親子ほのぼの推進ネットワーク会員と、読み聞かせボランティア わかばのみなさん
※事前申し込み不要、ただし「山脇百合子絵本原画展」観覧券が必要

8 巡回先 
宮城県美術館   2007年4月14日(土)~6月3日(日)  終了
ふくやま美術館(広島県)   2007年9月22日(土)~11月11日(日)  終了
★岐阜県美術館   2008年1月11日(金)~3月2日(日)
★うらわ美術館(埼玉県)   2008年7月5日(土)~8月31日(日)

2007年12月19日

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◆@絵本ナビ あのシリーズの待望の新刊ほか企画満載です (2007/12/19)

http://www.ehonnavi.net/magazine20071219.htm

2007年12月17日

●●特別企画メイキングレポート「絵本ができるまで」●●
【1】テーマが決まる、ラフ制作

◇はじめに・・・。

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↑アトリエで真剣に原画を描いているこちらの作家さんは・・・?

私達、絵本ファンの素朴な疑問。
「絵本って、どんなふうに出来上がっていくんだろう・・・?」
絵本をつくろう!と思いついてから、その絵本が私達の手許に届くまで、
どんな工程を通って出来上がっていくのでしょう。興味ありませんか?
・・・私はおおいにあります(笑)。

そんな漠然とした素人の疑問への答えとして、
今回ある作家さんと編集者の方が、ご協力して下さることになりました!!
来年1月に新刊【森のイスくん】(ゴブリン書房)を発売予定の

絵本作家 石井聖岳さん 主な作品に『つれたつれた』『ヤドカシ不動産』『ぷかぷか
                 『ふってきました』『もうすぐここにいえがたちます』他多数・・・。
                                    ★著者紹介ページはこちらから>>>   
         ×

担当編集者 津田隆彦さん 主な仕事に 『いってかえって星から星へ』(ビリケン出版)
(ゴブリン書房代表)      『まよなかさん』『ぷかぷか』『スケッチブック』(ゴブリン書房)他。


絵本づくりのお仕事に必要不可欠な、作家さんと編集者。
そんなお二人に、今回の新作が出来上がるまでの様子を、少し覗かせてもらえる事になったのです。こんなチャンス、なかなかないですよね。

絵本や作家さんによって、その工程は大きく変わるでしょう。では、『森のイスくん』の場合はどうだったのでしょう?大きく5段階にわけてみて・・・。

【1】 絵本の内容が決まります。(テーマ、ラフ制作)
【2】 原画制作スタート!
【3】 入稿します。
【4】 印刷して製本工場へ・・・。
【5】 完成!販売開始です。

ざっくり、こんな感じでご紹介して行きたいと思います!(週1回の更新予定です。)
面白そうでしょ?気軽に読んで、絵本や作家さんに興味を持ってもらえたら嬉しいです。

ちなみに、こちらはお会いした時に頂いた名刺がたまたま手書きで、あまりにも可愛かったので
思わずパチリ。ここにも、今作のヒントが・・・。
↓↓
DSC_1120.jpg

原画が完成したばかりで、幾らかほっとした表情の石井さんにお話を伺っているところです。
絵本ナビスタッフも、興味津々!
↓↓
DSC_1111.jpg

絵本の内容、発売日、作者石井さんのお話などなど、、、
決定次第、順次お知らせしていきますね。
それでは早速、第1回からお楽しみください!


【1】テーマが決まる、ラフ制作


□□ ラフというのは・・・ □□

テーマが決まって『さぁ絵本の原画を描き始めよう。』という前に、イメージを決めるラフスケッチの事です。
作家さんによって形式、方法は様々でしょうが、絵本全体の流れや、場面の展開、構図、テキストの位置がここで大体決まります。とっても大事な工程ですね。

□□□□□□□□□□□□□□


さて、今回その完成までの裏側をちらっと見せてくれる絵本が、
ちょっと不思議な題名の「森のイスくん」。
一体どんなきっかけで誕生したのでしょう?

↓こちらが絵本が生まれるきっかけとなった1枚の絵です。
(ポストカードから引用させてもらっています。)
post card.gif

2年程前、石井さんがある家具屋さんのお店内で展覧会をされたそうです。

本物の家具の間の壁に、ランダムに飾られた「家具」がテーマの絵。
そこへ見に来た津田さんの目に止まったのが、「イス」がモチーフとなった上の写真の絵。
(なぜかこの「イスくん」にだけ顔が入っていたそうです。)

この1枚の絵に「物語性を感じた」津田さん、
すぐに石井さんに、「この絵をもとに、絵本をつくりましょう!」と提案するのです。
言われてみると、何だか想像力をくすぐられる絵ですよね。(なぜこんな所で佇んでいるのでしょう・・・。)


再び話が浮上し、具体的に絵本づくりがスタートしたのは今年の夏。
そこで、石井さんはまず
じゃあこのイスは一体何なのか・・・
と、いうところから考え始めます。
「いすくんはどこから来たの?」「動くの?しゃべるの?」「どんなキャラクター・・・」
などなど。

↓スケッチブックを見せていただきました。(これは貴重!)
011.jpg

アイデアがいっぱいです。
絵が描いてあったり、設定やストーリーが断片的に書き込まれていたり。
たくさんのスケッチをしながら、「イスくん」のストーリーが生まれていきます。

何もない「ゼロ」からのこの作業。実は1番大変?
(石井さん曰く、どの段階の作業も大変!だそうです。)
「絵本を創るとき、絵が先?文章が先?」
・・・なんて質問をしようと思っていたのですが、スケッチを見ていると、
石井さんの場合は、こうやって絵もストーリーも、両方が同時に自然とうまれてくる様子がわかります。

このたくさんのアイデアをもとに、編集の津田さんと話し合います。
この時の津田さんの仕事は、石井さんの頭の中にあるイメージをうまく引き出していく事!
だそうですよ。
どうやら、「イスくん」は森の動物達と楽しそうに遊んでいるようです。
そして、何を聞かれても「くふふ」と笑うだけ。・・・楽しみです。

↓いよいよ具体案。最初はこんな風に、絵と文を16場面に分けてみます。
DSC_1113.jpg

映画のコマ割りのようですね。
なるほど、これなら絵本全体のイメージがつかみやすそう。
おおまかなストーリーの流れと場面が描き込まれています。


次に、一場面ずつのラフを描いていきます。
↓実際のラフスケッチです!
DSC_1115.jpg

描き方はかなりラフでも、鉛筆でイメージを画面に定着させるべく、
何度も描き直した後が見られ、1枚1枚、かなり練られている事が伝わってきます。
構図なども、ここで細かく検討していきます。
(今回は文章も御本人なので、この段階で入る位置も決まっていきます。)

頭を悩ませながら、自宅のアトリエにこもって作業をしているのかな、と思いきや、
意外と喫茶店やファミレスなど場所を変えて作業をしたりするそうです。
(やっぱり自宅にいると色々な誘惑があるようで・・・。)

ラフを描いて、津田さんと話し合い、また描き直して・・・という作業を大体2週間位の周期で繰り返します。
今回はスタートからOKが出るまで、約1ヶ月半程かかったそうですよ。

こうして絵本の構成が決まったのですが、やはり絵本の要は原画です。
原画を描いてみないと、イメージや印象など分からない事も多いそうで、
どうやら、まだまだここからも、大変な作業が待っているようですよ。
・・・という訳で、次回は「原画制作の様子」です。

お楽しみに・・・。

2007年12月15日

セオリーにない「はずし具合」が気持ちいい
 ~坂本美雨(さかもとみう)さんインタビュー

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せかいでいちばんあたまのいいいぬ ピートがっこうへいく
マイラ・カルマンさく  矢野顕子+坂本美雨やく(リトル・ドッグ・プレス)
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訳者インタビュー
坂本 美雨(さかもと みう)さん
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プロフィール
ミュージシャン。1980年生まれ。9歳のとき家族でニューヨークに移住し、97年Ryuichi Sakamoto featuring Sister M名義でデビュー。99年、本名で本格的に音楽活動を開始。近年は舞台やテレビCMにも出演し、音楽活動のほかに詩やエッセイ、映画評の執筆・翻訳、ナレーション、ジュエリー・ブランドのプロデュースなども手がける。2007年12月12日、ニューアルバム「朧の彼方、灯りの気配」リリース。
Official Home Page http://www.miuskmt.com/
ブログ ニクキュウブロローグ http://blog.excite.co.jp/miuskmt/

いぬのピートがいつも考えているのは、食べちゃいけないものをたべること。そのピートがある日、学校じゅうのスターになってしまう・・・・・・。アメリカの小学校を舞台にピートが巻き起こす珍騒動を通して子どもの世界が生き生きと描かれた作品「せかいでいちばん あたまのいいいぬ ピートがっこうへいく」。ミュージシャンの坂本美雨さんはお母さんの矢野顕子さんと一緒に日本語訳を手がけられました。この絵本の魅力、翻訳が仕上がるまでの裏話を美雨さんに伺いました。

――今回、お母様との共訳ですね。
 母が以前からマイラ・カルマンさんの絵本のファンで、「しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる」を日本語訳してリトル・ドッグ・プレスさんから出版しました。今回「せかいでいちばんあたまのいいいぬ ピートがっこうへいく」の日本語版の出版にあたって、母にさそわれて共訳することになりました。
この本を読んでみて、すぐにファンになってしまい訳すことにとっても興味がわきました。アメリカの公立小学校の雰囲気がよく現れているんです。個性的な先生たち。好き勝手にしている子どもたち、ランチのときの大騒ぎ・・・・・・。私が通っていた小学校もこんな感じだったな~って懐かしく思い出しました。

――この絵本の魅力はどんなところですか?
 たくさんありますけど、やっぱりインパクトあるのは、ルールを超えたはみだし感ですね。お話はポピーワイズという女の子が語っている口調で進んでいくんですが、子どもの頭の中のとっちらかっている感じがそのまんま。「がっこうなんてきらい!」といいながら、いいことがあると「がっこうだいすき!」になるし、授業中に「プリズム」から「にじ」「たこあげ」を連想して、ぼ~っとしてたり。先生の描写がまた面白いんです。かんしゃくもちの数学の先生は「がまんしようっていうきもちを かばんのなかにつめたまんま わすれてきちゃったみたい」とか。
いぬのピートが大活躍するところも、「そんなわけないでしょ!」っていう不条理な展開なんですが、そのシュールさが妙にかわいいんです。ひと騒動終わって気持ちがほっとしたところで、いきなり「ぬきうちテストだ!」とくる。極めつけは最後の「このほんにのってないもの」(笑)。「え!そうくるか~?」って。
おちゃめで粋な展開に、思わずにんまりしてしまいます。
「ぬきうちテスト」の中に「へんてこなことばはどれ?」という質問があるんですが、よく見ると本当にわざとへんてこにしてある言葉があるんです。探してみてくださいね。


――絵もとても魅力的ですね。
 マイラさんはニューヨークでは、ファンの多いイラストレーター、デザイナーで、ファッション分野でも大活躍されています。大胆な色使いや、落書き的な素朴な絵柄が魅力です。でも、それが逆におしゃれ。人や動物の表情が豊かで、特にピートのいたずらっぽい目つきが多くを語っていますね。「ふふん、実は僕は何でもわかってるんだぞ」って言ってるみたい。
しゃれのきいた細部といい、不条理の世界に遊ぶ楽しさといい、マイラさんの世界観が隅々まで表現されている絵本だと思います。


――翻訳ではどんなところが大変でしたか?
 まず母と私それぞれが、全体をざーっと訳したものをお互いに見せ合って、それから細かいところを詰めていきました。2人とも東京とニューヨークを行き来しているので、メールでのやりとりが多かったです。
なにしろ、不条理が「味」の絵本なので、そのまま日本語に訳してもなんだか脈絡ないところがあるんです。たとえば突然ストーリーと関係なく、石ころが出てきて、「こいしはポケットのなかで じゅぎょうがおわるまで じっとまってる」とか。大人が筋道を考えながら読むと、まとまりなくてよくわからないことも、子どもにとっては別に不思議でもなく、そのまますっと受け止められるのでしょう。
気をつかったのは、文字が絵の一部となっている点です。原書では手書きの英語が絵の一部のように配置されているんです。その場所におさまるように、しかも雰囲気をそこねない日本語に置き換えるという作業には、かなり試行錯誤がありました。たとえば数学の先生の髪の毛一本一本に、「へいほうこん」とか「ぶんすう」とか、数学で使う用語がびっしり書きこんであって、これが先生の頭の中を表しているんですけど、そのあたりは、母と何度も相談したところです。文字のニュアンスや配置ではデザイナーさんがかなり苦労されたようです。 
全体を通して、子どもが日常使っている言葉を選んだのですが、犬のピートがしゃべれるようになるシーンでは、わざと頭よさそうな持って回ったもの言いを工夫したりと、とっても楽しんで翻訳できました。

――小さい頃から絵本はよく読んでいたのですか?
 大好きでした。9歳まで日本にいたので、表参道のクレヨンハウスにはよく遊びに行きました。棚の高いところに置いてある本を台に乗って取るときは、特別な宝物を手にするような気持ちになりました。「はらぺこあおむし」(エリック・カール作 もりひさし訳 偕成社)「ぐりとぐら」(中川李枝子作 山脇百合子絵 福音館書店)、「がまくんとかえるくん」シリーズで有名な「ふたりはいっしょ」(アーノルド・ローベル作 三木卓訳 文化出版局)など定番の名作もよく読みました。犬の絵本では「アンジュール」(ガブリエル・バンサン作 BL出版)とか。谷川俊太郎さんの「ことばあそびうた」(谷川俊太郎詩 瀬川康男絵 福音館書店)は特に好きで、今も尊敬する作家の一人です。あのそぎ落とされた言葉のリズムからは、とても影響を受けています。

――美雨さんが音楽をつくるときに、絵本の世界からの影響を感じますか?
 直接的というわけではないですが、詞をつくるときのスタンスはいつも、伝えたい情景や感情を、周りから描写していって中心にあるものを浮き出すように心がけています。好きだなと思う絵本は、そういった描き方をされているんですね。たとえば、「ちいさいおうち」(バージニア・リー・バートン作 石井桃子訳 岩波書店)は、静かな田舎がどんどん開発されて街になっていく様子が小さな一軒家の視点から描かれています。そのことで、「ちいさいおうち」が感じてる寂しさや都会化することへのやるせなさが浮かび上がってくる。そんな表現形式は絵本や詞に共通するところだと思います。


坂本美雨さんのニューアルバム
「朧の彼方、灯りの気配」
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せかいでいちばんあたまのいいいぬ ~ピートがっこうへいく

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(限定サイン本は、ご好評のうち完売しました。ありがとうございました。)

『せかいでいちばんあたまのいいいぬ』訳者の坂本美雨さんにお話を伺いました

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こんにちは。絵本ナビ事務局長のカナガキです。

先日発売の新刊で、一目ぼれしてしまった絵本がありました。

『せかいでいちばんあたまのいいいぬ ~ピートがっこうへいく』

マイラ・カルマンのイラストがカラフルでセンスがよくて、さらに内容がいい具合にかっとんでいるのです。
小学生くらいの子の考えることって、こんなふうにとりとめがなくって、空想と現実の境界があいまいなんですよね。

手書きの文字の感じといい、色使いといい、完璧にツボにはまってしまいました。
親として、とか、大人として、ではなく、僕の中の子どもの部分が共鳴したのです。

この作品の魅力を言葉で表現するのはなかなか難しいので、出版社さんにお願いして、

(1)絵本ナビで立ち読みできるようにしてもらうこと
(2)翻訳をした坂本美雨さん(矢野顕子さんと共訳)にお話を伺って、
  絵本ナビのお客さんのためにサインをしてもらうこと

を実現しました!!!!

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(限定サイン本は、ご好評のうち完売しました。ありがとうございました。)

2007年12月12日

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◆@絵本ナビ クリスマス特集号最終回!贈り物セットのご提案です (2007/12/12)

http://www.ehonnavi.net/magazine20071212.htm

2007年12月10日

ハッピーローソン × 絵本ナビ クリスマスギフトセットでコラボレーション!

絵本ナビプロデュースの棚を設けていただいているハッピーローソン山下公園店で、クリスマス向けの絵本ギフトセットの展開をスタートしました。

HappyLawsonChristmas2007as2.gif

ハッピーローソン×絵本ナビのコラボ企画として実現したこのクリスマスセット。
「あの大好きなキャラクターの絵本セット」が3アイテム、「絵本ナビセレクト 子どもに読ませたい絵本」が3アイテム、「ちょっとおしゃれなプレゼント 大人でも楽しめる絵本」が3アイテムの合計9アイテムです。
絵本ナビオリジナルのクリスマスステッカーとメッセージカード付きで、大人も子どもも喜んでいただけると思います。

DSCF1782.jpg

この企画はハッピーローソン山下公園店だけでなく、横浜市内の青いローソン5店舗でも展開中です。
(横浜スカイビル店、横浜市民病院前店、横浜みなとみらい店、東神奈川店、西神奈川一丁目店)
ネットショップでは販売していませんので、お近くに行かれた方はぜひお立ち寄りくださいね。
(数量限定ですので、売り切れ次第終了です)

【ローソン ハッピー子育てプロジェクト】
http://www3.lawson-miffy.jp/happylawson/diary.html

2007年12月08日

病院がかり。

別に、特に積極的に家事を手伝ってくれる訳でもなく。
優しい優しいパパ・・・という訳でもなく。
でも、ひとつだけ特技を見つけてしまったのです。(旦那さんの話ね。)

それは・・・息子を病院に連れて行く事。
なーんだ、と言うなかれ。うちの息子の病院嫌いを侮ってはいけないのです。
正確に言うと、病院自体は好きらしく、用もないのに行きたがって困らせる事もあるのですが。(よくわからない?)
とにかく、機嫌を保ちながらの長い長い待ち時間をやり過ごし、やっと来た数分の診察。この瞬間に急に大泣きしたり、暴れだしたりする息子。これが、なかなか堪える。私の方が恐怖症気味になったりして。

きかっけは中耳炎。中耳炎は、治療はちょっとでも長く通う事が肝心。私と行くと、やっぱり耳を触られるのを嫌がる息子。あーこれが続くのか・・・と憂鬱になっていると、
「今日は僕が連れて行く。」と申し入れ。
「えっっ、本当に行ってくれるの?」


で、帰ってから恐る恐る結果を聞いてみると、
「全然泣かなかったよ。すごくいい子だった。」

本当に?うーむ、この子既にキャラを使い分けてるな・・・なんて思ったけど、
「信じられない、さすがパパ。どうやって?」
そのまま、パパ病院係なだれ込み作戦!

本人も、自分が行った方が効率が良いと感じたらしく、かなりの頻度で連れて行ってくれるように。そして泣かない勝率もかなり高めなのです。その後もインフルエンザ予防注射、歯医者と調子良く・・・。快挙。

ママとパパに対する態度が変わるのも、結構使えるもんだなぁ・・・。なんて変に関心してしまった。

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はははのはなし
歯医者に関しては、この本が少しは役に立ったかな?
この虫歯の顔の恐ろしさに、さすがに歯磨きはしておこう・・・と思ったみたいです。

2007年12月05日

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◆@絵本ナビ クリスマス絵本と一緒に贈りたいオススメ定番絵本はこちら!(2007/12/05)

http://www.ehonnavi.net/magazine20071205.htm

2007年12月04日

sesame(セサミ)でカナガキ事務局長の連載がスタートしました

親子で楽しむ子どものファッション誌「sesame」で、カナガキ事務局長のコラム連載が始まりました。
題して、『親力がアップする絵本』
毎回、子育ての気づきが得られる絵本をご紹介します。
1月号のテーマは、『子どもが生まれたときの感動を思い出す』。
新しい年を迎えるフェレッシュな気持ちで読める絵本を3冊ご紹介します。
ページ内の『金柿パパのブレイクトーク』で近況報告も。
>>> 「sesame(セサミ)」のサイトはこちら
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駆けつけてみると・・・。

先日の結婚式に始まり、息子の誕生日、クリスマス、とやたらハードな12月。
更に、誕生日の前日の今日は保育園行事。

「親子で一緒に遊びましょう。」と言う企画なのに仕事が長引いてしまった!
待ちわびる息子の顔を浮かべ半泣きで猛ダッシュ、
殆んど終わりかけている部屋へ飛び込み「遅くなってごめんねー!!」
喋れない位の息切れ状態で息子に謝ると・・・

「全然遅くない!」

意外な答えが返ってきた。
拗ねて言っている訳でもなさそうで、他のママ達に聞くと、それはそれは楽しそうにお友達と遊んでいたらしい。そういえば、着いた瞬間もお友達のママのお膝にちゃっかり座っていたし。

「あら、結構自立してるのね・・・。」

いや、必死で駆けつける母親の姿を見せる事が大事なんだ。
・・・まだ息切れが収まらなくて必死に呼吸しながら、自分に言いかせるのが精一杯でした。

2007年12月02日

結婚って!?

今日は兄の結婚式。
1日で買い物しまくって揃えた(神業!)、自分と息子のフォーマル着を着ておすましで参加。

心配した息子もまぁまぁの行儀。(風邪気味で体力弱まっていたのが良かった!?)
子供用にも、ちゃんとフルコースがワンプレートに乗った、気の効いたお料理にすっかりご機嫌の息子。使えないくせにフォークとナイフで肉を切ろうと悪戦苦闘。で、そのお肉がやたら美味しそうなのです。
私はちゃっかりよそ見してる間にパクっと味見。ばあばも思わずつまんだらしく、「ばあばキライ」と言われており、また気が付くと、旦那が一生懸命息子に「ちょうだい!」と頼んで「だめー。」と断られ続けている。進行する式を他所に変な争奪戦が繰り広げられる磯崎家・・・。

それはともかく、
「僕、何だか楽しくなってきた。」
高らかに宣言する息子。それは楽しそうに兄やじいじにちょっかいを出しておりました。良かった良かった。

帰宅後、「どうだった?結婚式。」

「えーっと、僕は、ママと結婚する。」
まぁー!!
こんな絵にかいたようなセリフって本当に言われるんだ。
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ぼく おかあさんのこと・・・

みたいね、フフフ。
暫く否定せずにひたっておこう・・なんてひそかに喜んでいると。

「ねぇ、結婚てなに?」

ん~何だろうねえ・・・

思わず口ごもってしまっている、私がいるのでした。

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