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2008年10月29日

川端誠さん落語絵本シリーズ最新刊発売記念!
「落語絵本 制作のひみつ」ブログ第一回

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「じゅげむじゅげむ、ごこうのすりきれ、かいじゃりすいぎょ、すいぎょうまつ、うんらいまつ・・・」
以前NHKの番組内コーナーでも取り上げられ、
子ども達の間でも大人気となった「じゅげむ」
ご存知落語の中でも最もポピュラーな咄ですね。
でも、落語が子ども達に浸透するというのはとっても面白いと思いませんか?

そのブームの大きなきっかけの一つとなったのが、
川端誠さんの「落語絵本シリーズ」。

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第1巻『ばけものつかい』は1994年に刊行されました。
現在12巻までが揃い、シリーズ合わせて100万部を突破しています。
2009年には、シリーズ創刊から数えて15年周年にあたるそうですよ!
内容のご紹介については、こちらをご覧ください。

絵本ナビ「落語絵本シリーズ」紹介ページ>>>
絵本ナビブログ「テーマ別落語絵本の楽しみ方」>>>

さて人気の「落語絵本シリーズ」、来年の15周年に先駆けて
2008年の12月下旬にいよいよ待望の新作13巻目が完成予定だそうです!
今回絵本ナビでは、発売記念企画として
「落語絵本シリーズ」を出版されているクレヨンハウスさん、
作者の川端誠さんに多大なご協力を頂いて、
「新作の完成までの様子」を覗かせて頂けることになりました!
落語絵本はどのように創られていくのでしょう・・・?

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こちらの「制作ブログ」コーナー内では、
発売予定の2008年12月下旬まで、数回にわたり更新していく予定です。
どうぞ皆さんもご一緒に、完成まで楽しみながら待ちましょうね!

それでは、早速第1回のスタートです。

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はじめまして。
川端誠の「落語絵本」シリーズを刊行しているクレヨンハウスです。
このサイトで、当シリーズにもたくさんの方々がレビューを寄せてくださっていて、たのしく拝見しています。
みなさんのごひいきのおかげで、ただいま新作の「落語絵本」も製作中です。
作者の川端さんの創作ぶりを、数回にわたってお伝えしていけたら、と思っていますので、
よろしくおつき合いのほどをお願い致します。


■■そもそも、どうして落語を絵本に、というおたずねがよくあります。


1952年生まれの川端さん、子どもの頃にラジオ放送で出会って以来、筋金入りの落語好き。
落語と絵本の出会いを、こんなふうに話しています。


川端さん:うまい噺家にかかると、何度おなじ噺を聞いてもおもしろい。
      ストーリーもオチもよく知っていても、聞けば聞くほど、おもしろい。
      ちょうど、子どもが同じ絵本を何度でもくりかえし読むのと同じなのかな。
      絵本と落語とは、けっこう近く、落語を聞いていると、
      これは絵本になりそうだというものが、いくらでもありますよ。

おもしろい噺も、絵本にしたい噺も、川端さんにはやまほどあります。


▼まずは、こんなスケッチから、絵本化への第一歩がはじまります。
 
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このシリーズは、本文が24ページ。
扉ページと最終ページのほかに、見開きで11画面あります。
ページの流れを、ミニミニのコマ割りで、かたちにしてみます。



■■新作の「主役」はだれ・・・?


「落語絵本」シリーズも、創刊から数えて、来年で15周年、次作で13巻目
じつは、第13巻は、別の2つの噺のどちらかに……と、話していました。
ところが、ある出会いによって、いわば、その他大勢のエキストラだったこの作品が、
あれよという間に、主役を射止めてしまったのです。

そのドラマチックな出会いとは……今回は、「いちばんぼし」とだけ、お知らせしておきます!

その代わりに、この噺の主人公「八五郎」を、ご紹介しますね。
長屋の住人で、「がらっぱち」だの、「はちこう」なんぞとも呼ばれています。


▼その「八五郎」の貴重なアイデアスケッチです!

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登場人物のキャラクターデザインは、その人物になりきってみると、顔かたちがきまり、
口調やセリフまわしも、自然と口をついて出てくるそうです。

▼ こちらはダミー(原寸で描いた試作品)です。
完成作品(4巻 じゅげむ)と比べて同じ大きさです。

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落語絵本の1ページは、A4と同じ大きさです。

上記で触れました、ミニミニのコマ割りで考えた構成を、
全ページ原寸の線画で描いてみます。

それを、実際の絵本と同じ体裁で貼り合わせて、ダミーの完成

川端さんは、このダミーを講演会などで、お客さんを前に実際に読んでみることも、よくあります。
このダミーも、初の実演を編集部・出版部の一同で体験し、大笑いのお披露目と相成りました。

この続き、ダミーから原画制作の様子は、次回にご紹介します。
(次回に続きます・・・)

絵本ナビから、ひとつお知らせです。
※「落語絵本」について、ユーザーの「みなさんの声」を大募集!

2008/10/29配信の絵本ナビメールマガジン内に於いて、
アンケートを実施しております。(絵本クイズにお答え頂く際のアンケートです。)
こちらでお答え頂いた回答は、「みなさんの声」として川端先生にお伝え頂けるそうです。


Q)好きな落語絵本のキャラクターは? ・・・14巻に、登場するかも!
Q)落語絵本にしてほしい、落語の噺は? ・・・新作でお目見えするかも!
Q)川端誠さんへ聞いてみたいことは?  ・・・ご本人からお応えがあるかも!

 ★アンケートの募集期間は2008/10/29(水)~11/11(火)です。

皆さんのご意見が作品に反映される大チャンスです! 
是非メルマガバックナンバー「落語絵本特集号」を覗いてみてくださいね。

  
                      メルマガバックナンバー「落語絵本特集号」はこちら>>>

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2008年10月28日

テーマ別で楽しむ「落語絵本」!

◆◆テーマ別で楽しむ「落語絵本」◆◆     
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担当編集の方から、テーマに分けて各巻をご案内頂きました。これなら、自分がまず読んでみたい1冊!というのが探せるはずです。

●その6 あの人が、またまた登場! 落語絵本のお馴染みさん

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じゅげむ

はつてんじん』の金坊じゅげむは、どうやら同じ長屋の幼馴染み。
けんかもするけど、仲もいい。
両国の花火見物には、ともに家族揃って出かけていますよ。

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そばせい

むらさきの羽織姿は、「おそばの清さん」こと、「そばせい」のトレードマーク。 ほかの2巻にも、ゲスト出演中。探してみて。

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ばけものつかい

「ばけものやしき」に現れたのは・・・
一つ目小僧、ろくろっ首、三つ目の大入道と、
「おばけシリーズ」も好評の、川端さんお得意のキャラクターたちです。


★テーマ別で楽しむ落語絵本  
 
その1 じつに、おいしそうなんです!・・・たべものの落語絵本>>>
その2 子どものきもちと、親ごころと親子を描いた落語絵本>>>
その3 落語好きもびっくり!・・・川端流アレンジの効いた落語絵本>>>
その4 落語はやっぱり、粋じゃないと!・・・江戸が舞台の落語絵本>>>
その5 江戸落語と上方落語。ところかわれば・・・関西発の落語絵本>>>
その6 あの人が、シリーズの別の絵本にも登場!落語絵本のお馴染みさん>>>

テーマ別で楽しむ「落語絵本」!

◆◆テーマ別で楽しむ「落語絵本」◆◆     
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担当編集の方から、テーマに分けて各巻をご案内頂きました。これなら、自分がまず読んでみたい1冊!というのが探せるはずです。


●その5 江戸落語と上方落語。ところかわれば・・・関西発の落語絵本


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ときそば

上方では、「ときうどん」としてお馴染み。
が、じつに、絵本には向かない噺。というのも……場面は夜のみ、
しかも屋台のそば屋の前だけ。
でも、時(とき)でちがってくる夜の気配を感じられる絵本になりました!

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そばせい

元は、上方落語の『蛇含草(じゃがんそう)』で、
そばに代わり、餅の大食いをする噺。
「あまりにもシュールで、こわくて、最後のページが開けません・・・」という声もあるのですが、さて!


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おにのめん

落語では珍しい女の子が主人公の噺。
「お春」が、親元をはなれて住みこみで働く「河内屋」とは、
作者の実家の、かつて荒物問屋だったとき屋号から。 シリーズ唯一の関西弁にしたのは、「オチ」のひと言を利かせるためとか。

★テーマ別で楽しむ落語絵本  

その1 じつに、おいしそうなんです!・・・たべものの落語絵本>>>
その2 子どものきもちと、親ごころと親子を描いた落語絵本>>>
その3 落語好きもびっくり!・・・川端流アレンジの効いた落語絵本>>>
その4 落語はやっぱり、粋じゃないと!・・・江戸が舞台の落語絵本>>>
その5 江戸落語と上方落語。ところかわれば・・・関西発の落語絵本>>>
その6 あの人が、シリーズの別の絵本にも登場!落語絵本のお馴染みさん>>>

 

テーマ別で楽しむ「落語絵本」!

◆◆テーマ別で楽しむ「落語絵本」◆◆     
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担当編集の方から、テーマに分けて各巻をご案内頂きました。これなら、自分がまず読んでみたい1冊!というのが探せるはずです。

●その4 落語は、やっぱり粋じゃないと!江戸が舞台の落語絵本

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めぐろのさんま

殿さまは、着物も、笠も、馬も、食べものも別格。
でも、そのトンチンカンぶりに、花までコケる? 
はぎ、くず、ふじばかま、なでしこ、おみなえし、すすき、ききょう・・・
秋の七草を探してみて。かつては、鷹の狩り場だった目黒が舞台。

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おおおかさばき

左官の金太郎と、大工の吉五郎。
江戸っ子の職人気質は、意地を張るばかりでなく、芯も、気骨もある。
大岡越前守の面立ちや出立ちは、例のドラマがモデルです。 大岡越前守のいた南町奉行所は、有楽町マリオンのあたりにあったそうです。

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たがや」  

お湯と手桶に、前祝いのに寿司とお酒もと、さすがに大店のだんな衆は懐も広いもの。
大関の寿山も、おろしたての浴衣をさいて、手ぬぐいにしてくれました。
裏表紙にも、その手ぬぐいが再登場!舞台である両国は、いまは国技館のある場所として有名です。 


★テーマ別で楽しむ落語絵本  

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その3 落語好きもびっくり!・・・川端流アレンジの効いた落語絵本>>>
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その5 江戸落語と上方落語。ところかわれば・・・関西発の落語絵本>>>
その6 あの人が、シリーズの別の絵本にも登場!落語絵本のお馴染みさん>>>

 

テーマ別で楽しむ「落語絵本」!

◆◆テーマ別で楽しむ「落語絵本」◆◆     
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担当編集の方から、テーマに分けて各巻をご案内頂きました。これなら、自分がまず読んでみたい1冊!というのが探せるはずです。


●その3 落語好きもびっくり!・・・川端流アレンジの効いた落語絵本

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たがや

花火見物で、あかちゃん誕生! 
元の噺を知っている方には、驚きの展開でしょう。
屋形船のゆれる灯り、人々の顔が花火に照らされた様子など、
名噺家といえども、ことばでは表せませんよね。


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たのきゅう

たのきゅうさんは、旅役者。人をまるのみにするという、うわばみを前に、
得意の「早変わり」で、いのちびろいをします。
おしろいの香も漂ってきそうな楽屋、きらびやかな衣装も、絵本ならでは。
ごひいき筋から贈られたのぼりには、クレヨンハウスからのものも。


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いちがんこく
              
もともと落語には、そんなばかな! という噺が多いですが、
江戸時代に、なんと白黒テレビ!? 人気番組紹介やテレビガイドも!
 絵本化にあたっては、「一目瞭然」ということばの力、異文化と出会うことへの
思いもあったそう。

★テーマ別で楽しむ落語絵本  

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テーマ別で楽しむ「落語絵本」!

◆◆テーマ別で楽しむ「落語絵本」◆◆     
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担当編集の方から、テーマに分けて各巻をご案内頂きました。これなら、自分がまず読んでみたい1冊!というのが探せるはずです。


●その2 子どものきもちと、親ごころと・・・親子を描いた落語絵本

時代は違えど、子を想う親の気持ちは変わらない。でも、その表現方法は色々で・・・。

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はつてんじん

とうちゃん、いやいや金坊を連れて出かけたものの、寒空のなか、
懐のてぬぐいを金坊の首元に巻いてあげているんです!
両親ゆずりの金坊のほくろにも、ご注目を。

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じゅげむ

千年や万年だけじゃ、かわいそう。
「寿限り無し」にはじまり、縁起のいい、めでたい名前をつけたい。
「やあぶらこうじのやぶこうじ」は、冬でも葉が枯れず赤い実をつける
ヤブコウジから。

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たがや」 
              
「ややこはね、じぶんで、よのなかにでてこようとしているんだよ。
 はじめてのおおしごとをじゃましないようにね」
という、
とりあげばあさんのことばに、わが子誕生のときを思い出した、という方も。


★テーマ別で楽しむ落語絵本  

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テーマ別で楽しむ「落語絵本」!

◆◆テーマ別で楽しむ「落語絵本」◆◆     
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担当編集の方から、テーマに分けて各巻をご案内頂きました。これなら、自分がまず読んでみたい1冊!というのが探せるはずです。

●その1 じつに、おいしそうなんです!・・・たべもの落語絵本

落語のおはなしって、本当に美味しそうな食べ物がたくさん登場するんです。
全て和食なのもまた新鮮なのかも!(当たり前ですけどね。)

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まんじゅうこわい

おやつの時間になると、子どもさんが「○○こわい!」というそうな。
おはぎ、栗ようかん、すあま……どれも、こわい! 
ちなみに、元祖へそまんじゅうは「呉四(くれよん)堂」の名物です。
     
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はつてんじん

たこやき、金太郎飴、くず餅、やきそば、かるめ焼、わたがし、あんず飴・・・。
いくら「毒だから、だめ」といわれたって、屋台の味にはひかれますよね。
    
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めぐろのさんま

たき火のなかにほうりこみ、まっ黒けのアツアツに、しょう油をジュジューッ。
目黒ふうの「黒く長やかなるもの」はもちろん、表紙に描かれた秋の味も格別!
      
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おおおかさばき

長屋住まいの吉五郎と金太郎、奉行所で大岡越前にふるまわれたごちそうにびっくり!
鯛の塩やき、さしみ、てんぷら、煮物。折詰めにし、家族のみやげにしたい、と。

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ときそば

「この絵本を読んだ日の給食がごはん。そばが食べたいと、子どもたちからは大ブーイング」というおハガキがありました。
すきっ腹で読むのは、要注意!


★テーマ別で楽しむ落語絵本  
 
その1 じつに、おいしそうなんです!・・・たべものの落語絵本>>>
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2008年10月23日

「夢の中のいつもの街角」nakaban展覧会

絵本作家、画家、イラストレーターとして活動するnakabanさんの展覧会のお知らせです。

「夢の中のいつもの街角 nakaban」

子どもの部屋は港の様。未だ知らない遠い国とつながっている。
とうぜん夢の世界ともつながっている。
だから子どもは寝ても醒めても旅人だ。
旅人には装備が要る。衣服やカバン、食器やカメラ。それに小さな本も欲しい。
ちょっと内緒だけどそれらがそろっている店が東京の古いアパートメントの一室にある”CHIGO”というお店。”CHIGOの空間で自由に展覧会をして欲しい”…そんな楽しい依頼を受けたのは初夏の事だった。
私は今、ある世界を表現しようとアトリエでいろいろ制作している。
それは私自身が子どものころから変わらず訪れる夢の中の町角のイメージ。
色彩は冬のネオンのような感じだ。イメージの定着は難しいが作業はこの上なく愉しい。
窓の外からは冬の足音も聞こえてきた。
それでは、そろそろ部屋の扉を開けてみましょうか。

nakaban


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■日時:2008年11月14日(金)~24(月)

■場所:CHIGO
     〒151-0051
     東京都渋谷区千駄ヶ谷3-52-5 原宿ニュースカイハイツアネックス208号
     Tel: 03-5770-3195 Fax: 03-5770-3196
     Open: 12:00-20:00 定休日:期間中は年中無休になります。

     CHIGOさんのHPはこちら>>>


nakaban(ナカバン)
1974年11月、広島県生。絵画を中心に、挿絵やアニメーションなど幅広く活動。東京都在住。
nakabanさんのオフィシャルサイトはこちら>>>

2008年10月22日

きむらゆういちさんのオフィスにお邪魔しました!

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童話作家きむらゆういちさんのオフィスにお邪魔しました!

子どもから大人までを虜にした大ベストセラー「あらしのよるに」シリーズや、
赤ちゃんに人気の絵本としてながく愛され続けている絵本「いないいないばああそび」、
最近では愉快な設定が絵本ナビ読者の間でも人気を集めつつある絵本「どうなるどうなるあなのなか」など、数々の名作を生み出されている童話作家と言えば・・・・この方ですね。

きむらゆういち(木村裕一)さんです。

今回、新作絵本

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ワオとレオンのどっきりやっぱりまちあわせ
※みどころはこちら>>>

発売記念という事で、きむらゆういちさんのオフィスにお邪魔させて頂き、
直接お話をお伺いすることがきできました!!

以前、書店勤務時代にお世話になった事があり、
その時の事を覚えて下さっていたきむらさん。
とっても気さくな方で、終始にこやか。

緊張感をほぐして頂き、和らいだ雰囲気で
新作「ワオとレオンのどっきりやっぱりまちあわせ」の事や、
絵本製作秘話までたっぷりとお話を伺う事ができました。

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↑洗練された雰囲気の素敵なオフィスに、きむらさんの作品やグッズがいっぱい!


◆子どもの友情とは・・・?


今回この絵本を読んで一番印象に残ったのが、
(恐らくとっても小さな子ども達であろう)ワオくんとレオンくんの、
「ともだち同士」としてのやりとりの場面。
特に最後、お互いに全部わかっている訳ではないのに成り立っている会話のやりとりなんて、
何でもない様にみえて、大人の私でもぐっと来てしまう場面でもあるのです。


―きむらゆういちさんの作品には、「友情」というテーマで描かれているものもとても多いと思うのですが、今回の主人公の二人はとっても小さな子の設定です。「友情」を描く時に、また違った思いがあったりもするのでしょうか?


「お話をつくる上では、年齢や月齢の事は、特に考えている訳ではないのです。
 でも『友情』『友だち関係』そのものは、色々な表現方法があると思っていて、
 『ベタベタするだけが友達じゃないよ』という様な事は考えていましたね。」

ときむらさん。

例えばこのお話の主人公のふたりの関係。

レオンくんは、とってもいたずら好き。
レオンくんはワオくんが好きだから、いたずらしたり、ちょっかい出したりして喜ぶタイプ。
それに対してワオくんはちょっと「ボケ」の役割。ただただレオンくんを心配するタイプ。
レオンくんの手の中にワオくんがいる様でいて、でもちょっと手の外へ出てしまうと
レオンくんは慌ててしまったり・・・。

性格も表現方法も全然違うタイプのふたり、すれ違いもあったりするけど、
両方がベタベタくっついている関係よりもうまくいくんじゃないのかな?・・・ときむらさんは
考えられたそうです。
そんな関係って言われてみれば、思い当たるような・・・!?

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◆友情には「段階」がある?

そうは言っても、やっぱり初めから大人の様な友達関係を築ける訳ではなく・・・。

きむらさんの息子さんが、幼稚園で初めてケンカをした時のこと。
先生からの報告を受けて「すみません・・・。」と謝っていたきむらさん、先生に
「やっとケンカができるようになったんですよ。」
と言われたそうです。
「集団生活の中で、自分を出せるようになる事ってスゴイ成長のひとつなのかもしれない。」
そう思われたきむらさん。
この子が好きという感情が芽生えて、その気持ちを表現しようとちょっかいを出したり、
くっついてみたり、ケンカしたり。
そうやって体ごと試しながら関係を築いていく・・・。
それが、小さな子にとっての「友情」の初めの段階なのかもしれませんね。

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子ども同士の関係を見ていると、
時々こちらの理解の範ちゅうを超える様な行動を起こすこともあります。

毎日取っ組み合いのケンカをしている二人なのにとっても仲良し、
いじめっ子の事をみんなでかばったり、
好きな子に対してちょっかい出したり(ここは大人も同じ?)・・・。

そんな子ども達のやり取りは、きむらさんの目にはとっても面白く新鮮にうつるのでしょうね。
お話を創っていく上で、そんな部分をとても大切にされているそうですよ。
子ども達の気持ちを丁寧に描く事が、子ども達の大きな共感を呼ぶ秘密なのかもしれません。

「子どもというのは、相手が大人であろうが子どもであろうが、いたずらするのが好きなんですね。隠れたり、ちょっかい出したり・・・。
そういった意味で、実はこのお話はレオンの視点で描かれている物語かもしれないなぁ・・・。」

言われてみれば・・・
ワオくんが主人公として登場しますが、心が大きく揺れ動いたり、
事の一部始終を全て知っているのは実はレオンくんの方!?

うーん、奥が深いです。

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大人も子どもも、例えば「好き」という感情一つとっても
基本的には変わらないのだとは思います。
でも、子ども達って一切「取り繕う」って事をしない。
だからこそ子ども達のやり取りには、魅力があり、
また様々な出来事が起こるのでしょうね。


◆きむらさんの作品が世代を超えて共感を呼ぶ「秘密」は・・・?


「冒険物語のように、舞台となる場面が大きく変化しながら展開するお話は勿論面白いと思うけど、ボクは、ちょっとした場面の中での会話や人間関係などから生まれるドラマの方が面白いと感じるなぁ。」

今作品でもそうですが、限られた設定の中で、会話劇でストーリーが進んでいったり、
二人の人間関係の変化やその緊張感などで盛り上がっていく・・・という物語を描く事に
一番興味がある、とおっしゃるきむらさん。

きむらさんの作品が、多くの世代の心をひきつけて止まないのは、
どうやらこの辺りに秘密があるようです。
そういった人間同士の関係性からくる会話や緊張感を丁寧に描く事で
読んでいる人が感情移入しやすくなるのでは・・・とは御本人の言葉です。

また、子ども達の習性や遊び、また面白がるような場面を入れる事も
子ども達の共感を得られる大きなポイントとなるそうです。
確かに、その方が子ども達もすんなり物語の世界に入れるのでしょうね・・・納得です。


◆ワオキツネザルとカメレオン。


さて、この物語の主人公のふたり。
パっとみて、ワオくんが何という動物かわかった方はいるでしょうか?

正式には「ワオキツネザル」というおサルさんなのですね。
レオンくんは(こちらは有名?)「カメレオン」です。
そして、舞台はなんとマダガスカル島。バオバブの木を見て「あれ?」と思われた方もいるかもしれませんね。


-どうしてこんな珍しい組み合わせの主人公になったのでしょうか?


「最初のきっかけは<リトルパンゲア>というマダガスカル島で存続の危機にある動植物を救うための活動されている方からのお話でした。」

ただ、きむらさんの創作活動の方針として、
「直接的な強いメッセージ性のある絵本をつくる」という事にはあまり関心がなかったので、
暫くはこのお話が生まれる事はなかったそうです。

ところが、マダガスカル特有の動物として「ワオキツネザル」や「カメレオン」などの存在を知り、
実際にご覧になった時に「ピンッ!」と来るものがあったのだそうです。

特に注目したのは「カメレオン」の大きな特徴の一つとして、体の色が自由に変えられること。

「もし自分が子どもだったとして、こんな夢のような体を持ったらどうするだろうと
考えると思ったんです。
体の色を変えて隠れたり、いたずらしたり、あんな遊びやこんな遊びや・・・!」

と嬉しそうに語るきむらさん。

「でも、やりすぎてちょっと失敗したりして。
 その一方でボケ役のワオくんが受け止めたり・・・。
 この組み合わせは面白い話がつくれそうだぞ!」

こうして「ワオとレオンのどっきりやっぱりまちあわせ」の制作がスタートしたのです。

絵を担当されているのは江村信一さんです。
江村さん御自身はリトルパンゲアの活動に参加されているそうです。
直接的にマダガスカル島を描いている訳ではないそうですが、
独特な色彩やのんびりした雰囲気は楽園という場所柄をとても感じます。
主人公のふたりのキャラクターもとっても可愛いですね。


それにしてもきむらさん。
カメレオンを見てそこまで発想が膨らんでいくとは・・・。
やっぱり子どもの気持ちを良くわかっているから?
それとも、きむらさん御自身の中にこどもの心があるのでしょうか?
こうして、また一つ名作が生まれていくのですね。


◆発想はどこからくるの・・・?


そんな風に思いついたら早い、きむらさんの創作活動の発想のもとは
一体どこからやってくるのでしょう。


-普段から、常に作品の事を考えられているのでしょうか?


「いつもじっくり考えている・・・とは言えないですが。
 普段の生活の中でも、常に頭のどこかにはありますよ。

プロとアマの一番大きな違いというのは、アンテナの張り方だと思っています。
例えば商店街を歩いていても、
 主婦という立場の方、喫茶店の経営をされいる方、デザイナーをされている方・・・
など、目に飛び込んでくるものはそれぞれが全然違うと思うんです。

ボクは童話作家なので、いつも自然にネタを探しているような所はあります。
そこに全然関係ないテーマ(例えばカメレオン)と結びついた瞬間に、
アイデアがむくむくと膨らんでくるのです。」

日常の会話の中にだって、人生の本質みたいなものが隠れていたりするものだ
とおっしゃるきむらさん。
さり気ない言葉ですが、「童話作家として生きていく」・・・という覚悟をしっかりとお持ちの上で、
その道を進まれている姿・・・というものをひしひしと感じます。


◆ラフ案を見せて頂いちゃいました!


お話を創作される際には、場面も一緒に思い浮かぶというきむらさん。
「絵本は場面だから。」
とはっきりおっしゃっていました。
だから、きむらさんのつくるラフ案というのは、
文章だけでなく、簡単な絵も一緒に出来上がっていて
すでに「絵本」の形を取っているそうです。

そのラフ案がきむらさんと画家さんとのコミニケーションの場。
最初のラフ案には(ここには描けないような・・・)様々ないたずら描きも
あったりするそうで(笑)。

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今回は、2回目のラフ案というのを見せて頂きました!
貴重な画像ですね。

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↑とってもわかりやすいラフ案。イメージが既にしっかりと見えてきます。


◆最後に・・・。


今回のメールマガジンでの特集に寄せて、
きむらゆういちさんが絵本ナビ読者の方々の為に
直筆メッセージを描いてくださいました!

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おしゃべりをしながら、アイデアを出しながら、
本当に楽しそうに描くきむらさんの様子です。

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↑完成がこちら!

最後に記念撮影をぱちり!

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とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
また、新作が出る際には何か面白い企画ができるといいねぇ・・・
なんて、嬉しいお話も出ていましたよ!

きむらゆういちさん
オフィスのスタッフの皆様
長崎出版さん
ご協力ありがとうございました!

2008年10月20日

絵本クラブ 配本リストの一部改訂のお知らせ

絵本クラブの規定の配本リストにつきまして、10月1日をもちまして
一部改訂を実施いたしましたので、お知らせいたします。

【変更の主旨】
会員の皆様からいただきましたご意見、また、絵本ナビに寄せられた評価・感想などをもとに、絵本ナビ事務局にて、既定の配本作品と新作絵本についての見直しを実施し、一部作品について入れ替えを
行いました。

【変更内容】
0~1歳コースから5~6歳、および大人コースの年齢別各コースにつきましてそれぞれ数作品の入れ替えを行いました。
変更後のリストは絵本クラブのサイトにてご確認いただけます。
http://www.ehonnavi.net/club/

【会員の皆様への影響】
すでに組まれている配本予定については影響ございません。
 ・2008年10月以降ご入会の会員様
   ・・・新リストで配本予定が作成されます。
 ・2008年9月以前ご入会の会員様
   ・・・2009年(来年)11月以降に追加される配本予定から、
      新リストに基づいた配本予定となります。
      (ただし、自動継続を選択されている会員様のみ対象となります)

なお、会員の皆様の配本予定につきましては、絵本クラブの会員ページにログインして、ご確認いただくことができます。
https://www.ehonnavi.net/club/ehonclub_enter.asp

これからも、お客様にご満足いただけるよう、サービス内容および作品内容の
見直しを行ってまいります。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2008年10月15日

よしながこうたくさん「わんぱく小学校」シリーズ 読み聞かせ動画配信!


給食番長」「飼育係長」「あいさつ団長」といえば・・・よしながこうたくさん。

そして、こうたくさんと言えば博多バイリンガル絵本。
全国のおはなし会などでも大人気のこのシリーズですが、
「博多弁の部分を声に出して読むにはかなり勇気がいる・・・」
というお悩みの声もちらほら!?
そんな悩み、望みを叶えてくれるのはやっぱりこの方。
我らが人気者、よしながこうたくさん御本人です!

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第1作「給食番長」にて絵本作家デビューをされて以来、
お話会デビューも共に果たされ、各地を回られて全国のちびっ子&ママ達を
魅了しているともっぱらの噂のこうたくさん。

今回は、絵本ナビ読者の為だけに特別企画!
自らの絵本を読み聞かせて下さいました。

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↑「未だに緊張してダメです~。」なんて、御本人はかなり謙遜されていますが・・・

この絵本を手にとられた方は
「この読み方で合っているんだろうか?正確な発音が知りたい。」
などとうずうずされているのではないでしょうか。

そこでこの企画。
やはり本場の博多弁!
「こんな風に読むのか・・・。」圧倒されますよ。
「小学生がわいわい言っている雰囲気」が再現されるのも面白いのです。

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↑絵本ナビスタッフの目の前で読んで頂きました!これは贅沢。

まずは最新刊のこちらから配信スタート!

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「あいさつ団長」

こちらは、何と言っても「外国からの転校生サムソン」の発する言葉
「オ、オハヨウゴザイマス・・・」
から始まるという、読み手にとってはかなり高度(?)な内容になっています。
会話がとても多く、サムソンのカタコト日本語、それを真似するせいじ、
どんどん日本語が滑らかになっていくサムソン・・・。
あんまり意識すると、気後れがしてしまいそうですが、
こうたくさんの勢いと雰囲気を是非ご参考に!

【よしながこうたくさん「あいさつ団長 」】

さらにさらに・・・
『給食番長』と『飼育係長』も読んでくださいました!!

【よしながこうたくさん「給食番長 」】


【よしながこうたくさん「飼育係長 」】

2008年10月11日

「ねぎぼうずのあさたろう」アニメ放送開始! 試写会に行ってきました。

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いよいよ今週日曜日にせまったアニメ「ねぎぼうずのあさたろう」放送開始目前。
一足お先に試写会に行ってきました!

アフレコ(声の録音)作業などをするタバックというスタジオの一部屋で行われました。
関係者の方々ばかりの中でちょっぴり緊張しながら席に座っていると。

何と!お隣に粋なお着物姿の飯野和好先生が。

初めてお披露目される記念すべき第一回「ねぎぼうずのあさたろう」を
原作者飯野和好先生のお隣で見る幸せ・・・。


さて、そのアニメ版「ねぎぼうずのあさたろう」。
ここ数週間、特集作成の為にずっとあさたろうが頭の中を走り回り、
その動く姿を想像しながら過ごしていましたので、
いざテーマ曲が始まってあさたろうが画面狭しと軽快に動き回る姿を見た途端、
何だか感無量な気持ちになってしまいました。(赤の他人なのですが・・・。)

ちなみにこのテーマ曲を歌っている方と作詞をされた方もいらしたので、
ちょっとお伺いしましたら、
「絵本、シナリオからイメージして」作詞されたそうです。
あさたろうの世界がぎゅっと凝縮された素敵な曲なのですが、
サビはやっぱり「あのフレーズ」で決まってましたよ。


そして、まず冒頭に入ってくるのが浪曲!
「浪曲って、こんなに唸るんですね。」
皆さん、本物の浪曲を聴くことができますよ、聞き惚れます。
その他、使われている音がどれも素晴らしく、
本格時代劇の雰囲気を醸しだしていてドキドキしてしまいます。

そんな中、ねぎ畑風景からお話は始まるのです。

ストーリーは後のお楽しみですが、
絵本を読んで感じる、あの世界観にそのままちょっと入り込んで
リアルに見ている感じ・・・というのでしょうか?
なるほど、そういう事だったのかとうなずいてしまったり。

やっぱり何といっても見所は、
インタビューさせて頂いた池田さんもおっしゃっていた通りに、
「あさたろうのキャラクター」の魅力でした!

絵本の中の絵の様に、あの絵筆でさらっと描いたような顔立ちをしているくせに、
よく動くんです。そして表情が本当に豊かなのです。

ねぎ畑から飛び出したばかりで、ちょっとウブな感じのあさたろうは可愛さ満開!(顔がまん丸だし。)
それに対して、正面きってまっとうな事をしゃべるあさたろうは本当にカッコイイ。


また、絵本でのあの質感の表現をアニメで表現されるのは本当に苦労されたとお聞きしましたが、こだわりのある色や風景に、アニメならではの美しさが加わって、また新しい世界が広がっていました。


あさたろうが必殺技を繰り出す「決め」の場面、
笑いあり涙ありの物語、本当に色々な要素がぎゅっと凝縮した第一話。

早起きできた方は見逃さないでね!

ご覧になれない方はこちらでお楽しみください!
>>>東映アニメーションHP ねぎぼうずのあさたろうサイト

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↑第1話予告映像より。あ、この悪者は・・・!

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↑旅がらす、あさたろう。

◆メルマガバックナンバー「ねぎぼうずのあさたろう」特集号はこちらから<<<

2008年10月09日

絵本「おこる」に寄せて中川ひろたか先生、長谷川義史先生にメッセージを頂きました!

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「おこる」

先日(9/24)、絵本ナビメールマガジンで特集しました、
絵本「おこる」特集。

メルマガバックナンバーはこちら>>>

その際に募集しました、
「中川ひろたかさん、長谷川義史さん 名入れサイン本 企画」
ですが、おかげ様で大好評のうちに終了いたしました。

現在、ご応募頂いた方から20名様が選ばれて、
サインを入れて頂くべく準備中でございます。
楽しみにお待ちくださいね!

さて、そんな絵本「おこる」へ向けて、
作者の中川ひろたかさんから絵本ナビ読者の方達へ向けて、
素敵なメッセージが届きました!!

また、「おこる」の世界を迫力ある絵で表現されている長谷川義史さんからも、
質問形式で絵本の完成に寄せてメッセージを頂きました!

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中川ひろたかさんから
絵本ナビ読者へ向けて、素敵なメッセージが届きました!

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怒るというのは、

なかなかやっかいな感情です。

怒るのは、嫌だけど、

怒らなければならないってことは、ある。

人はどこまで、許せるか。

長谷川義史の「いいからいいから」というおじいちゃんみたいに

どこまでも、許せたらいいんだけど。

許せないことって、いったい、どんな時なんだろう。

怒らなくてはならないのって、どんな時なんだろう。

これって、人権のこと、平和のこと、

地球に暮らす人類全ての問題に通じることなんだよね、実は。

中川ひろたか

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絵本「おこる」に寄せて、
長谷川義史さんへのいくつかの質問をさせて頂きました!


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Q:完成した絵本「おこる」をご覧になっていかがですか?

A:さて、この『おこる』というこの子は、どううけとめられるのでしょう。



Q:苦労した場面、逆に気に入っている場面はどこですか?

A: 苦労した場面=海の花火の場面

   気に入っている場面=海でおしっこしている場面、鉄棒にぶらさがっている場面


Q:「怒る」という感情についていつも思っていたこと、または改めて感じたことは
ありますか?

A:おこっても、なんにもいいことおこらない。



Q:怒らない人になれそうですか?

A:なれないでしょう。



Q:(絵本ナビを含め)読者にメッセージをお願いできますか?

A:つまらないことでおこらないでね。


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2008年10月08日

「ねぎぼうずのあさたろう」アニメ放送開始!記念  登場人物紹介です。

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アニメ版「ねぎぼうずのあさたろう」の登場人物をご紹介します!!


アニメ版「ねぎぼうずのあさたろう」には、絵本シリーズでお馴染みのキャラクターはもちろん、
オリジナルキャラクターも登場するようですね!
物語は、この3人が中心となって進んでいくようですよ。


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「あさたろう」

あさつき村うまれのねぎぼうず。暴れ者から故郷の畑を守るため、東海道の旅にでる。
悪いことにはがまんができない。
必殺技のねぎ汁で、悪ものたちをやっつける。

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「にきち」

元盗賊のにんにく。盗賊だったが義理固い。だじゃれやギャグが大好き。
あさたろうの一本気にふれて、いっしょに旅をすることになる。
必殺技はにんにくの粉の目潰し。
※絵本版では2巻から登場しますね!

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「こもも」

謎の少女。あさたろうたちの行く先々で、三味線をひいている。
歌とおいしいものが大好きで、「東海道味巡り」という本を持っている。
じつは忍者見習いだが、忍術はヘタ。
※アニメ版のオリジナルキャラクターです!

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「こもも」

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「こもも 烏追い旅姿」

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「こもも 忍者姿」

詳しくは  
東映アニメーション ねぎぼうずのあさたろうサイトをご覧ください!こちら>>>
   

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「ねぎぼうずのあさたろう」アニメ放送開始!記念 特別企画特集2弾。

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今回の取材の打ち合わせをさせて頂いている際に、東映アニメーションのプロデューサー浅間さんと、アニメ版「ねぎぼうずのあさたろう」の担当をされている福音館書店ライセンス課の有賀さんが、ちょうどシナリオ(だいぶ先の分のお話のようです。)のやりとりをなさっている時期でした。
有賀さんの
「飯野先生が出来上がったシナリオを改めて読まれた後、こんな事をおっしゃったんですよ。」


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と話して下さった、飯野先生のお人柄がうかがえるエピソードがとても面白く、
思わずもっと伺ってみたくなってしまいました。
そこで「アニメ化にあたって一言感想などを・・・」とお願いしてみましたら、

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↑原稿用紙にこんなにびっしり書いて下さいました!

絵本ナビの読者の方へ向けて書いてくださった素敵なメッセージです。
飯野先生の言葉を通して、アニメ版の魅力も伝わってきちゃいますよ!

※飯野先生からの原稿をそのまま掲載させて頂きます


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


最初に、アニメ化のお話があった時は、本当にびっくりしました。

今までも、絵本の原画そのままを動かし、ビデオにした事もあったのですが、
今回は、本格的アニメーションとしてのお話だったですから、新たにアニメ制作作家の方が絵を描く事に、多少の不安がありました。

しかし、そんな心配はまったく必要なく、丁寧にそして、気持ちを込めてねぎぼうずのあさたろうの世界を描いて下さり、愛嬌と勢いのある素晴らしい絵になっていて、私の描いた野菜のエキス感たっぷりのチャンバラ絵本のアニメーション化になっています。
そして、絵本から広がる新しいキャラクターもたくさん登場します。特に、あさたろう、にきちと一緒に旅をする事になる、元くの一こももは、本当に可愛いです。

 旅から旅へ、三人旅をする中でいろいろな人や美味しい食べもの、悪もの達との出会い。
自分の心の筋を通し、正義のねぎじる、にんにくの粉、こももの忍術で悪を倒しながら街道を行きます。
笑いあり、歌あり、涙あり、そして、この物語の人情話としての味を際立たせるのが浪曲です。
♪うーうー唸って、唄って語る、強くて面白い芸。浪曲チャンバラ絵本の味が、アニメーションでも増々効果的に入っています。ですから、幼稚園のこども達から大人まで本当に楽しめる物語になっています。ギャグもいっぱい!

 そして何より、物語にぐっと渋味と苦味とほのかな甘味を加わせているのが、きゅうりのきゅうべえです。
浪人となり用心棒となり、哀しみのまじる不敵な笑いは、果たしてその訳は?
謎を含み、敵対するあさたろうと筋の通った情の戦い!
自分が何かにかかわった時、どうしたら解決できるだろうか?
心と体ではっきりとぶつかっていく勇ましさ。
「てやんでいっ、そいつはいけねえぜ、悪い事は許さねぇんでいっ」と、はっきり相手に言い切るあさたろうと仲間達、いつしかきゅうべえはそんな純真さに惚れながらも・・・。
ああ!もっといっぱい書きたいけれども、後はテレビで観て下さい!

 予告編や、最初のテスト版を観させて頂いた時、その画面から出てくるあさたろう達の勢いのよさと楽しい感じが満ち満ちとしていましたので、本当に嬉しくなりました。早く、全国の皆さんに観て頂きたいと強く思いました。私は、こどもの頃からチャンバラ映画が大好きで、その映画が源になって絵本ねぎぼうずのあさたろうが作れたので、こうして、アニメーション、映画になると言う事は、本当に嬉しいのです。

今回、企画を立ち上げて下さった方々、プロデューサー、アニメーター、シナリオライター、演出家の方、監督さん、テーマ曲と詩を作って下さった方、歌手の方、制作スタッフの方々、そして、あさたろうと仲間達にぴったりの素晴らしい声優さん達!たくさんの方達のおかげで「ねぎぼうずのあさたろう」アニメ版の出発です。朝早いですけれども、是非、早起きアニメーション「ねぎぼうずのあさたろう」じっくり、お楽しみ下さい。
                                2008年9月29日   飯野和好


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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おはなし会で全国をまわられる飯野先生!


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2008年10月07日

「ねぎぼうずのあさたろう」アニメ放送開始!記念 特別企画特集1弾。

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来る10/12(日)に放送スタートを控えた、アニメ「ねぎぼうずのあさたろう」。
ご多忙な時期にも関わらず、この度東映アニメーション プロデューサーの浅間さんに、
多大なご協力を頂きまして、その魅力をお伝えしていこうと思っています。

今回は放送直前スペシャルということで、シリーズディレターである池田洋子さんに
お話をお伺いすべく録音スタジオタバックにお邪魔してまいりました。
(あの有名なアニメ番組のアフレコ作業がすぐ横で・・・という、ちょっと特別な雰囲気です!)


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まずは、この作品のプロデューサーをされている浅間さんより、
「あさたろう」との出会いから、決定、その魅力までを語って頂きました。

数ある絵本作品の中で、この絵本「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズが選ばれたきっかけは何だったのでしょう?
      
今まで数えきれない程のたくさんの作品を作られてきた東映アニメーションさん。
(その華々しいラインナップはHPへ・・・)こちら>>>
2年前に創立50周年も迎えられ、「新しいアニメをつくりたい」と、
様々な意見が出された中で、浮かび上がってきた言葉が、
「原点回帰」だったそうです。
シンプルに「子ども達に楽しんでもらいたい。夢や希望を与えたい。」
そういった会社理念の基本に立ち上りつつ、新しい挑戦として選ばれた素材が
「絵本」。(今まで本格的に扱われた事は、殆どなかったそうです!)
その作品は、これまでに培われてきたアニメ制作技術の全総力をかけて取り組まれる事となったのです。

そこで白羽の矢が立ったのが飯野和好さんの絵本「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ
浅間さん曰く、「最初に見た時の、そのインパクトたるや!」
         「今までにこういったものってなかったよね!?」
この、江戸時代末期を舞台にした浪曲風痛快チャンバラ時代劇絵本
絵本界でも相当なインパクトを与えた作品でしたが、
アニメ制作の業界内でも、どうやらそれ以上の衝撃を受けていた様子です。
完成図が予測不能なこの題材に、誰もが驚きながらも嬉しそうな顔をされるそうです。
全員が面白がって創られる作品・・・それがアニメ版「ねぎぼうずのあさたろう」なのです。

絵本版「あさたろう」シリーズの魅力とは?浅間さんに改めてお聞きしました。

「絵本を読んでいると、とても風景の広さを感じるのです。」
と浅間さん。登場人物の入り方や、間の取り方、場面展開や見せ所などが
とても映画的な感覚だとおっしゃいます。
その作品の奥深さこそが、選ばれる際の一番の決定打となったのかもしれませんね。
そして、絵本の内容をしっかりたどっていくと、
昔から日本人が慣れ親しんできた「本格時代劇」として、人情もの、股旅もののパターンの形をとっており、老若男女、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで楽しめるものだと感じ、
なおかつ、長期シリーズとして発展できる内容だと確信されたそうです。
私達も知らず知らずのうちに、そんな部分に惹かれていたのかもしれませんね。

  
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カリスマ浪曲師の登場です!

ところで、絵本では御馴染みの、必ず冒頭に出てくる「浪曲の節」ですが、
この部分はどうなるのでしょう?
「ここはこだわりです!」
偶然、この日は浪曲パート録りをされてきたそうで、
国本武春さん(カリスマ浪曲師として全国で大活躍されている方なのです)
という方が担当され、本格的に呻っているそうですよ。
どうやって読んでいいか分からなかった読者の方々!
ここは、ひとつ要チェックですね。「本物」を聞くことが出来ます。

子ども達には耳慣れない浪曲ではありますが、
TV番組「にほんごであそぼ」で狂言などが繰り返し題材にされている事でも
証明されている通り、その不思議な音の響きに子ども達はきっと反応するでしょう。
古典芸能独特の音やメロディー、動きなどから、面白さというものはちゃんと伝わるものなのですね。


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アニメ作品「ねぎぼうず」のあさたろうができるまで・・・・。

私達は、当たり前ながらこの業界の素人なので、
どの様な手順でアニメ「あさたろう」が制作されているのか、想像がつきません。
またプロデューサーって、シリーズディレクターってどんなお仕事をするのでしょうか?
失礼とは思いながらも、素朴な疑問として投げかけてみましたら、
浅間さんがとても分かりやすく説明して下さいました。
  
「オーケストラに置き換えると分かりやすいかもしれませんね。
 演奏会が行われるとするとします。ホールの予約や、広告、
オーケーストラの内容、指揮者の選定などなどを行うのがプロデューサー
 それに対して、指揮者の立場になるのがシリーズディレクターです。
 楽器の編成を決めたり、自分の音色を表現する為の人選をしたり、
 また、こういう作品を創っていきたい、と言う事をそれぞれのパートに
 伝えながら全体を進めていく・・・というイメージでしょうか。」

具体的には、「ねぎぼうずのあさたろう」という作品名を決定し、シリーズディレクターを
選出されたのはプロデューサーさん、いざ作品制作がスタートして全体の作品演出を
コントロールしていくのがシリーズディレクターさんなのですね。

では、どの位の方達がこの作品に関わっていらっしゃるのでしょう?
「あさたろう」の場合、1話が30分、年間を通すと、全部で50話弱あるそうです。
そして、演出家が各回の話を担当するのですが、「あさたろう」には7人の演出家
いらっしゃるそうです。(ローテンションで進んでいくのですね。)
各話にそれぞれ関わる主なスタッフを数えると百名以上、
更に細かく絵を描いたりしていくスタッフを含めると数百名単位の方々が
「あさたろう」の放送に関わって動かれているそうです。

    
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ちなみに、1本のお話が出来上がるまでには、シナリオが完成してから
約3ヶ月程かかるそうです。
そんなお話が、毎週放送される・・・想像を超えたお話に、何だかくらくらしてきますね。
シリーズディレクターの池田さんは第1話の演出も担当されているので、
この取材でお邪魔した時期は、第1話の完成に向けてまさに大詰めの状態、
更に全体としては半年先(春頃)に放送される分のお話の準備に取り掛かって
いらっしゃる事になります。
本当に大掛かりで大変なお仕事です。
加えてこの立ち上がりの時期は、全員にイメージを伝えていく事が大事な大切な期間。
そんな中、池田さんに登場して頂きました・・・恐縮です!

    
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これまでも、数々のアニメ作品の演出を手掛けられてきた池田洋子さん。
「ワンピース」や「遊戯王」など、男の子ものの作品が多かったそうです。
更に、もともと小さい頃から時代劇がお好きだったそうで、
シリーズディレクターとしては初仕事となる作品がこの「ねぎぼうずのあさたろう」というのは、
まさに運命的な出会いの様な気がしてしまいますね。

池田さんが初めてこの絵本をご覧になった時、どう思われましたか?
 
 「子どもに向けて創られている、というイメージのあった絵本の世界で
 こんなにも本格的な時代劇が描かれている事に、驚きました。」

池田さん御自身は、お母様の影響もあり時代劇には小さい頃から慣れ親しんでこられたそうです。
子ども達が時代劇を楽しむポイントとしては、どんな部分があるのでしょう?

 「キャラクターにつきると思います。」

池田さんがこの絵本で、とにかく面白い!と思われたのは、
この絵本に出てくるキャラクターがみんな野菜であること。
(ちょっと人間ぽいなぁ・・・と思っていた通行人や脇役まで、実は全員野菜なのです!)
そんな強いキャラクターなのに、ちゃんと時代劇をしているところにとても魅力を感じるそうです。
そもそも、主人公のあさたろうは「なぜねぎなのか?」という、
永遠に深まっていく謎も含めて、この絵本の世界を存分に楽しみながら
作品を創られている様子でした。
   
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↑やはり池田さんも、絵本「あさたろう」について語る時は嬉しそうなのでした。


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アニメ版「あさたろう」はどんな男の子なのでしょう?

絵本の中の「あさたろう」は、ヒーロー的な存在感があり、男前の雰囲気や
ちょっとした色気まで感じてしまう位ですが、アニメ版の場合はどうでしょう?

「第1話がねぎ畑から飛び出すところから始まる事もあり、
 まだ世間に出てきたばかりの怖いもの知らずの男の子として、
 一人前の男前になる一歩手前くらいの雰囲気でしょうか?」との事です。
 もう少しあどけなさが残っている感じなのかもしれません。
     
この物語のみどころを教えてください!

「まず、まっすぐでちょっぴりばか正直なあさたろうのキャラクターです。
 そんな彼が、旅を続けていく中で、様々な出来事に出会って少しずつ成長していく様子や、
 あさたろうの、その純粋さに触れた事で出会った人々が少し影響されて変わっていく様子も
 みどころの一つですね。
 世直し的な大きなお話から、ちょっとした友情のお話、いじめられている人を助けたり・・・
 そんな事を繰り返しながら、旅を続けていくという物語です。」
 何と言っても、池田さん御自身が演出を手掛けられている「第1話」というのが
 シリーズ全体を通しての「キーポイント」になるそうですよ。
 これは、最初から見逃せません。
     
子ども達へメッセージを!
   
「世直しをする!など大上段にかまえるつもりはありません。
 行く先々で関わる人々との、ちょっとした出会いややりとりを見てください。
 また、信念をまっすぐに伝えるあさたろうの姿勢や、結構子どもながら、まっとうな事を
 言ったりするあさたろうのキャラクターに触れてほしいです。」

大人の方へ・・・こんな見所もありますよ!

「何といっても、キャラクターデザインを手掛けている方の、そのこだわりようです。
 キャラクターの服装や小物、時代考証などとことん調べる姿勢が凄いのです。
 本物を理解した上で、それぞれのキャラクターに反映されているので、
 本格的時代劇として楽しめる内容になっています!」

「その方」には、後日お話をお伺いできる予定です!お楽しみに・・・。


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ではでは、アニメ放送開始前に聞いちゃいます。

池田さんのお気に入りのキャラクターは誰ですか?

「そばがきげんえもんが好きですね。」そばがきげんえもんというと・・・絵本では5巻に登場しますね。かなり強烈な風貌です。
「少し抜けているけど剣の腕は立つ!そんな部分がぐっときます。」
本当に「通」らしいお答えなのです。(ちなみに、わが息子もかなり彼にははまっていましたっけ・・・。)
   
アニメを制作されている方々の間で人気のキャラクターはいますか?

アニメ作品を制作している方々の間では、にきちが意外と女性に人気!?とか、
きゅうべいは、もともと人気がある・・・だとか。
アニメ版のオリジナルキャラクターとして登場するこももちゃんも見逃せませんね。

またお父さんとのからみも絵本の見所のひとつですが、
アニメ版でも2話続きもので、かなりいい感じのお話が用意されているそうですよ!
期待していてください・・・との事です。
    
それでは皆さん、10月12日の放送を楽しみに待ちましょうね。
(現在は、放送される地域が限られていますが、皆様のお声次第で放送地区が広がっていく可能性が
 大きくなるそうですよ!)  
  
     
放映日などの詳細内容、
予告編などの動画も見られる 
東映さんのHPを是非ご覧下さい!→東映アニメーション ねぎぼうずのあさたろうサイト

◆メルマガバックナンバー「ねぎぼうずのあさたろう」特集号はこちら>>>

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「もぐらのクルテク」ズデニェク・ミレル原画展

ブックハウス神保町さんよりイベントの案内です。

◆ 「もぐらのクルテク」ズデニェク・ミレル原画展


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「しりたがりやのこいぬとみつばち」

 
■イベント内容

チェコの国民的人気キャラクター「クルテク」の生みの親・ズデニェク・ミレルさんの原画展です。 
書籍の販売はもちろんアニメのセル画の展示販売ほか
グッズも豊富に取り揃えております。
期間中は特別にもぐらくんのアニメ上映も行います。
また、期間中の11月15日は翻訳者でありミレルさんをよく知る木村有子さんをゲストにお招きして
ワークショップを開催します。 
詳細はブックハウスまで。こちら>>>


■会期:

2008年10月9日(木)~11月18日(火)

■定休日:

毎週水曜日(10/29は臨時営業いたします)

■時間:

午前11時~午後6時30分

■会場:

ブックハウス神保町ギャラリー (メトロ神保町駅 徒歩1分)

■入場無料

関連URL:http://www.bh-jinbocho.jp

2008年10月04日

丸善丸の内本店イベント「ハロウィンドキドキおばけの日!」

書店丸善丸の内本店さんよりイベントのお知らせです。

◆絵本「ハロウィンドキドキおばけの日!
著者たちもとみちこ(コロボックル)さんと一緒にハッピーハロウィン!◆



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「ハロウィンドキドキおばけの日!」

■イベント内容:

    新刊「ハロウィンドキドキおばけの日」発売を記念して、たちもとみちこさんによる、
    ワークショップ&サイン会を開催します。
    ハロウィングッズを作って、みんなで楽しくハロウィンを迎えましょう!

■日時:
    08年10月25日(土)14:00~

■会場:
    丸善丸の内本店3F児童書売場特設会場

■参加方法:
    ワークショップ・・・自由参加(ぜひ、親子揃ってご参加ください!)
       サイン会・・・丸善丸の内本店にて「ハロウィンドキドキおばけの日」
         お買い上げのお客様

※詳細はこちらへ>>>

2008年10月02日

「ちびくろ・さんぼ」フェア お絵描き最優秀作品の発表です!

2008年8月6日に絵本ナビメールマガジン上で告知しました、「ちびくろ・サンボ」フェア

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お陰様で、大変好評を頂き、たくさんの方にご応募いただきました。
その中のひとつで、
「『ちびくろ・さんぼ』のお話を聞いた後に、自由にお絵描きをしたものを送ってください。」という募集がありました。


この度、最優秀作品が決定いたしましたので発表させていただきます!


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「うーふ と むーふ をたすけに行くサンボ」

千葉県 りりかちゃん (6歳) 

こちらは「ちびくろ・さんぼ2」からのお話ですね。
うーふとむーふ、お猿さん、サンボなどみんなが登場して、大きな木を前に奮闘している様子が
画面一杯に力強く表現されていて、とっても楽しい絵ですね!
りりかちゃん、おめでとうございます。

この絵本を出版している「瑞雲舎さん」が大きな大きなプレゼントを贈呈してくださいます。
楽しみにしていてくださいね!

応募して下さった方々、ありがとうございました。

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