ユメノシティ
- 作・絵:
- こた
- 出版社:
- フレーベル館
絵本紹介
2023.11.20
今年も残すところ2ヶ月。駆け足で過ぎていく日々の中、やらなくちゃいけないことに追われるばかりでなく「やりたいこと」をやってみる時間も大切にしたいもの。
もしそんな時間があったら、みなさんはどんなことをしますか?
お絵描きをしそうなのは『ユメノシティ』のユメくん、自分で描いた町を冒険してしまうくらいなんですから! 『プテラノドンのそらとぶいちにち』の恐竜プテラノドンは日がな一日、空を飛んでいるのかな。5人きょうだい、なんでも上手に5で分ける方法を徹底的に考える『わたしたちのケーキのわけかた』を参考に、上手な分け方を編み出してみるのもおもしろそう。色や音、形で心の声をたどる絵本『いまの きもちは どんないろ?』のように、自分の心にじっくり向き合ってみるのも代えがたいひとときですね。
11月も魅力的な作品との出会いがいっぱい。忙しい毎日の隙間に、絵本を一冊。ほんの少し立ち止まりその世界に委ねてみるだけで、本来の自分の心地いいスピードを取り戻すことができるのではないでしょうか。
この書籍を作った人
1975年北海道生まれ。絵本作家。繊細さと大胆さを併せ持つ作風が編集者の注目を集めるようになり、2012年『しろねこくろねこ』(学研)『やまねこのおはなし』(作・どいかや/イーストプレス)でデビュー。『ぼくだよぼくだよ』(理論社)など。2013年ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)にて『しろねこくろねこ』が金のりんご賞を受賞する。
出版社からの内容紹介
のりもの絵本で人気のコンビの、トリケラトプス、ティラノサウルスに続く、恐竜絵本の3作目。主人公のプテラノドンは、先の2種類の恐竜たちとほぼ同時代に生きていた翼竜。そのプテラノドンのある一日を描きます。空を飛ぶ翼竜なので、それだけにスピード感もある展開です。俯瞰図の場面では、トリケラトプス、ティラノサウルスほか、たくさんの恐竜を見ることができます。
また「恐竜」ではありませんが、同じ時代の海生爬虫類の一種、ティラノサウルスをも食すといわれる、モササウルス、大迫力の場面も!
自由に空を飛ぶイメージのプテラノドンですが、鳥とは違って地面から飛び立つのは苦手。風にのって飛べる場所を、一生懸命歩いて歩いて探すようすは、ひょうきんさを醸し出しています。
この書籍を作った人
1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学卒業。1996年に「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で路傍の石幼少年文学賞を受賞。主な作品に『みけねこレストラン』『きょうりゅう1ぴきください』『もしもし・・・』(偕成社)、『せんろはつづく』『ねえだっこして』「おてつだいねこ」シリーズ(金の星社)、『アフリカないしょだけどほんとだよ』(ポプラ社)、『クッキーのおうさま』(あかね書房)などがある。
この書籍を作った人
1952年、東京都生まれ。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』(岩崎書店)で産経児童出版文化賞JR賞を受賞。主な絵本作品に『ピン・ポン・バス』『がんばれ!パトカー』(偕成社)、『せんろはつづく』『つみきでとんとん』(金の星社)、エッセイに『バサラ山スケッチ通信』(小峰書店)などがある。また鳥の巣研究家として 『日本の鳥の巣図鑑 全259』(偕成社)、『鳥の巣いろいろ』(偕成社)、『鳥の巣の本』『世界の鳥の巣の本』『ぼくの鳥の巣コレクション』(岩崎書店)、『鳥の巣みつけた』『鳥の巣研究ノート』(あすなろ書房)などの著書があり、全国で鳥の巣展覧会を開催している。
この書籍を作った人
1941年福岡県大牟田市生まれ。個性的な文体で独自の世界を展開。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごと がたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞。絵本の他にも、読み物、詩集など作品多数。他の主な作品に「おれたち、ともだち!」シリーズ(偕成社)、『かあさんのこころ』(佼成出版社)、『とってもいいこと』(クレヨンハウス)、『ぽんぽん』(鈴木出版)などがある。
出版社からの内容紹介
名門小学校・幼稚園受験に驚異の受験合格率をほこる伸芽会が完全監修!
――「どうしてこんなことを指導するの?」と思われることもあるでしょう。例えば小学校受験の場合、子どもたちにとって集団で過ごす学校=社会です。いろいろな子どもたちが集まるからこそ、学校は、人を尊重し、共感し、自分の力に変えていく子どもに来てほしいと思っています。
そのために必要な力を小学校は求めています。でも、小学校受験をしてもしなくても、それらは人として自立する一歩に必要な力なのです(監修者メッセージより一部抜粋)――
“小学校受験、どうしたら?”“一生役立つ力をつけさせたい”
そのエッセンスが絵本になっているから、楽しみながら身につきます!
子どもは絵本を読んでもらったり、自分で読んだりすることで、小学校受験で求められる力=品格・教養・やる気が自然に身につけられます。
大人は、子どもはどういう力が求められているのか? どうやってその力を伸ばすのか? など絵本に込められた内容を巻末についた解説で確認することで、納得しながら力を伸ばしてあげられます。
受験をしても、しなくても、これからの子どもたちに必要な力を育みます。
出版社からの内容紹介
わたしたちは5人きょうだい。だから、なんだって5で分けなくてはなりません。
牛乳1本、ひとふくろのお菓子、りんごにチキン、せんぷうき、キックボードも、たった一人のおじさんも。
ほしいものを手にするために、きょうだいそれぞれが知恵をしぼり、個数や体積、角度や時間をすばやく考慮しながら、言葉をつくしてアピールしたり、算数を駆使したり、道具を工夫したりして、毎日たくましくサバイバルしているのです!
じっさいに5人きょうだいの次女だった作者の、子ども時代の体験から生まれた楽しい物語。シンプルな絵柄ながら、読むごとに、5人の性格のちがいや、随所にちりばめられた遊び心など、ユーモアのセンスが光る細かいディテールが見えてきます。
とびきり愉快で、読後にはふわりと幸せな余韻がのこる、韓国発の絵本です。
「今日も、だれとも分かちあえないまま流してしまったことがたくさんありました。そんな、形も味もまちまちな日々の小さな物語を、本に託して分かちあいたいです。わたし一人では限界があるけれど、本にはできると思います。この分かちあいが、みなさんのおなかをしっかり満たしてくれますように。」(作者あとがきより抜粋)
この書籍を作った人
白百合女子大学大学院修士課程終了後、日韓文化交基金フェロー、大韓民国政府招聘留学生として、韓国の児童文学について6年間ソウルで学ぶ。訳書に、『韓国の絵本10選』(アートン)、『とらとほしがき』『いぬとねこ』『おかあさんのおっぱい』『あめじょあじょあ』(光村教育図書)などがある。東京純心女子大学准教授。教育学博士。
出版社からの内容紹介
■子どもの心の声をひきだす絵本
自分の感情をうまくことばにできない子どもたち。どんなふうに問いかけたら心の声にそっと寄り添うことができるのか、真剣に考えました。
スクールカウンセラー、保育士、小学校教諭・・・
子どもたちと接する人たちの声が続々!
保健室にくる子どもたちは、気持ちをうまく言葉にできずに友人とトラブルになったり、体調を崩してしまったりということもあります。そんな子どもたちが自分を表現する一つの手段になると思いました。(小学校養護教諭)
担任する一年生に読み聞かせました。子どもたちそれぞれが、自分の悲しかった出来事を思い返したり、気持ちの色を考えたりして聞いていました。「みどり!」などとつぶやく子も。自分のことととらえて考えながら聞きやすい絵本なのだと感じます。(小学校教諭)
子どもたちにとってとらえどころがない「気持ち」を色やかたちで示していること。同じ出来事でもとらえ方が人によって違うこと。周りの人に伝えたりわけ合ったりすることもできること。わかりやすく描かれています。気持ちについて考える第一歩として良い本だと思います。(スクールカウンセラー)
この書籍を作った人
絵本作家。1978年 福岡生まれ。静岡県三島市在住。 熊本大学教育学部卒業。主な作品として、『あめふりさんぽ』『さんさんさんぽ』『あきぞらさんぽ』『ゆきみちさんぽ』『はるかぜさんぽ』(講談社 / 全国学校図書館協議会選定図書)、『なきごえバス』(白泉社 / 第9回MOE絵本屋さん大賞2016「パパママ賞」第1位 )『なきごえたくはいびん』、『いろいろおてがみ』(小学館 / 全国学校図書館協議会選定図書)『いろいろおしたく』、『あのね あのね』(あかね書房)、『あなたのことがだいすき』(KADOKAWA)など。『はこちゃん』(文・かんのゆうこ / 講談社)、『せんそうしない』(文・谷川俊太郎 / 講談社)、『おかあさんのいのり』(文・武鹿悦子 / 岩崎書店)、『まだかなまだかな』(文・竹下文子 / ポプラ社)の絵を担当。また、雑誌や教科書などの挿絵も手がけている。現在、静岡県三島市にある絵本専門店「えほんやさん」代表も務めている。
この書籍を作った人
1895年アメリカ ウィスコンシン州生まれ。動物達と親しんだ幼児は、後のエッツに、決定的な影響をあたえる。「セシのポサダの日」(冨山房刊)でコルデコット賞受賞。「海のおばけオーリー」(岩波書店刊)、「もりのなか」(福音館書店刊)などの作品がある。1984年没。
この書籍を作った人
1937年、長崎市に生まれる。慶応義塾大学図書館学科卒業後、ボストンのシモンズ・カレッジの大学院で図書館学を学ぶ。その後、ニューヨーク公共図書館児童室に勤務。1968年、神戸市に「鴨の子文庫」を開いて現在に至る。兵庫県子どもの図書館研究会会員。訳書に、エッツ『もりのなか』(福音館書店)、マリノ『くんちゃん」シリーズ(ペンギン社)、ジオン『あっ おちてくる ふってくる』(あすなろ書房)、『詩集 孔雀のパイ』(瑞雲舎)、共訳に『ストーリーテラーへの道』(日本図書館協会)、『つばさの贈り物』(京都修学社)等など多数。
文:竹原雅子 編集:木村春子