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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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連載

2021年8月の新刊&おすすめ絵本

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「赤ちゃんの目には、どんな世界が映っているんだろう?」
「その小さなお耳には、どんな音が聞こえているんだろう?」
赤ちゃんのキラキラ輝く無垢な瞳を見ていると、ふとこんな風に疑問に思うこと、ありませんか?

現在、赤ちゃんに関する研究はかなり進んでいて、「赤ちゃんが好きな色」や「赤ちゃんが好きな形」、「どの月齢からどんな色が見えるのか」まで明らかになっているそう。赤ちゃんに人気があるキャラクターや絵を並べてみると、見事にその研究結果に出ている「色」や「形」が使われていて、びっくりしてしまいます。

そんな風に、出版社各社がさまざまな観点から工夫を凝らし、「たくさんの赤ちゃんに笑ってもらいたい!」、「絵本を通して、親子で楽しい時間を過ごして欲しい」という思いで作られた絵本の中から、おすすめの6冊を紹介します。

出産祝いやファーストブックにおすすめの『だーっこ だっこ』

  • だーっこ だっこ

    出版社からの内容紹介

    「おめめ ぱっちり こりすちゃん ママをみて にっこ にこ」「うれしい うれしい こりすちゃん だーっこ だっこ だっこで ぎゅ」 コアラちゃん、おさるちゃん、カンガルーちゃん、パンダちゃん、そして、人間の赤ちゃん。ママは、「おいで おいで だいすきあかちゃん だーっこ だっこ ママだっこ ぎゅ」 パパは、「げんきに そだて だいすきあかちゃん だーっこ だっこ パパだっこ ぎゅ」 赤ちゃんもママパパも、心が元気になり、優しい気持ちとゆとりを与えてくれる絵本。

    100人の保育士さん推薦! 小児科医も推薦。 「だっこは『幸せホルモン』を出し、心を育てる」渡辺久子(日本乳幼児精神保健学会会長、元慶應義塾大学医学部小児科 外来医長)とこの絵本を推薦。「赤ちゃんもママもパパも、だっこでみんな幸せに!」加部一彦(埼玉医科大学総合医療センター 小児科医、NKK Eテレ『すくすく子育て』出演)

この書籍を作った人

にへい たもつ

にへい たもつ (にへいたもつ)

葛飾区東立石保育園の園長。園長となって12年。1990年葛飾区公立保育園での初の男性保育士となる。2006年から「えほんの会」を主催。著作に『こーちょこちょ』、紙芝居『ぶるるん ぷっぷー』『スプーンとフォークつかえるよ』『めざましごはん』(教育画劇)など。

この書籍を作った人

わたなべさとこ

わたなべさとこ (わたなべさとこ)

京都精華大学美術楽部卒。2015年イタリア・ボローニャ国際児童展入選。絵本『わたしは だあれ?』『パンダのあかちゃん おっとっと』『こーちょこちょ』(KADOKAWA)など。

かおの形と色で赤ちゃんの視覚を刺激する!『あかちゃん研究からうまれた絵本 かお かお ばあ 』

  • あかちゃん研究からうまれた絵本 かお かお ばあ

    みどころ

    「ぱち」と目があいた、目玉がひとつ。
    次のページは「ぱち ぱちん」。
    まっくろの画面の中、白と黒のコントラストが強い、ふたつの目玉がこちらを見つめています。

    そして3つめの見開きは、ぱっと明るい黄色の画面にかわり、口を大きくあけた「ばあ」という顔。
    次は、より表情がはっきりしたオレンジの「かお」です。
    ページをめくるたびにだんだんカラフルな顔が増え、模様や表情が豊かになっていきます。

    本書を試しにあかちゃんに読んでみると、画面に引きこまれるようにじっと見つめる姿が見られます。
    実はこれは「あかちゃん研究からうまれた絵本」。
    あかちゃんとお母さんへの実験をふまえてつくられた絵本なのです。

    作者は『赤ちゃんは世界をどう見ているのか』(平凡社)や『赤ちゃんは顔をよむ』(KADOKAWA)などの著作がある、顔認知学と乳児発達心理学の専門家、山口真美さん。
    実験監修は、同じく発達心理学専門家の金沢創さん。試作絵本をあかちゃんとお母さんに読んでもらい、凝視時間や、指差し・発話の回数などをカウントして、反応がよりよかった絵を生かしていったそうです。

    生まれたばかりのあかちゃんは視力が未熟で、認識できる色が少ないこと。
    生後すぐから顔が好きで、顔らしきものが描かれているとじっと見る習性があること。
    最初は白黒のようにハイコントラストの認識から、生後2か月頃に赤や緑、4か月頃には黄色や青が認識できることなど、認識発達に沿った展開で、絵本が構成されているのです。

    大人が見てもおしゃれでかわいい絵本に仕上げたのはミスミヨシコさん。
    絵本やアニメーションを制作する作家さんです。
    貼り絵風の絵に、様々な素材のテクスチャーが混じり、いい味を出しています。

    まさに「あかちゃんが好きなもの」が詰め込まれた絵本。
    読み聞かせに自信がない新米ママやパパの、1冊目の絵本としても期待できそうですよ。
    絵本を見つめるあかちゃんから、あかちゃんの好みや成長を感じとり、一緒にすごす時間を楽しめる……そんな1冊になりますように!

この書籍を作った人

山口 真美

山口 真美 (やまぐちまさみ)

お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達学専攻修了後、ATR 人間情報通信研究所・福島大学生涯学習教育研究センターを経て、中央大学文学部心理学研究室教授。博士(人文科学)。日本顔学会、日本心理学会理事。新学術領域「トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築―他文化をつなぐ顔と身体表現―」領域長。著書に、「赤ちゃんの視覚と心の発達」(東京大学出版会)、「赤ちゃんは顔をよむ」(紀伊国屋書店)、「自分の顔が好きですか?――「顔」の心理学」(岩波ジュニア新書)、「発達障害の素顔 脳の発達と視覚形成からのアプローチ」(講談社ブルーバックス)など。
http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~ymasa/http://kao-shintai.jp/index.html

この書籍を作った人

ミスミヨシコ

ミスミヨシコ (みすみよしこ)

1978年、福岡県生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修了。平山郁夫賞受賞。絵本作品に『きみのきもち』、アニメーション作品に「王さまものがたり」(NHK Eテレ、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品)がある。

市販化されていなかった幻のおはなしシリーズ第2弾!『アンパンマンと ゆうれいせん』でアンパンマンといっしょにおばけ退治!

  • アンパンマンと ゆうれいせん

    出版社からの内容紹介

    海に落ちそうなばいきんまんを助けた黒い船は…ホラーマンが乗った幽霊船。ドキンちゃんも誘って、三人は町で大暴れ!"おばけ砲"から飛びだすおばけたちに、アンパンマンも大ピンチになりますが…さて、おばけを退治するためのとっておきの方法とは何でしょう?

バスの窓からチラッとのぞく、おべんとうのおかずを探そう♪『おべんとうバスのかくれんぼ』

この書籍を作った人

真珠 まりこ

真珠 まりこ (しんじゅまりこ)

神戸生まれ。神戸女学院大学卒業後、大阪総合デザイン専門学校の絵本科及びニューヨークのパーソンズデザイン学校で絵本制作を学ぶ。アメリカで出版されたはじめての絵本"A Pumpkin Story" は、後に『かぼちゃものがたり』(学習研究社)として日本でも出版された。絵本「もったいないばあさん」(講談社)シリーズで、第15,16,18回けんぶち絵本の里大賞及び第20回けんぶち絵本の里びばからす賞受賞。現在、「もったいないばあさんのワールドレポート展」を開催、現在、環境省・地球生きもの応援団メンバー。作品は、他に『おべんとうバス』『おでんのゆ』(共にひさかたチャイルド)、『ハートリペアショップ』(岩崎書店)『チョコだるま』(ほるぷ出版)など。

海に行く前の準備だけでわくわくしちゃう!おとぼけペネロペがかわいい『ペネロペ うみへいく』

この書籍を作った人

アン・グッドマン

アン・グッドマン (Anne Gutman)

1970年フランス、パリ生まれ。小説家だった父の影響で創作活動に入る。1980年には父と組み、最初の絵本を出版。「リサとガスパール」、「ぺネロペ」シリーズでは文章と装丁を担当。現在は夫であるゲオルグと二人の子供と共にパリ在住。

この書籍を作った人

ゲオルグ・ハレンスレーベン

ゲオルグ・ハレンスレーベン (Georg Hallensleben)

ドイツ生まれ。幼いころから水彩画を手がけ、大学卒業後はローマに住み、画家として活躍。パリでアン・グッドマンと出会い、結婚。次々とヒットを生み出す。絵本「めをつむるのよ、ぼうや」(ブロンズ新社)がニューヨークタイムズの2002年子どもの絵本ベスト10に入選。アンと共に「リサとガスパール」「ペネロペ」シリーズを手がける他に「おつきさまはきっと」「イザベルと天使」など作品は多数。

『ばけばけばけばけ ばけたくん おまつりの巻』食べた物に変身するばけたくんのばけっぷりに大笑い!

  • ばけばけばけばけ ばけたくん おまつりの巻

    みどころ

    ばけたくんはおばけのこ。くいしんぼうなおばけのこ。
    ばけたくんが活躍するこのシリーズも、もう3作目。
    「ばけばけばけばけ ばけたくん・・・」
    このフレーズもすっかりお馴染みです。

    今回もばけたくんはふわふわやってきて、夜のお祭り屋台でつまみぐい。
    それはもう、気持ちのいいくらいの食べっぷり。
    チョコバナナを食べて、かきごおりを食べて、今度はあつあつのたこ焼きを食べて。
    だけど皆さんご存知の通り、ばけたくんは食べるだけじゃ終わらない。
    食べると食べたものにばけちゃうんです。
    冷たいかきごおりの後にたこ焼き、その後ずるずると焼きそばを食べて
    「あにゃにゃにゃにゃ〜。」
    いつものお約束、繰り返しのはずなのに、
    ばけた姿は一切予測できないのがばけたくん。
    だから、次にどんな姿を見せられるのか、ページをめくる度に毎回ドキドキしてしまうのです。
    え、次は焼きとうもろこし?ちょっと嫌な予感がするよ……(笑)。

    絵本界の中でも、おばけ界の中でも独自の路線をつらぬくばけたくん。
    もう安定の面白さなのです!
    子どもたちと一緒に思う存分大騒ぎしてください。

この書籍を作った人

岩田 明子

岩田 明子 (いわたあきこ)

1967年、東京生まれ。1991年、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業。2004年、子どもの本専門店「メリーゴーランド」(三重県四日市市)主催の「絵本塾」に参加。絵本作品に「ばけばけばけばけ ばけたくん」シリーズ、『とんねる とんねる』『どっしーん!』『どんどん くるくる(中尾昌稔・文)』『そらからふるものなんだっけ?』(ともに大日本図書)、『こちら たこたびょういん』(PHP研究所)、『はらぺこソーダくん』(佼成出版社)、『でてくる でてくる』(ひかりのくに)がある。

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