まんまるの月が野原を照らしている夜、ウマのロシナンテがその光の中で手紙を書いていました。あんまり月が明るいので、馬車の中で寝ていた女の子のギューリーちゃんもネコのダイナもイヌのイワンも、みんな目を覚まして月をじっと見つめました。すると月は恥ずかしがって雲に隠れてしまいました。ロシナンテはギターを手に取ると……。群青色だけで月明かりの世界が描かれています。
表紙の絵とタイトルから「おやすみなさいおつきさま」のような可愛い・お休み絵本かと思いましたが、いや、馬怖すぎ笑
月明りで手紙を書いている馬が、女の子に見られているから恥ずかしいと言って雲に隠れてしまうおつきさまに、どうにか出てきてほしくて馬がしたことが..いや、強引すぎるし怖すぎる!表紙の可愛らしさも伏線で、笑わせに来ているなと思いました。
可愛い絵本ではなく、面白い絵本を探している人にオススメです (すきっぱーさん 30代・ママ ?3歳)
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