「ハッピータウン」は、どうぶつたちがゆかいに楽しく暮らすまち。 仕事にほこりをもって働く姿や、何気ない日常の様子を見ていると、なんだか元気をもらえます。
シリーズ3作目の主人公は、ゆうびんやさんのココリさん。 お話は朝起きるところから始まります。 ココリさんは、ゆうびんやさんだけれど、配達に行く前にもうひとつ大事な仕事を済ませます。それは、屋根の上に登って……!? 「コケコッコー」 そうですよね、そうでした。
さて、自転車に乗って配達です。制服姿もキマっています。 まちのみんなに手紙を届けるココリさん、なかなか大変そうです。休憩時間には、自分の手紙も書いていますよ。一体誰に宛てた手紙なのでしょう?
ささやかだけれど、毎日だれかの心をちょっとずつあたためているココリさんの仕事。その爽やかな表情からは、充実感を感じます。あ、プライベートも充実してて、うらやましいね、ココリさん。
裏見返しには、ハッピータウンの地図。ゆうびんきょくの場所もわかります。お話がふえるほど、このまちの事をもっと知れるということですね。素敵なシリーズです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
いつもはお手紙を配達するココリさん。今日はお手紙を書いてます。誰へのお手紙?ほのぼのハッピータウンが舞台の動物お仕事絵本。
同じ「ハッピータウン」が舞台のシリーズの『バスのうんてんしゅのエルフさん』『しょうぼうしのサルサさん』がとても面白かったので、こちらも読みたいと思いました。
他のシリーズ本と同様、朝起きてから仕事場に向かい、仕事をこなして、家に帰る様子が語られます。
とてもシンプルな作りなのに、なんだかとても充実感があります。
市原淳さんのイラストは、コミカルでおどけた感じが上手に表現されていて、大好きです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子14歳)
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