小さな子に大人気の新幹線。絵本にも沢山登場してきますね。 でも、この絵本が一味違うのは、新幹線が主人公だという事。 主人公の新幹線「しんかんくん」は、いつも遊びに来てくれる男の子かんたろうくんを見かけなくなって、 心配のあまりホームを飛び出してしまうのです! かんたろうくんに会いたい一心で町に飛び出すしんかんくん。 それはもう町中大騒ぎです。 「自分の大好きな新幹線が、心配して会いにきてくれる!」 本当に夢のある、ワクワクする設定だと思いませんか? 息子さんが新幹線が大好きだった事がきっかけに描かれたそうですが、 真正面から見るしんかんくんのあの顔の可愛さ!新幹線への愛情をたっぷりを感じます。 きっとご自身も虜になられているに違いないのでしょうね。 夢を大事になされている作者のぶみさんらしいあたたかな1冊になっています。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
新幹線の「しんかんくん」は、いつもホームに遊びにくる男の子・かんたろうと、とても仲良しです。しかし、あるとき、かんたろうがパッタリやってこなくなりました。気になってしかたがないしんかんくん。どうしても、かんたろうに会いたくなったので、思いきって、自分から出かけることにしたのですが、町に出ると大さわぎになり…! 作者ののぶみさんが、息子さんの大好きな新幹線≠モチーフに描いた、心温まる絵本です。
のぶみさんの作品だったのでこの絵本を選びました。主人公の新幹線君がいい意味で私にとって魅力的でした。新幹線と言うと早くて時間に正確と言うイメージがあります。でも主人公はとても愛らしく時間よりも心を大切にするのが素晴らしいと思いました。感情をしっかり態度に出して行動する主人公がかっこよかったです。 (なびころさん 30代・ママ 女の子3歳)
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