『たくさんのたくさんのたくさんのひつじ』や『ペンギンクルーズ』など、画面いっぱいにこまかく描かれた絵が魅力の、絵本作家・のはなはるかさんの「10かいだて」シリーズ、第2弾の作品です。
前作、『10かいだての おひめさまの おしろ』では、上の階へと進むごとにお姫様になれましたが、今回はなんと魔法使い!
お姫様と同じくらい、魔法使いに憧れているお子さんや、子どものころに憧れたというパパママも多いのではないでしょうか?
この絵本では、弟子入りではなく、お城を上へと進んでいくごとに、魔法使いに近づくことができるのです。
それではさっそく、お城に入ってみましょう!
最初の階には、お洋服がいっぱい。
キラキラしていてカラフルで、眺めているだけで幸せな気持ちになれそうです。
「おはなの まほうふく」はお花がいっぱいのデザイン、「はねの まほうふく」は羽のようなモチーフがついたデザイン。
どれも個性的で、どの服にしようか迷ってしまいます。
次の階では髪型、その次の階では靴と靴下、その次の階では不思議な植物や生き物たち……。
どの階でも目移りしちゃうほどたくさんの種類があって、選ぶ楽しさ、着せ替えの楽しさを存分に味わえます。
みんなでどれにするかおしゃべりしながら読んでも盛り上がりそう。
どれにしようか迷うのが楽しい、何度でも読みたくなる絵本です。
(近野明日花 絵本ナビライター)
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まほうつかいに憧れている女の子のもとに、お城から魔法のパーティーの招待状がとどきました。
「あなたを まほうの パーティーに ごしょうたいいたします。
りっぱな まほうつかいに なって おしろの いちばん うえまで いらしてください」
クロネコに案内された女の子が、10階建てのお城に入ると……。
【1階】すてきな まほうふくが いっぱい
【2階】まほうつかいらしい かみがたは?
【3階】くつしたと くつも えらびましょう
【4階】ふしぎな しょくぶつや いきものたちと なかよくなりたいな
【5階】おちゃの じゅんびの おてつだい
【6階】どれが いいかな まほうの どうぐえらび
【7階】まほうを つかう だいじな こころえ
【8階】いよいよ まほうの ちからを つかってみましょう
【9階】まほうの アクセサリーえらび
【10階】まほうの ステッキで とびらを あけると……
最上階の観音頁には、精緻で美しい描写と華やかな世界が頁いっぱいに広がります。
見てかわいい、選んで楽しい1冊!
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