リュウは、毎日、ついウソをついておこられる。お母さんだって、お父さんの大切なトロフィーの首をおって、それをごまかしたじゃないか。でも、それは良いウソだったと言う。それってほんとかな?サッカーを教えてくれるオカマのバブちゃんは、「自分にウソをついちゃいけない」と言った。学校ではしゃべらない京子が、外ではとても明るい子だと聞いた。学校にいる京子って、ぜーんぶウソなの?京子もバブちゃんもウソを生きてるんじゃなくて、ほんとは自分にウソをつかない生き方をしているのでは……。
タイトル通りウソがいっぱい出てきます。
自分を守るためのウソ、人を陥れるためのウソ、好きな子を泣かせないためのウソ、愉快犯的なウソ、逃れるためのウソ…等々。
ウソについて考える主人公リュウのお話。
子供でも大人でも大なれ小なれ全くウソをついたことがない人ってきっといないでしょうね。
いろいろなウソが出ますが、このウソはやさしいウソと思うものもあれば、これはダメでしょと思うものも。
ウソに対する考えは人によっても違うでしょうし、難しいですね。
(みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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