1920年代のアメリカ南部。おかあさんやおじいさんからたくさんお話を聞いて育った「ぼく」は、本が読みたいという気持ちでいっぱいでした。でも、黒人は図書館を使うことができませんでした。図書館カードが持てなかったのです。本を買うお金もありません。「ぼく」は図書館から本を借りるために、ある考えを思いつきます――。
大人の視点からいけば☆5です。
小4息子の視点からすれば☆4です。
久々の寝る前読み聞かせ。
熱があって寝ころんだ息子には少々重い話かとも思ったが・・・
黒人が本を読むのが当り前じゃない時代に
独学で文字を読めるようになった男性のお話。
リチャード・ライトという人の自伝、
『ブラックボーイ』の一部分を絵本化らしいです。
1920年代のアメリカ。
黒人は公園や運動場と同じく、図書館も利用が禁止されていた。
主人公である『ぼく』は捨てられた古新聞や破れた本を拾い出して読んでいた
大人になってメンフィスのメガネ店で働くようになった『ぼく』
白人だけが持てる『図書館カード』
カードを貸してくれた同僚のフォークさんが居なければ彼の人生は
全く違うものとなったんでしょうね。
(正確にいえば、フォークさんが借りるのを取りに行く体でぼくが借りるのです)
昔、アメリカでも黒人差別があったのを小4男子は知らなかったようなので
(これだけメディアに溢れた時代なので何となく知ってると思いこんでいた)
黒人が本を読んでるだけで笑われるシーンがどうしても理解出来なかったようです。
平和で平等なサービスが受けられる今からは想像できないが、
息子的にはオバマさんが大統領になれた位、
今と昔は違うんだろうねという理解で解決したようです。 (おややんさん 40代・ママ 男の子10歳)
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