トップページに戻る | 三鷹の森ジブリ美術館「3びきのくま展」に行ってきました!
<イソザキ編集長レポート> »

堀内誠一絵本原画展(銀座教文館)を見に行って来ました!
<イソザキ編集長レポート>

 4月26日(木)、楽しみにしていた堀内誠一絵本原画展(銀座教文館)を見に行って来ました!

この日は谷川俊太郎さん(詩人)と太田大八さん(絵本作家)による豪華なトークセッション「思い出の堀内誠一」も行われ、堀内さんの人となり(その軽快な画風やお顔の写真から想像する通りのかなりユニークで愛嬌のある方だったという事が存分に伝わってきましたよ。)をたっぷりと聞かせて頂いた上での鑑賞となりました。

 まずはメインの「ぐるんぱのようちえん」の原画がずらり。画面に勢いよく走る堀内誠一さんの線と色の鮮やかさに興奮です。横たわるぐるんぱの絵には思わず涙ぐみそうになったりして・・・。この絵が何十年も子供達を喜ばせてきたのだなぁ、としみじみ。最初の絵本「くろうまブランキー」では繊細で優しい画風と色にうっとり。そしてマザーグースの迫力の大きな原画、「こすずめのぼうけん」「ふらいぱんじいさん」「雪渡り」などが続きます。どれも驚く程絵のタッチや表現が変わり、その才能の多彩さに驚かずにはいられません。この絵本は知っていたけど同じ画家だったとは・・・何て声が聞こえてきます。最後には雑誌「ポパイ」の表紙の絵などアートディレクターとしての仕事も展示されています。売り場の展示場にはパリからの手紙の原画もあり、また一味違ったテイストが楽しめます。

広い会場、という訳ではないけれどとても充実した展示。一枚一枚の絵から感じる「絵本の原画」という枠を超えたような迫力感。興奮覚めらやぬうちに教文館ナルニアの方に少し話を伺うと・・・それぞれの原画の絵の力を見てくださる方にみてもらいたい!とい想いでそれぞれの絵にあった額をプロのフレーマーさんに頼まれたり、堀内さんの多彩な仕事の全体像を少しでも伝えられるようビジュアル入り年譜パネルをつくられたり。なかなか見られる機会のない堀内誠一さんのこれだけの原画、その魅力をどうやったら一人でも多くの方に伝えられるかというスタッフの方々の熱く強い想いがあったようです。

東京近郊の方は是非この機会にご覧になってみてはいかがでしょうか、オススメです。この会場でしか見られないであろうぐるんぱグッズも要チェック。

堀内誠一さんの絵本作品はこちらです。
>>> 堀内誠一特集ページ

子どもに絵本を選ぶなら 絵本ナビ 子どもに本・教材を選ぶなら まなびナビ