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「全ページ1回だけ立ち読み」サービス正式開始!

「全ページ1回だけ立ち読み」サービス正式開始!

こんにちは、絵本ナビ事務局長のカナガキです。

絵本ナビでは、去る8月17日から9月16日までの1ヶ月間、世界初の試みとして、
サイト上で絵本を全ページ無料閲覧できる「全ページ1回だけ立ち読み」のトライアル企画を実施しました。

絵本ナビメンバーのみなさんからは、1000通を超える熱い応援メッセージをいただきました。

2万人以上の方にこの試みをお楽しみいただき、対象作品の購入冊数が平均で立読み実施前の4倍強になりました。

新聞の記事では、単なる話題作りでなく読者の利便性向上を主眼にした取組みであると高く評価していただきました(日経新聞2010/9/19朝刊読書面)。

作家さんからも出版社さんからも、とても好評をいただきました。

そしてついに、

絵本ナビの「全ページ1回だけ立ち読み」が、10月1日より正式サービスとしてスタートすることになりました!


ここであらためて、このサービスの主旨についてご説明させていただきます。


絵本ナビのWebサイト上で、絵本を無料で「全ページ」立ち読みしていただくことができます。ただし、「1回だけ」。

※立ち読みサービスをご利用いただくには、絵本ナビにメンバー登録し、サインインする必要があります。
メンバー登録がまだの方は、まず下記ページよりメンバー登録をお願いします。
絵本ナビ メンバー登録のご案内


私たち現代の子育て世代は、常に時間に追われています。

絵本が子どもによいのはわかっています。
親子で絵本を読む「幸せな時間」は、とても大切だということも。

でも、子どもにどんな絵本を選べばよいのでしょうか。
子育てに忙しい毎日の中で、絵本選びにかけられる時間は十分ではありません。
小さな子を連れて、本屋さんでゆっくり絵本を選ぶことは簡単ではありません。

そんな子育て世代の絵本選びが、苦労から楽しみに変わるようにと、絵本ナビは8年前に誕生しました。絵本の情報をワンストップで見ることができ、プロの紹介文や読者の「生の声」、中面画像、数ページの立ち読みと、少しでも作品について判断ができるように、情報を増やしてきました。

それでも、それでもやっぱり、ネットで購入するということは、「エイヤ」で買うことに他なりません。
そう、親にとっては、我が子に読む絵本は、きちんと全部読んでから与えたいのです。


おもしろがって聞いてくれるだろうか。

今の我が子の発達段階にあっているだろうか。

怖いシーンはないだろうか。

自分の育児方針と違うメッセージが入っていないだろうか。

心に残る作品だろうか。

お気に入りの一冊になるだろうか。

購入して本棚に加えておきたい作品だろうか。

・・・興味を持った作品について、街の本屋さんのように全ページ立ち読みができたら・・・

これが正直な気持ちだと思います。

一方、本の作り手からすれば、「家のパソコンから全部読めてしまったら、本を買ってもらえなくなってしまう」ということになります。

本が売れなければ、書き手も作り手もいなくなり、優れた作品は生まれなくなってしまいます。これは実に当たり前のことです。

でも絵本は、絵本に限っては「全部読めるようにした方が、本を買ってもらえるのではないでしょうか」という仮説を私は立てました。

子育て中の親の一人として、7年間にわたり全国の子ども達に絵本を読んで来た者として、月に55万人がご利用いただいているサイトの代表として、たどり着いた一つの結論です。

もちろん、立ち読みができればその絵本を買うわけではありませんが、立ち読みできなければ買いにくいのは事実でしょう。

そして、その仮説を証明するように、「全ページ1回だけ立ち読み」対象作品は、大勢の方にご購入いただくことになりました。

正式サービスとしてスタートしましたが、まだまだ作品数は少なく、サービスとしてはヨチヨチ歩きの段階です。

どれだけ多くの方に利用していただけるか、どれだけ購入していただけるかで、今後のこのサービスの運命が決まります。

私たちの願いがしっかり成果として現れていくならば、対象作品はどんどん増えていき、絵本は「全ページ1回だけ立ち読み」で選ぶ時代が来ることでしょう。

絵本ナビは、そのために全力で努力をします。

そこで皆さんにお願いです。もし、この企画の主旨に共感するところがありましたら、ぜひお友達にも「絵本ナビで全ページ立ち読みできるよ」と伝えてください。

そして、もしお気に入りの作品に出会って購入されることになりましたら、ぜひ絵本ナビからお買い求めください。

絵本ナビはすべての子どもと親を応援します。

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