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- ためしよみ
絵本紹介
2022.07.25
動物園に行って、パンダやトラ、ライオンを見たり、牧場で牛の乳しぼり体験や乗馬を楽しんだり。いつもはできないことをするのが夏休みの醍醐味。絵本の中にも動物が主人公の作品や、意外な動物と出会うことでおはなしが展開する作品がたくさんあります。
動物園や牧場に出かけた後「楽しかったね〜」と話をしながら、動物が出てくる絵本を読めば、思い出も2倍3倍と膨らむことでしょう。
2022年7月の新刊&おすすめ絵本の中から、動物が出てくる、動物が主人公のおはなしをご紹介します。ユーモア絵本からナンセンス絵本、しっとりと心にしみる絵本まで。お気に入りの作品を探してみてくださいね。
この書籍を作った人
1956年静岡県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。「きょうはなんてうんがいいんだろう」(鈴木出版刊)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。「パパはウルトラセブン」(学研刊)などでけんぶち絵本の里大賞を受賞。「おとうさんはウルトラマン」(学研刊)などの作品がある。
この書籍を作った人
この書籍を作った人
1948年愛知県名古屋市生まれ。愛知教育大学美術科卒業。「だれのじてんしゃ」(フレーベル館刊)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。 他に「ペンギンたんけんたい」「オレ・ダレ」「オー・スッパ」(以上講談社刊)、「だじゃれすいぞくかん」「おとうさんのえほん」(絵本館刊)などの作品がある。
みどころ
ねずみのプララが、小さな赤いプロペラ機に乗って、飛んでいきます。
「びゅーん せんたくものの とんねる くぐりまーす」
白いシーツの間に入って「なかはまっしろ」。
……と思ったら、いつの間にか、赤い飛行機は白い雲の中。
雲の上に出て大空を「びゅーん」。
雲でトランポリンをする動物たちの横も抜けて「びゅーん」。
あれれ、プララったら、操縦しながら雲のわたがしを食べているみたい!
黒雲の中に「びゅーん」。
雨が降ったり、カミナリが鳴ったり。
飛行機はどこへ行くのかな?
空想を広げて、プララと一緒に大空を冒険しましょう。
「びゅーん」というシンプルな言葉の繰り返しと、明るい空の色が気持ちいい絵本です。
お子さんと一緒に「びゅーん」と声に出しながら楽しんでくださいね。
ねずみのプララが主人公の絵本は、他に『プララのとんねるぶっぶー』もあります。
本書と同じく、身近なところから世界が広がっていく、幼いお子さんにぴったりの楽しい絵本です。
あわせてどうぞ。
この書籍を作った人
1969年大阪生まれ。京都市立芸術大学卒。絵本やオリジナルのイラスト雑貨の企画、幼稚園や病院などの壁画イラストを手掛けている。
この書籍を作った人
1927年東京生まれ。蒲田工業高校卒業。「おしゃべりなたまごやき」(福音館書店刊)で文芸春秋漫画賞、国際アンデルセン賞国内賞、「はるですよふくろうおばさん」(講談社刊)で講談社出版文化賞受賞。「たぬきのじどうしゃ」(偕成社刊)「みみずのオッサン」(童心社刊)などの作品がある。
この書籍を作った人
1978年大阪府生まれ。金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。20歳の時にボローニャ国際絵本原画展を見て、独学で絵本を作りはじめる。絵本「サルくんとお月さま」で絵本作家としてデビューしたのち、フランスの出版社Le petit lezard社より絵本「CACHE CACHE」をはじめ、日本だけでなくフランスやイタリアなどで数々の絵本を出版。以降絵本の世界にとどまらず、テレビ、雑誌、企業広告、商品パッケージ、店舗デザインなどあらゆるメディアで活躍の場を広げる。今後の活躍が最も期待されつつある、日本人絵本作家の1人。読んだ人が絵本の世界に入り込め、登場人物の想いや言葉が空間に浮かんでくるような絵本作りを心がけ、たとえ言葉が通じなくても、子どもから大人まで世界中の人びとに想いと感動が伝わるような絵本作りを目指している。
この書籍を作った人
山口県生まれ。詩人、絵本作家。詩情あふれる独自の視点で多彩な作品を創作。言葉遊びの達人でもある。詩のボクシング全国チャンピオン。サンリオ詩とメルヘン特別賞などを受賞。絵本『ひだまり』(光村教育図書)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞、『みどりのほし』(童心社)で児童ペン賞絵本賞を受賞。詩集、絵本、翻訳、作詞など作品多数。