世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
絵本紹介
2025.04.24
4月も後半。新学期・新入学・新入園などを迎えた子どもたちも、そろそろ新しい環境になじむ頃でしょうか。毎日、楽しく登園、登校してくれていると安心していても、小さい体と心には知らず知らずのうちに緊張や疲労が溜まっていっていることを、日々子どもと接する親御さんは気づいていることと思います。
そんな時は、放課後や土日の予定をちょっと調節して、お家でゆっくり過ごす時間を作っても良いかもしれませんね。
好きな動画を観たり、ちょっと長めの映画をお家で楽しんだりすることも良いですが、映像や音声をキャンセルして、ただ静かに本を読む時間を作るのもいつもと違った雰囲気で、気持ちを落ち着けるのにピッタリ。1日10分でもそんな時間を用意してみるのもおすすめです。
気づけばゴールデンウィークも目前。連休前のひと休みにおすすめの気持ちの落ち着く絵本をご紹介します。
この書籍を作った人
大阪府堺市生まれ。魚座。大阪芸術大学デザイン学科卒業。(株)京田クリエーション入社。2001年、2003年、2006年、2011年ボローニャ国際絵本原画展入選。明治「マーブル チョコレート」キャラクターの「マーブルわんちゃん」、兵庫県西宮市観光キャラクター「みやたん」など、多くのキャラクターデザインを手がけるとともに、イラストレーターとしても活躍している。その他の主な作品に、『怪談レストラン』シリーズ(童心社)の装丁・挿し絵、『おはなし・くろくま』シリーズ『わくわく・くろくま』シリーズ(ともにくもん出版)、エッセイ集『キャラクターデザインの仕事』(大日本図書)『うごくくるまえほん 』(ミキハウス)など。見た人を元気にする作品づくりがモットー。
この書籍を作った人
あきこ“acco”と、としお“toto”で accototo (アッコトト)。絵本、イラスト、壁画などを夫婦で制作している。おもな絵本に「うしろにいるのだあれ」シリーズ(幻冬舎)、「ポポくん」シリーズ、『まぜて まぜて』(PHP研究所)、『だれのあしあと』『いただきまーす』『ごちそうさま』(大日本図書)、『のぞいてごらん』などの「ごらん」シリーズ、『あいうえおりょうりめしあがれ』(イースト・プレス)、『そんなに みないで くださいな』(KADOKAWA)、『なにまってるの?』(文溪堂)、など。絵本はいろいろな国で翻訳出版されている。エッセイに『絵本作家の森のいえ便り』(幻冬舎)がある。
出版社からの内容紹介
3人関係の難しさとその大切さを描いた素敵な絵本!
・人間関係を学んでほしいときに読みたい1冊!
・人気絵本作家いもとようこが贈る、人間関係が豊かになる絵本 いもと先生のあとがきも必見!
幼稚園・保育園直販の絵本として発行したところ、保育士さんたちから大反響。「自分の気持ちを伝えることが大切であると感じてもらえそう」「子どもたちが考えるきっかけをもらえる」「自分の行動を振り返ったり、友だちの気持ちに共感したり、相手の立場にたって行動する・・という幼児期に育ってほしい姿に、この絵本はぴったりあてはまります」「子どもたちが感じるものがあり、真剣に見ています」・・・こんな声を受けての市販化です。
この書籍を作った人
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、教員生活を経て絵本の世界に入り、独自のはり絵の手法を用いて、繊細で心温まる世界を展開している。『ねこのえほん』(講談社)『そばのはながさいたひ』(佼成出版社)で2年連続でボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞。『いもとようこ うたの絵本T』(講談社)で同グラフィック賞受賞。
この書籍を作った人
ニューヨーク在住の作家。創作執筆コースで後進の指導に当たっている。 『おばあちゃんと バスにのって』(鈴木出版)でニューベリー賞、コールデコット賞オナー賞受賞。ほかに『カルメラのねがい』(鈴木出版)、『Love すべては あなたの なかに』(評論社)、『だいすきなぼくのかぞく リメンバー・ミー』(小学館)などがある。
この書籍を作った人
東京生まれ。出版社勤務を経て、翻訳家・編集となる。JBBY会長、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。青山学院女子短期大学教授。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など。アフリカ系アメリカ人を主人公にした絵本の翻訳に『ローザ』『わたしには夢がある』『つぼつくりのデイブ』『かあさんをまつふゆ』『むこうがわのあのこ』『川のうた』『リンカーンとダグラス』(以上光村教育図書)、『ひとりひとりのやさしさ』(BL出版)、『きみたちにおくるうた』(明石書店)、『イライジャの天使』(晶文社)、『ふれ、ふれ、あめ!』『ぼくのものがたり あなたのものがたり』(以上岩崎書店)、『じゆうをめざして』(ほるぷ出版)などがある。翻訳で産経児童出版文化賞、日本絵本賞、ゲスナー賞などを受賞している。訳書に『ゆき』『シャーロットのおくりもの』(ともにあすなろ書房)、『くらやみのなかのゆめ』(小学館)、『ひとりひとりのやさしさ』『やくそく』(ともにBL出版)など多数。
みどころ
休みの日には、大好きなじいじとばあばの家に、よく遊びに来るよ。ばあばは、優しくて料理が得意。じいじは、おしゃべりが得意。そして顔には小さな頃にけがをした傷がのこっている。「傷あとみたいなものは、誰にでもあるんじゃないかな」とじいじは言う。
ある日、じいじとわたしがエッフェル塔に上るために出かけると、昔お医者さんだったじいじは、みんなそれぞれに、その体だったこその思い出があるのだと話しはじめます。
腰がまがっているハキムさんは、フランスで一番のタイル職人だということ。長い手袋をして電車に乗っているマリリンさんの、嫌なことがあるとかゆくなる体のこと。太っていても、じろじろ見られても、気にしないレベッカさんのこと。がりがりにやせたアントワーヌさんのこと……。
現役医師でもあるフランスの作家による、他者にも自分にも優しくなれるメッセージが込められた素敵な物語。じいじは女の子に伝えます。「誰もが生まれてからの“体の物語”を持っている」ということを。
わかっていても、自分のこと、自分の体のことを好きになれない子だっているかもしれない。誰かと体の話をするのは難しいと感じる人も多いでしょう。ついついまわりの目だって気になってしまう。
「自分らしく生きることにこだわらなくてもいい。だれに何と言われても、自分の人生の主人公は自分だということを忘れないで」
作者からの優しく力強いメッセージが心にしみ入ります。
この書籍を作った人
デザイナー、イラストレーター。とくに子どもの本のイラストで知られている。メルホッペンハイム映画学校卒業。アニメーションの短篇やアート作品で多くの賞を得ている。これまで世界じゅうの出版社の絵本や、本と雑誌の表紙の仕事をしてきた。『Hana Hashimoto,Sixth Violin』(Chieri Uegaki)は、カナダ総督文学賞のファイナリストにえらばれ、アジア/太平洋アメリカ文学賞の最優秀絵本賞を受けた。夫と息子とともにトロント在住。
みどころ
寂しいとき、悲しいとき、怒っているとき、退屈なとき、嬉しいとき、楽しいとき、幸せなとき、
自分の気持ちを静めたいとき、誰かに自分の気持ちを伝えたいとき、
言葉はいらないのかもしれません。
だって、「だっこ(Hug)」にかなう特効薬なんてないんですから!
「なんでもいいから だっこして。」
(For any reason, give me a hug.)
「いそがしいのも、しってるし たいへんなのも、わかってるけど。」
(I know you are busy, and you have lots to do)
「いまはただ、おもいっきり だっこして。」
(All I want right now is a great big hug.)
「もうだいじょうぶ!ってわかるまで このままずーっと だっこして。」
(Until you know I am fine, keep hugging me.)
絵本の中では、女の子や赤ちゃん、そして動物たちがだっこします。
大人が言うとちょっと気恥ずかしく思える言葉もきただてつやさんが描けば、スタイリッシュでユーモアがあって思わず笑みがこぼれます。それでいて絵本のメッセージはストレート。不思議なことに受け止める側ももう言葉なんて面倒だ!「なんでもいいから だっこしちゃおう!」そして「なんでもいいからだっこして!」と、素直な気持ちにしてくれます。「言葉」より「だっこ」がどれだけ即効性があって、どれだけ温かくて、素晴らしいものか教えてくれるのです。読み終わったら、早速試してみたくなります。子どもからではなく、パパママから言ってもいいかもしれません(笑)。もちろん恋人どうし、子どもどうし、お友だちどうし、おばあちゃんとお孫さんと、どんな組み合わせでも有効なはず。
しかもこの絵本、バイリンガル絵本なのです。
日本語で言うのが恥ずかしかったら、英語でためしてみましょうよ。
きっと言われた人も(Sure! Why not!)ってすんなりと「だっこ」してくれるかも。
(So, for any reason, just give me a hug,please! Please!!)
この書籍を作った人
神奈川県茅ケ崎生まれデザイナー、イラストレーター多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業ポンキッキーズのPちゃんをはじめ自動車のスバルのスパナ君、UR都市機構のマスコット、ダイヤブロックのブロッくんなど、数多くのキャラクターやポスター、パッケージ、動画などジャンルを問わず活動している。
この書籍を作った人
1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃から短歌を書き始め、その後、農業研究家、農村指導者として活動しつつ文芸の道を志ざし、詩・童話へとその領域を広げながら創作を続けた。生前に刊行された詩集に『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』がある。彼の作品の殆どは没後に高く評価され多数の作品が刊行された。また、何度も全集が刊行された。1933年に37歳で病没。主な作品に『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『ポラーノの広場』『注文の多い料理店』『どんぐりと山猫』『よだかの星』『雪渡り』『やまなし』『セロひきのゴーシュ』他多数。
この書籍を作った人
1922年、東京生まれ。女子美術大学名誉教授。洋画家の父を持ち、東京大学で美術史を学ぶが、戦争で勉学が中断され、戦後、父の郷里である岡山県の倉敷にある大原美術館に勤務。そこで民藝運動を牽引する柳宗悦らと親交を持つようになった。その後、芹沢_介に師事し、型染めを手がける。布への型染めの他、さまざまな版画やガラス絵などの作品にも挑戦し、絵本やポスターの制作、装丁やイラストレーションなど幅広いジャンルで活躍。1958年に型染め壁紙がベルギーのブリュッセル万国博覧会で銅賞、1990年に第1回〈宮沢賢治賞〉を受賞。国内にとどまらず、2008年よりパリで個展を開催。2015年にフランス国立ギメ東洋美術館に多くの作品が収蔵された。絵本『魔法のことば』(エスキモーのことば 金関寿夫/訳 クラフトスペースわ)で1996年に〈子どもの宇宙国際図書賞〉を受賞。(同書は、2000年に福音館書店版が刊行された)『せんねんまんねん』(まど・みちお/詩 理論社)で2009年に〈産経児童出版文化賞美術賞〉を受賞。そのほかの絵本作品に『トコとグーグーとキキ』(村山亜土/作)『つきよのおんがくかい』(山下洋輔/作)『そしたら そしたら』(以上、福音館書店)、『雉女房』(村山亜土/作 文化出版局)、『ぜつぼうの濁点』(原田宗典/昨 教育画劇)など、多数。
出版社からの内容紹介
せっかく焼いたパイがまさかのだいしっパイ! ピクニックのおべんとう、どうしよう?
クマのジェフと、ウサギのアンダース。おべんとうをもって、ピクニックに出かけます。なのに、アンダースのようすがヘン。「ばっちりだぜ!」って言ってるけれど、なにかをかくしているような? 「どうしたんだろう? たしかめたほうがよさそうだよね」 荷物はおもくない? 暑くない? 花粉症はつらくない? ジェフはあれこれ聞いてみますが…
実はアンダースは、おべんとうにもっていくパイを落っことしてあせっていたのです。ジェフをよろこばせたいのに、がっかりさせちゃう。
…さて、そろそろおなかがすいてきた。たのしいピクニックはどうなるのでしょうか?
いいともだちは、うれしいことも、つらいことも分けあえる。うまくいかないときだって、いつもそばにいてくれる。そんなやさしいメッセージが伝わるお話です。
大人気、重版出来『パンツをはいたクマ もやもやする!』待望の続編です!
みどころ
「ついてくるな」
ペダルの無い幼児用自転車を必死に動かして、一生懸命お兄ちゃんの自転車に追いつこうとする弟。でも同じスピードで走れるはずもなく、男の子は石につまづいて土手を転がり落ちてしまいます。「みんなだいきらいだ!」と嫌な気持ちでいっぱいになった男の子が見つけたのは、ゆっくりと木に登って行くかたつむりでした。
シンプルなモノクロの線で形作られた空と大地の中で、まるで浮かび上がるように描かれた、赤い男の子の自転車用ヘルメットとカタツムリの殻。ぼくとカタツムリーー進むスピードも見える景色も違うかたつむりに導かれたぼくは、はっとする光景を目にして……。
シンプルで繊細、そして新鮮な構図や色遣いやぐっと引き込まれる作品を作ったのは、韓国の絵本作家キム・ミヌさん。2022年3月に、児童文学界のノーベル賞と呼ばれている「アンデルセン賞」を受賞しており、この作品がデビュー作です。韓国ではさらに2冊の絵本を発表していて、その繊細な筆致で、今後の活躍が注目されている作家のひとりです。
出版社からの内容紹介
『絵本まるコジ』全4巻セットが発売!
●まんがともアニメともひと味ちがう、ちびまる子ちゃんとコジコジのほんわかストーリーが、子どももおとなも楽しめる絵本になりました。
コジコジとちびまる子ちゃんが、いろいろなところへおでかけしたり、ぼうけんに行ったりする、楽しいおはなしが満載。
さくらももこによる美しい絵と物語の『絵本まるコジ』です。1巻から4巻まで発売中。
●そんな『絵本まるコジ』が、かわいいケースつきの全4巻セットになりました!
ケースの内側には、さくらももこが描いた当時のネーム(ラフスケッチ画)が印刷されています。ここでしか見られない、未公開のイラストも。
おへやをかざるインテリアとしてもぴったり。
また、大切なかたへの贈りものにも、おすすめです。
【本書の特長】
○『絵本まるコジ』は、まんがを読めるようになる前の小さな子どもへ向けて、さくらももこが描いた絵物語からできた絵本です。
○お子さんが読めるように、すべてよみがな付き。
○人気キャラクターのちびまる子ちゃんとコジコジの織りなす、ほっこりするお話が1冊につき6話入っています。
○「まるコジまめちしき」で、お話にからんだ季節の風物や行事のまめちしきが学べます。
○上製本だから丈夫。読み聞かせにもぴったりのサイズ。
○全巻セットは、4冊がきれいに入るかわいいケースつき。ギフトにもぴったり。
*『絵本まるコジ』は、過去に「ももこのファンタジック・ワールド コジコジ」『まる子とコジコジ』として刊行されていたものを、あらたにまとめた絵本です。
この書籍を作った人
静岡県出身の漫画家。代表作に『ちびまる子ちゃん』『コジコジ』『神のちからっ子新聞』セルフパロディ漫画『ちびしかくちゃん』他。エッセイ「もものかんづめ」「さるのこしかけ」「たいのおかしら」(以上、集英社)は、3年連続ミリオンセラーを記録。エッセイや作詞楽曲など作品は多岐にわたる