♪どんぐりころちゃん あたまは とんがって
おしりは ぺっちゃんこ どんぐりはちくりしょ♪
“どんぐりころちゃん”のわらべ歌をもとにした、おはなし絵本です。
秋の日。ぽーん、ころころっ。
どんぐりころちゃんが木から飛びおりてきました。
どんぐりころちゃんが「どんぐりはちくりしょ♪」と歌いながら行くと、むこうから別のどんぐりが手をつないでやってきます。
ちょっぴり形がちがうどんぐり2人です。
でも「ぼくたちも ころちゃんだよ」と言います。
「へえー、それなら ころちゃんが 3にんだね」
またまた歌いながら行くと、また別のどんぐり、そして栗もやってきます。
「ぼくもころちゃんだよ」と言うのですが……本当かな?
とにかく7人に増えたころちゃんたちが、さらに歌いながら行くと、りすに通せんぼされて……?
わらべ歌の「どんぐりはちくりしょ♪」のくりかえしが楽しい絵本。
巻末には楽譜がついています。短い曲なのでお子さんと音符をたどって歌ってみてくださいね。
やさしいタッチで描かれたころちゃんたちと、耳に心地いいメロディは、子どもたちに親しみやすい楽しげな余韻をのこします。
絵本を読んだあとも、くりかえし口ずさみたくなる絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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