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雪がやんで、ウサギたちがうれしそうにはしゃぎながら出てきました。真っ白な毛並みは、野原ではみわけがつきません。でも、雪の小山の陰からキツネが一気にとびだしてきました。シベリアの雪原のある朝に起きたできごとのなかに、動物や鳥たちと人間の営みがみごとに描かれています。日本とロシアの作家・画家が力を合わせてつくった絵本です。
「ゆきがやんだあと」って気持ちがいいです。ふわふわさらさらの新雪の上で遊ぶのはとっても楽しいです。そんな楽しい気持ちが伝わってくるような絵本です。いろいろな動物が新雪のなかで、ダンスダンスしています。雪の白い場面がほとんどなのに、あたたかい感じがします。キツネがカササギたちにつつかれている場面は、かわいそうなかんじですが、おかしかったです。最後のほうで子供たちがそりにのってきますが、子供たちは雪のなかで遊ばないで,学校に行ってしまいます。文章もリズム感があり読みやすかったです。ところどころにカタカナがはいっていて、子供の読み練習にちょうどよかったです。 (どくだみ茶さん 30代・ママ 女の子5歳)
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