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移動するものたち

移動するものたち(小学館集英社プロダクション)

谷川俊太郎さん推薦! 黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち……移民の旅の現実を描くサイレント絵本

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新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

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PD

ママ・30代・兵庫県、男8歳

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自己紹介
大の絵本好きです。
元々ヨーロッパの絵本が好きで、アンティーク・洋書ともに集めてきましたが、
そこに「子供の好きな本」もミックスされてすこし幅が広がりました。
好きなもの
アンティーク雑貨店でのみの市の絵本を安く見つけるとうれしくなります。
チェコのヨゼフ・パレチェク
フィンランドのアレクサンドル・リンドベリ
オランダのマックス・ベルジュイス
が特に好きですが、絵本ナビではあまり紹介されていないのが残念・・・
ひとこと
子供のためと言いつつ自分のために絵本を買っています。ふふ

PDさんの声

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なかなかよいと思う ひらがなの親近感  投稿日:2007/12/25
まりーちゃんのくりすます
まりーちゃんのくりすます 作・絵: フランソワーズ
訳: 与田 凖一

出版社: 岩波書店
まりーちゃんシリーズに共通して言えることですが、Jeanne-Marieを「まりーちゃん」、 Pataponを「ぱたぽん」とひらがなで訳しているこちらの日本語版の方が、日本人の私としては親近感がわきます。
(ぱたぽんが原書でもPataponなところはちょっと意外)

内容ですが、最初はまりーちゃん、ぱたぽんにお返事せずにひどいなあ、と思ってしまいます。
だけど本当はちゃんとぱたぽんのことを考えてあげているところにホッとし、やさしいきもちになりました。

クリスマスの絵本は、荘厳なものや美しいものも良いけれど、このような素朴な雰囲気も良いですね。
サンタさんの描写もすてきです。
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自信を持っておすすめしたい ココア飲みたいですね  投稿日:2007/12/25
変なお茶会
変なお茶会 作: 佐々木 マキ
出版社: 絵本館
あー、何でしょうねこの感覚・・・
1ページごとに一風変わった人たちが集まってくる冒頭。
それでお茶飲んで終わりかなーと思っていたのに、天然の!ココアが!!!
そこでハートをわしづかみにされました。
子供は、だから何なの?と言っていましたが・・・
分かれとは言いませんよ。私にはツボでした。
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自信を持っておすすめしたい 静かに切り裂かれる日常  投稿日:2007/12/25
オットー 戦火をくぐったテディベア
オットー 戦火をくぐったテディベア 作・絵: トミー・ウンゲラー
訳: 鏡哲生

出版社: 評論社
ウンゲラーの作品であるということを後になって知りました。
でもウンゲラー作ということを意識せずに読んでも、考えさせられる深い絵本です。

まず冒頭で不気味さを感じました。
戦争が始まり、デビット家族が連行されていくシーン。
とても自然なのです。昨日まで普通にいっしょに遊んでいたのに、ある日突然、引越しでもするかのように友達の家族がいなくなるのです。

私たちは日常に戦争という脅威が起こるわけがないと信じて生きています。デビットやオスカーもそうだったのではないかと思います。
そうだったはずなのに、唐突に日常を切り裂く悲劇が静かにおとずれる。

戦争だけではありません。不良少年たちやホームレスの老婆など、テディベアのオットーはさまざまなものに対峙していくことになります。

息子は、もう、ずっとずっと昔に戦争は終わったのだから、自分は関係ないと言います。
私も幼いころ、そう思って大きくなりました。
けれど実際に今この瞬間にも、世界ではさまざまな悲劇が起きています。
一人ひとりに悲劇を止める力はなくても、それは深く悲しくおろかなことであるという事実を伝えていくことが重要なのだと、改めて考えさせられました。
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自信を持っておすすめしたい 情景が伝わる絵本  投稿日:2007/12/25
やこうれっしゃ
やこうれっしゃ 作・絵: 西村 繁男
出版社: 福音館書店
絵本原画展でたくさんの作品が並ぶ中、もっとも長く見入ってしまった作品です。
絵本ではつぶれてしまって見えないものが、原画ではしっかりと見え、いかに細部にわたってしっかり描かれているかを見ることができました。

電車をモチーフにした絵本といえば、電車がさまざまな風景のなかを走っていくものや、列車を擬人化したものが多く、この本のように列車の中を描いたものが意外とありません。
83年に出た本とのことですが、その後電車がいかに進化してきてもいまだにこの本が愛されているのには理由があるような気がしてなりません。
昔は固いシートで、冷える足元で、決して楽ではなかった夜行列車。だけどその代わりに、人の温かみがありました。
そういうものが、直に伝わってくるような暖かい作品です。

字はありませんが、子供と情景を語り合いながら、一緒に読めるといいですね。
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自信を持っておすすめしたい 自然と共存することへ  投稿日:2007/12/25
トラさん、トラさん、木のうえに!
トラさん、トラさん、木のうえに! 作: アヌシュカ・ラヴィシャンカール
絵: プラク・ビスワス
訳: うちやままりこ

出版社: 評論社
ブラティスラヴァ世界絵本原画展で金牌賞という、有名な絵本です。
ブラティスラヴァ世界絵本原画展は、原画としての芸術性が評価されるコンペティションで、日本人では酒井駒子さんが受賞されていることで有名です。

・・・という背景もあり、私は絵本というよりも芸術作品という先入観を持って読みはじめました。
たしかにシルクスクリーンで描かれた、鮮やかで大胆な絵柄は目を引きます。
けれどもやはり、内容があってこそであるということが、読み進めるうちにわかってきます。
散文詩のような短い文章に軽快なストーリー、まるで自分がその場にいるような感覚を覚えます。
物語自体はごく単純で、「え?もう終わり?」と思ってしまいます。
ですがよく考えてみると、トラを傷つけずに捕獲して、適切な場所へ返してやるということがいかに村人たちにとって危険かということに気づきます。
もちろん、木の上にそのまま置いておくことも危険でしょう。
ただ、トラを殺してしまうという選択肢もあったわけです。
文中にあるように、動物園へ引き渡すということもできたわけです。

それをそうせず、村人みんなで考えて、トラにとって正しい場所へ戻してあげました。
村人たちはそうやって、自然と共存していくために必要な事柄を、十分に理解していたのです。

今でこそレッドデータブックなどがあり、希少動物が保護されるようになりましたが、この本の村人たちはそういうことは考えなかったでしょうね。
ただごく自然に、あるべきところに返してあげようと、みんなが思っただけ。それでいいのではないでしょうか。
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自信を持っておすすめしたい ポパイのほうれん草!  投稿日:2007/12/25
アボカド・ベイビー
アボカド・ベイビー 作: ジョン・バーニンガム
訳: 青山 南

出版社: ほるぷ出版
アボカドカッターを持っているほどアボカド大好きな私にとっては、まさにバイブルのような本!
なので多少贔屓目のレビューで失礼します。
ポパイのほうれん草さながらにパワーを発揮する赤ちゃんのアボカド。
ジョン・バーニンガム自身がアボカド好きというのがよく伝わってきます。
この人の本はどれも、その想像力の豊かさに驚かされますが、この本でもそれが遺憾なく発揮されています。

日本でもアボカドが簡単に手に入るようになると同じくして、この本も違和感なく受け入れられるようになってきました。
アボカド好きな方にも、ジョン・バーニンガム好きな方にも、おすすめの一冊です。
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なかなかよいと思う 安心して読める本  投稿日:2007/12/17
にんじん
にんじん 作・絵: せな けいこ
出版社: 福音館書店
すごくシンプルで単純なのに、心に響く絵本ですね。
しつけ目的でなくても、笑顔で読める内容です。
息子はにんじんをたまねぎやピーマンに変えたりして遊んでいました。
文字も少なくて、絵だけでも楽しめるので、小さな頃から親しめる絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい なんか好きな本  投稿日:2007/12/02
ねこのセーター
ねこのセーター 作: 及川 賢治 竹内 繭子
出版社: 文溪堂
うん、何かよくわからないけど好き!
・・・という感じの本ですね。
ねこはなまけもので飽きっぽいし、なんかどんぐりにまでばかにされちゃうし・・・でもかわいすぎ。

息子には「よくわからない」で済まされてしまったこの絵本、子供にはわかりにくいのかなぁ?と思っていたのですが、近所の5歳の女の子はゲラゲラゲラゲラ・・・繰り返し読んでは大笑い。
読む人を選ぶ本?
私は大好きです。理由と理屈はありません。なんか好き。
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なかなかよいと思う 忘れたくない気持ち  投稿日:2007/12/02
しんせつなともだち
しんせつなともだち 作: 方 軼羣 (ふあん いーちゅん)
絵: 村山 知義
訳: 君島 久子

出版社: 福音館書店
シンプルないいお話と、暖かい絵。
絵本の王道といった感じで、安心して読めます。

どんなに食べ物が少ないときでも、自分よりも仲間のことを考えて助けようとする気持ち。
情けは人のためならず、いつかめぐりめぐって自分に返ってくるという意味のこの言葉を思い出しました。
一度は子供たちに読んでもらいたい本。
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なかなかよいと思う 美しく懐かしい絵本  投稿日:2007/12/02
ビロードのうさぎ
ビロードのうさぎ 作: マージェリィ・W・ビアンコ
絵・訳: 酒井 駒子

出版社: ブロンズ新社
他の「ビロードうさぎ」で内容は知っていたとはいうものの、酒井さんの絵があまりに調和していて、まるで子供の頃からこの絵を知っていたような錯覚を覚えました。
それほどにどこか懐かしく、暖かい印象があります。
酒井さんの描くうさぎは本当に素敵ですね。

息子は、うさぎが燃やされることになったシーンで「やめて、もう読まないで」と、涙ぐんで先を読むのを嫌がりました。
大丈夫だからと最後まで読んで、納得してくれましたが・・・
それだけすっぽりと感情移入できるお話しと絵なんでしょう。

時折開いて読んでみては、せいいっぱい生きることの大切さを知っているうさぎに、励まされる気分になっています。
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