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おうさまのくつ

おうさまのくつ

  • 絵本
文: ヘレン・ビル
絵: ルイス・スロボドキン
訳: こみや ゆう
出版社: 瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2015年12月01日
ISBN: 9784907613082

出版社のおすすめ年齢:3歳〜


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出版社からの紹介

昔、ある町の靴屋がとても立派な靴を作りました。見た人みんながあんまり褒めるもので、靴はすっかりうぬぼれやになってしまいました。
ある日のこと、うぬぼれやの靴は、靴屋を抜け出してお城に向かいました。
ところが、途中で突然大雨が降ってきて、うぬぼれやの靴は泥だらけになってしまいました。
そして、泥だらけのままお城の中へ入っていったのですから、さあ大変!!
うぬぼれやの靴は、願いどおり王様の靴になることができたでしょうか?

おうさまのくつ

おうさまのくつ

ベストレビュー

彼らの第二の人生に笑っていましたが、・・・・・・

ルイス・ストロボキンさん(1903〜1980年)の絵の1956年の作品のようです。

「がちょうのペチューニア」や「ごきげんなライオン」のロジャー・デュポワザンさん(1904〜1980年)と同様、1950〜60年代にアメリカで活躍された方です。

お二方の絵は、色数が少ないのですが、あたたかく柔らかく優しい感じを受けます。

国は違いますが、イギリスのウイリアム・ニコルさんの「かしこい(おりこうな)ビル」にも共通したものを感じます。

このお話は、ある町の靴屋の主人が、会心の靴を作りました。
国中で一番上等な皮を使い、細かい模様が刺繍され、金色に輝くまで磨き上げられたその靴は、すうぬぼれやになってしまいました。

右足と左足の靴が会話し始めるのが愉快です。
彼らは、自分たちが、お城の王様にピッタリだと決め込み、靴屋を抜け出し、お城へ向かいます。

この後の靴の狼藉ぶりに、ビックリします。
しまいには、王様までも怖がらせて、・・・・・・。

古汚い靴になってしまったこの靴を、作った靴屋さんも気づかず部屋の隅のごみ山へぽいっと振り捨て、・・・・・・。

あらあら大変と思ったら、彼らにも第二の人生が・・・・・・。
ここで笑っていましたが、さらに幸せな結末が待っていました。

いやぁ〜、うまいお話の筋だな〜と思わず声が出てしまいました。
ヘレン・ビルさんの他のお話も読んでみたいと思いました。
(アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子17歳)

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