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ちひろ。

ママ・40代・愛知県、女の子14歳 女の子12歳

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ちひろ。さんの声

115件中 11 〜 20件目最初のページ 前の10件 1 2 3 4 5 ... 次の10件 最後のページ
なかなかよいと思う 辛いことがあったときにひっそりと読みたい大人向けの絵本   投稿日:2012/04/08
あの路
あの路 作: 山本 賢蔵
絵: 伊勢英子

出版社: 平凡社
辛いことがあったときにひっそりと読みたい大人向けの絵本。

二人暮らしの母親を亡くし、内にこもって社会からはみ出した少年と、路地に住み着いた三本足のムク犬との交流を描いた静謐な冬の物語。

無邪気になついてくる三本足とのふれあいで少年はささやかな居場所を見つけるが、三本足もまたはみ出しものであり、手酷い悪意の対象になっている。
彼らはこの路でひとりぼっちだ。

少年が街を去ることになったとき、三本足は路の終わりまで少年が載せられた車を追いかけるが、それ以上くることはできない。
このシーンと次のページに広がる無限の海・空の対比が心を揺さぶる。

街のシーンで背景に小さく描かれている少女は『ルリユールおじさん』のソフィか?
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自信を持っておすすめしたい いちご好きには外せない一冊   投稿日:2012/04/08
いちご
いちご 作: 平山 和子
出版社: 福音館書店
冬を越えたイチゴに花が咲き、真っ赤な実が食べられるようになるまでを、イチゴとの会話形式で描いた作品。

まるで写真と見まがうような精緻な絵柄で、イチゴの成長が正しく、そして可愛く描かれる。
期待して待つ子どもに応えるイチゴの綺麗な言葉使いも魅力的。

最後のページでボールに盛られた真っ赤なイチゴは本当に美味しそうで食べたくなる。

会話の読み方が難しいが、絵は遠くからでも映える・イチゴ好きな子も多いのでおはなし会にも。
春の絵本としてもおすすめ。

2歳頃から向け。

2歳の子に読んだところ、イチゴの実をとっては食べるまねをして「おいしーねー」、青い実のときは「すっぱい!」と言って楽しんでいた。
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なかなかよいと思う みんな大好きだっこの本   投稿日:2012/03/24
ぷくちゃんのたくさんだっこ
ぷくちゃんのたくさんだっこ 作・絵: ひろかわ さえこ
出版社: アリス館
おばあちゃんのだっこは ほんわかだっこ。
おじいちゃんのだっこは ゆったりだっこ…。

みんな大好きだっこの絵本。

マンガちっくな絵柄だが、優しい子どもへの思いがにじみ出している作品。
読むと安心な気持ちになる。

シンプルな文、遠目からでもよくわかる絵なので、1歳〜くらいのおはなし会にも。
歩き出したくらいの赤ちゃん向けにおすすめの一冊。
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なかなかよいと思う 冬におすすめあったか絵本   投稿日:2012/03/24
サナのあかいセーター
サナのあかいセーター 作・絵: なりたまさこ
出版社: ポプラ社
おばあちゃんからセーターが送られてきました。
でも、なんだか小さくてきちきちです。
「だいじょうぶ。ちょっとひっぱればおおきくなるよ。」とひっぱると、腕だけびろーんとのびてしまい…。

のびたり縮んだり、ついにはほどけてしまうセーターにドキドキしながら読んでしまう。
可愛らしい絵柄と意表をつく展開で子ども好きしそう。
結末も幸せでほっこり。

暖かい部屋で冬に読みたい作品。
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ふつうだと思う 上の子の気持ちによりそう絵本   投稿日:2012/03/24
ピピとトントンのえほん ママのおなか
ピピとトントンのえほん ママのおなか 作・絵: リスベット・スレーヘルス
訳: 木坂 涼

出版社: 小学館
下の子が産まれてくると知ったお姉ちゃんの気持ちを可愛くシンプルに描いた作品。

あかちゃんがくることは嬉しいけれど、ママに抱っこしてもらいたいし、ずっとそばにいたい。
そんな思いを率直に表している。

下の子の出産が決まった時期の最初の説明にも。
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ふつうだと思う 家族を考えるブックトークにも   投稿日:2012/03/24
おかあさんになるってどんなこと
おかあさんになるってどんなこと 作: 内田 麟太郎
絵: 中村 悦子

出版社: PHP研究所
ミミちゃんはぬいぐるみを抱っこしていいました。
「わたし、きょうはこのこのおかあさんになるの」
「おかあさんになるって……、どんなこと」
ターくんはききました。


子どもの名前を呼ぶこと、手をつないであるくこと、心配すること…。
ごっこ遊びを通してミミちゃんの考える「おかあさんになるってこと」が描かれる。

きっと「おかあさんになるってこと」は人それぞれ違うはず。
自分にとっての「おかあさん」に思いを馳せる一冊。

愛らしいウサギのイラストと平易な文で低年齢からでも読めるが、本当に対象となるのは中学生から大人か。
家族を考えるブックトークなどにも。
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なかなかよいと思う 楽しい昔話   投稿日:2012/03/24
だんごどっこいしょ
だんごどっこいしょ 作: 大川 悦生
絵: 長谷川 知子

出版社: ポプラ社
素直でちょっとおバカな子どもが主役の楽しい民話。

おばさんの家で生まれて初めてだんごを食べた少年は、家でも作ってもらおうと名前を聞き、忘れないよう「だんご だんご…」と声に出しながら歩いていく。
だけど、川を飛び越すときに「どっこいしょ!」と叫んでしまい…。

黒一色で描かれた絵が、民話の素朴さと力強さを強めている。

文は読みやすく、絵は遠くからでも見やすいので、おはなし会にも。
年長さんから。
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自信を持っておすすめしたい 寝る前などに落ち着いて読みたい名作絵本   投稿日:2012/03/24
ちいさいおうち
ちいさいおうち 作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子

出版社: 岩波書店
田舎な静かな丘にあるちいさなおうち。
春には林檎の花が咲き、夏には子どもが池で遊び、秋には木の葉が赤く染まり、冬には雪で覆われる。
ところが、ある日丘のまわりに道が作られて…。

『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』などで有名なバージニア・リー・バートンが、本当の豊かさを描いた静かで優しい作品。
1965年の出版以来、読みつがれ版を重ねている。
小型版も出版あり。

多彩な色使いで細かく書き込まれた絵なので、読み聞かせよりもお家で読むように。
寝る前などに落ち着いて読みたい名作絵本。

年長さんから大人まで。
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ふつうだと思う 広い世代で楽しめる桜絵本   投稿日:2012/03/01
ほわほわさくら
ほわほわさくら 作: ひがし なおこ
絵: きうち たつろう

出版社: くもん出版
ほわほわと舞う桜のはなびら
ひらひらと手の中に来たかと思ったらまた飛んでいって…

春の桜のふうわりとした空気を目一杯詰め込んだ絵本。
文は詩的なので自分でよりは読み聞かせ用か。
若干リズムが崩れ読みにくいところもあり。

文は読まずに絵だけ眺めて春の雰囲気を楽しんでみても楽しい。
大人に愛好者がありそうなので、子ども向けだけでなくお年寄りへのお話会などで使えそう。
読み聞かせは年少さんから。
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なかなかよいと思う 静かで力強い作品   投稿日:2012/03/01
ながいながいよる
ながいながいよる 作: マリオン・デーン・バウアー
絵: テッド・ルウィン
訳: 千葉 茂樹

出版社: 岩波書店
太陽が隠れ、ながいながい夜が続く森。
カラスやヘラジカは太陽を力ずくで取り戻そうとするが、風は「あなたじゃない」とため息をつく。
そう、太陽を呼び戻すのは…

北方の国の長い冬と春を待望する気持ちを描いた物語。
夜の森の荘厳さは圧巻。
たった3色の絵の具だけで描かれたというのが驚きである。

大判で遠くから見るのに適した絵本。
文章は詩的で静謐。
大人向けに良い。
ゴールデン・カイト賞(文部門)受賞作。
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