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難しい問題
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投稿日:2020/06/25 |
このおばあちゃんの症状は、脳血管性認知症なのかなと思った。
私の亡くなった母が脳梗塞の後、感情のコントロールができなくなったり、物取られ妄想があったりと、娘としてかなり苦しんだ経験があるからだ。
幸いにも私は当時カウンセリングを勉強していたので、先生や先輩たちに精神的に助けてもらった。
児童書としては、最初からかなり重たい内容だった。主人公のあかりが小学生でありながら、奮闘している姿が健気に思えた。
今の児童書には、昔に比べてかなりハードな内容が盛り込まれている。子どもたちに介護の現状を知らせるということよりも、このような環境に育つ子どもたちに、「悩んでいるのはあなただけではないよ」というメッセージが作者から送られているような感じを受けた。
まずは、大人がしっかりと考えるべき問題だと思うが、悩んでいる子どもたちに何らかの形で届くといいな。
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佐藤まどかさん ありがとう
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投稿日:2020/06/23 |
読んでいる間中、私は小4の木下だった。感情移入とも一体感とも違うが、私は木下として、周一・ひとみ・大我とどう向き合うのか、それより先に自分の気持ちにどう向き合うのかを考えていた。
大人になってから児童書を読む時、親の立場であったり、周辺の登場人物の立場で読んだりと、主人公として物語の世界の中に存在することができない時がある。
でも、今回は違った。私は間違いなくこの物語の空間にいて木下だった。
読み終わった後も、ドキドキが止まらなかった。うまく言語化できる自信はないが、この本はぜひ紹介したいと思った。
タイトルが、『セイギのミカタ』だからといって、小さな勇気を出してみようなどという感想で大人らしくもっとらしくしめくくりたくない。
まずは、子どもが目につくところにそっと置きたいと思う。佐藤まどかさん ありがとう。
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抗う
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投稿日:2020/06/18 |
森川成美作品を読むのは初めてのことだ。この作品を読み前に、モーパーゴが児童移民を描いた『希望の海へ』を読んでいた。
『マレスケの虹』を詠み始めた瞬間、モーパーゴと通じるものがあると思った。
その通じるもののが何なのかしばらく考えてみて、わかったことがある。それは「抗う」ということ。
二つの作品に共通しているのは、市井に生きる人たちの戦争、移民、そして時代や環境に押し流されそうになった時の出来得る限りの抗い方だ。
私たちは、生活の中で生き抜くために、何かしら意に添わないけれど、あきらめなくてはいけないことが出てくる。その時に「しかたがない」と言って何もしないまま従うのと、極限状態であっても何かしら自分を貫く行いをするとでは違うのだ。
この作品の中の主人公のマレスケの兄・広樹の生き方が印書深かった。戦争時、私がこの家族の中にいたら、きっと私は広樹と同じような選択をしてしまう人間な気がする。
国籍・人種を考える前に、一人の人間であることをまず思う。本を読んで、自分自身の中にある変えられるもの・変えられないものを考えた。良い作品との出会いに感謝したい。
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今読むべき絵本
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投稿日:2020/04/03 |
学級文庫を巡回していて見つけました。タイトルと訳が越智典子さんということに惹かれて読んでみたら、ウィルスについての記載もあり、これは今読むべき本だと思い、学校図書館前の廊下にも展示しました。
スプーン一杯分の土の中には、10億もの微生物がいる、なんて子どもにもわかりやすい表現。
そして、20ページから23ページにわたっての爆発的な増殖力に驚愕。
低学年からでも視覚的にわかりやすい、こんな本が過去の課題図書にあったとは。
驚異の繁殖力に先が見えないコロナウイルス。怖がっているだけではなく、どんなものであるかを知りたいと思う時の入り口になる本だと思います。
今、読むべき本があるとしたら、この本ではないでしょうか。
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子どもってまさにこんな風
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投稿日:2019/11/05 |
レーズンは、子どもそのもの。わがままで自由で、そして時々とてもいい子。でも、それは大人からの見方かもしれない。
レーズンは自分を愛してくれる人のため、いい子でいたいと思っている。そんなレーズンの健気な愛にとても癒される。
子どもは、いつもいい子でなくっても大丈夫。時々見せてくれる愛情で大人はとても満たされるのだから。
こんなに愛らしい幼年童話がハンガリーにあったとは。幼年童話の世界は奥が深い。
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命を返すということ
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投稿日:2019/08/18 |
クジラを捕り解体した後、骨を海に返し、ムースを捕った後にも頭の毛皮を森へ返す。その件を読んだ時、とても気持ちが揺さぶられた。
今のわたしたちの暮らしの中で使われる言葉の違いにだ。わたしたちは、すでに解体されパック詰めされた肉を食す。残ったものは、土に返すのではなく捨てると表現する。
返すという言葉の根底にある気持ちは、動物と人間という隔たりのある存在ではなく、同じ地平に共に生きる動物への畏敬の念ではないだろうか。
わたしたちは、生きるのに十分すぎる食べ物のある世界に生きている。自分の命を支えてくれる動物たちに祈りを捧げることもなければ、実際に解体する現場に立ち会ったこともなく一生を終える。
こうして、星野道夫の文章を読むことまなければ、気づかずにすぎてしまう暮らしのあり方が、アラスカには存在しているのだ。
便利な暮らしの中で、忘れ去られてしまったものが、アラスカにはある。なぜ人々はアラスカに向かうのか、わたしたちがすでに忘れ去ってきたもの、いや忘れたり捨て去ったりしてはいけないものが、アラスカにはあるからではないだろうか。
少し読んだだけで、答えを出すのは早急すぎるのだが、他の作品も読み進めて自問自答みたい。
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「なにか良い本ない?」と聞かれたら
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投稿日:2019/05/06 |
「帰国子女、短歌始める」、頭の中でそうあたりをつけて読み始めたら、なんと奥が深いこと。
マレーシア語と短歌との融合、気になる同級生、短歌へ誘ってくらた先輩との関係、多文化共生など、短歌を糸口にしての広がり方が思いがけない方へと広がり、とても新鮮でした。
中学生になっていきなり大人の文学へいくこともありだと思いますが、素敵なYAジャンルにも触れて子どもたちが育ってくれるといいなと思いました。
読後感もさわやかです。「なにか良い本ない?」と聞く対象年齢の子が来たら勧めたい本です。もちろん大人の方にも。
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クリエイティブな科目
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投稿日:2019/04/29 |
以前読んでこの本すごいと思い、中高生に読んでほしい新書のリストがあれば、これは入れたいと思った一冊でもある。
再読してみて思ったことは、今の家庭科はひと昔前の家庭科とは取り扱う範囲が驚くほど広くなっていることだ。
以前は調理や裁縫ぐらいだったものが、今では家計や消費者トラブル、DVに至るまで。
社会で問題となって取り上げられるようなものまでを学ぶ。副教科として中高ではどちらかというと、日の目を見ることがない教科だけれど、大人として自立していきていくためには、知っていた方が良いし、実技もできた方が良い。
教科書を処分する時、家庭科だけは取っておいた方が良いと思える。
タイトルになっている「パンツのたたみ方」を例にとるまでもなく、家庭科における課題は、正解は一つではないように思う。実学であり、クリエイティブな科目であるということを再読して感じた。
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中学生が地方再生
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投稿日:2019/04/14 |
クラウドファンディングが、子どもにもわかりやすく説明されています。
どんな風に企画を立ち上げ、ホームページ上で発信していくのか、どのようなサポートをしてもらえるかまで、クラウドファンディングについて知りたいと思った時の良い入門書となってくれそうな本でもあります。
きっかけは、祖父の古民家再生でしたが、主人公の同級生や地域の人々を巻き込んで、中学生たちが自分の将来を考えるきっかけとなったり、仲間の個性や意外な一面を知ることになったりと、読物としても楽しめました。
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正義とは何か
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投稿日:2019/04/12 |
読み終わってからもずっと考えさせられる内容である。一つの決断が、歴史そのものを変えてしまった可能性があったとしたら、あなたはどうするだろう。
戦場で、一人の兵士を助けその男が生き延び、歴史上最悪の大量殺戮が行われるほどの独裁者に変貌していたとしたら。歴史の男の心をさいなみ続けるとしたら。
モーパーゴは、戦争をいろいろな角度・視点から私たちに考えさせる作品を提供してくれるような気がする。
歴史を考える時にの「もしも……だったら」が、こんなにも恐ろしく立ち現れるとは想像もできなかった。
今回考えたのは、正義とは何かということである。戦争中、無益な殺戮を少しでも避けるのは正義なのか?敵兵であれが、根こそぎ根絶するのが正義か?
少なくとも平時の私たちが正義として考える正義は、戦時の正義とは違う。愛する者を守るために、自分が戦うことで戦争を早く終わらせたいという思いで、戦地に向かった兵士たちの思いを考えさせられた作品だった。
これから戦争作品を読む時には、「正義とは何か」を読む時の一つの軸として加えていきたいと思った。
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