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きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

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わさんぼんさんの声

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自信を持っておすすめしたい おしゃれな絵本   投稿日:2023/02/20
ヨセフのだいじなコート
ヨセフのだいじなコート 作・絵: シムズ・タバック
訳: 木坂 涼

出版社: フレーベル館
ゆっくりと一人で絵本を眺めるのにもぴったりです。おはなしに出てくる動物たちがとても愛らしいです。男声合唱団の一人ひとりの衣装や帽子も1つ1つ違って面白いです。
色々な画材や素材を使ったコラージュは見るたびに発見があります。「屋根の上のバイオリン弾き」のポスターの何ページか後には、屋根でバイオリンを弾いている男の人がいます。
ポーランドは陶器も素敵で、ヨセフの部屋のポットやカップも可愛らしいです。
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自信を持っておすすめしたい 素晴らしい絵本に出会いました。   投稿日:2023/02/14
はるかな島
はるかな島 作: ダイアン・ホフマイアー
絵: ジュード・ダリー
訳: 片岡 しのぶ

出版社: 光村教育図書
ダイアン.ホフマイアーさんの『ふしぎなボジャビのき』がとても良かったので、この絵本を手に取りました。
表紙には豊かな緑と動物たち。そして2人の男女。海に囲まれた孤島。2人の幸せな暮らしが伝わってきます。
見返しも海の色。また頁をめくると岩肌むき出しの島。
軍隊でひどい目に遭い、ひとりきりになりたいと、この寂しい島で暮らし始めた男。
彼が持っているのは、一袋のもみ米と一羽のオンドリだけでした。それからこの島へと吹き寄せられた船乗りたちが、レモンの木、バナナの木、ナツメヤシの木などや、メンドリ、アヒルなども残していきました。
ある日、ポルトガルの女王に男のこの果樹園の噂が届き、女王との対面の場面へと続いていきます。
女王は男を「いのちをじょうずに育てる人」と言います。相変わらず、「そばに寄るな!」とわめく男でしたが、女王の縫い物をしていた娘も彼との出会いで「広い世界で力いっぱい生きたい」と思い、彼についていきます。
そして2人で命を育てていくうちに、たくさんの植物が根づき、花が開き、木々は空高く伸び、森ができ、鳥が群れて眠る島へと生まれ変わっていきました。
島ではいつも、男のそばに、男が生き返らせたオンドリが寄り添っています。
緑の光に包まれて、大きく腕を拡げる男。
人間っていいな、いのちを育むって素晴らしいと感じました。
そしてこれは実話に基づいた物語であり、男を絶望の淵に落とした総督のような人は、今もこの世界に存在しているんですよね。
世界に1日も早く平和が訪れてほしいと、より強く感じました。
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自信を持っておすすめしたい 高林麻里さん   投稿日:2023/02/11
おかえりなさい アレックス
おかえりなさい アレックス 著: 高林 麻里
出版社: 講談社
角野栄子さんの『魔女からの手紙』の高林麻里さんのパッチワークの絵がカラフルで素敵だったので、彼女の絵本を選びました。
保護センターの年とった犬。
ひとりぼっちだった犬は、優しいキヨさんに引き取られ、アレックスと名付けられました。
アレックスの表情がだんだん生き生きしてくる様子になんとも言えない幸せを感じました。
高林さんの絵もインテリアや街並みなどがおしゃれで伸びやかで、明るい気持ちになります。
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自信を持っておすすめしたい 夢のような雑貨屋さん   投稿日:2023/02/11
海のジェリービーンズ
海のジェリービーンズ 作: 角野 栄子
絵: 高林 麻里

出版社: 理論社
「ジェリービーンズ」お店の前は海だから、浜辺に座って、波の音を聴きながらコーヒーを飲みます。
品物につくおまけの絵がユニークで、ワクワクしてきます。ルルナさんのラベンダー色のワンピースもきれいです。シーグラス(海の草)を植えるときれいな実がついたり、波のきれのパッチワーク(ゆうやけこぎれ、あめつぶこぎれ、お日さまこぎれ、お星さまこぎれ、月のしずくこぎれ、さざなみこぎれなど)にもうっとりします。ヌイナミさんやナナミちゃんのつくった雑貨も素敵。
寒い冬でも、海で心を遊ばせたような気持ちになりました。
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自信を持っておすすめしたい 何度も見たくなります   投稿日:2023/01/13
へんしんオバケ
へんしんオバケ 作・絵: あきやま ただし
出版社: 金の星社
遊び心が満載です。
言葉を覚えていく子どもたちも、知らず知らずのうちに、日本語のひびきを楽しんでいるんでしょうね。「次は‥」と予想してページをめくると、ユニークな絵が目に飛び込んできます。「ぎやーっ」のページの絵もそういえば、我が子が幼稚園生の時に楽しんで描いていた絵に通じるものがあるような気がします。あきやまただしさんは、子どもが楽しめることをよくわかっている方なんだなぁ、と思いました。
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自信を持っておすすめしたい 晴々とした気持ち   投稿日:2022/07/04
くまのパディントン
くまのパディントン 作: マイケル・ボンド
画: ペギー・フォートナム
訳: 松岡 享子

出版社: 福音館書店
なんとなく元気が出ない時、パディントンの子どもらしさに触れてスッキリしました。
子どもたちも現実の生活の中では、いろんな制約や思うようにはいかないこともあると思います。でもみんなに愛されているパディントンの騒動を読んでいるうちに、心が解放されて、いろいろあっても、きっと上手くいくって思えるんじゃないかしら。
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自信を持っておすすめしたい 言霊   投稿日:2022/06/02
つるかめ つるかめ
つるかめ つるかめ 作: 中脇 初枝
絵: あずみ虫

出版社: あすなろ書房
図書館でこの絵本が目に留まりました。中脇初枝さん作。昔話の再話もされている作家さんですよね。
世界中が自分の力だけでは、どうにもならない現実であるコロナ禍に苦しみ始めた2020年。この絵本が出版されたんですね。
おまじないの言葉に励まされ、生きる力をもらう。
これは、昔話にも繋がることなのだと思います。先人がきびしい現実の中で、それでも逞しく、優しく、朗らかに生き抜いてきたんだと思うと、勇気が湧いてきますね。
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自信を持っておすすめしたい こねこの活躍   投稿日:2022/05/16
こねこのレイコは一年生
こねこのレイコは一年生 作: ねぎし たかこ
絵: にしかわ おさむ

出版社: のら書店
レイコの名前の由来に少しびっくりしました。知りたがり屋で元気いっぱいの子猫レイコと電気屋さんのおとうさん、子猫の小学校である、茶畑小学校の仲間や先生達、町の人達が繰り広げる半年の日々。
にしかわおさむさんの絵も楽しくて、ワクワクします。校歌のメロディーは「むすんでひらいて」によく似ています。歌い方もそれぞれの子猫の性格が出ていて、微笑ましいです。
あまえんぼで怖がりのリクですが、要所要所で活躍します。
レイコは時々、騒動を起こしますが、周りの人(動物)に助けられて、成長していきます。迷子になったレイコを助けた黒い犬はレイコに聞きます。「まいごのかわいいこねこちゃん、あなたのおうちはどこですか」何だか楽しくなってきます。
卒業式当日にも騒動を起こすレイコ。でも周りの人(動物)は温かく見守っていて、私も心が温かくなりました。
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自信を持っておすすめしたい 絵も楽しい   投稿日:2022/05/13
ころころ・パンケーキ
ころころ・パンケーキ 作: (ノルウェー民話)
絵: スベン・オットー
訳: 山内 清子

出版社: 偕成社
『おはなしのろうそく18』に収められている「ホットケーキ」と同じお話ですね。
ストーリーテリングでも、言葉の繰り返しと響きの楽しさに子どもたちと大笑いして楽しんでいます。
この絵本の表現も心地よく、読めました。
ストーリーテリングとはまた違って、スヴェン=オットーさんの絵の魅力も加わり、存分に楽しませてもらえました。
パンケーキをねだる子どもたちの表情も生き生きしているし、パンケーキが出会う村の旦那やめんどり、おんどり、かも、がちょうそしてぶたの絵がリアルです。
パンケーキと一緒にころころ転がった気分です。
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自信を持っておすすめしたい 空を見上げてみたら   投稿日:2022/05/13
そらのいろって
そらのいろって 文・絵: ピーター・レイノルズ
訳: なかがわ ちひろ

出版社: 主婦の友社
 空の色っていうと、青というイメージはありますよね。でも空の色の変化って面白くて、素敵!
青の絵の具がなかったことから、マリソルがたどり着いたのは、自分の空の色。
マリソルが夢で見た、空を飛ぶ夢。不思議な空。いろんな色がうずまいて数え切れないほど。
心をやわらかくして、物事を見ていくと、いろいろな気づきや発見があるんだなぁと思いました。
感じたことを自由に表現できる感性を子どもたち、そして大人も大切にしたいです。
図書室の壁の大きな絵を見るとワクワクしてきました。
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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