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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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きみの話を聞かせて しろさめ作品集

きみの話を聞かせて しろさめ作品集(小学館集英社プロダクション)

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わさんぼん

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わさんぼんさんの声

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自信を持っておすすめしたい ピーター.H.レイノルズさんの絵  投稿日:2022/02/17
みずをくむプリンセス
みずをくむプリンセス 文: スーザン・ヴァーデ
絵: ピーター・H・レイノルズ
訳: さくま ゆみこ

出版社: さ・え・ら書房
ユニセフの冊子に紹介されていた絵本。
今はモデルとして活躍するジョージーさん。アフリカ生まれの彼女もこの絵本の女の子のように、1日がかりで水を汲みに行った経験があるそうだ。
木陰で休み、木の実をかじり、また歩き、行列にかあさんが並んでいる間、友達と遊ぶ。水の音を聞きながら、楽しい時間が過ぎていく。
絵本を読んでいて、この箇所で少しほっとする。
泥の混じった川の水を入れたつぼを頭の上に載せ、のどをからからにしながら、やっと家に着く。それからも洗濯をしたり、ご飯の用意をして、やっと水が飲める。
どうして水はにごってるの?どうしてうちには水がないの?

今でも6人に1人が、きれいな水を手に入れることができないでいるという。
水の大切さをよくわかっているジョージーは、今、アフリカで井戸を作る運動をしているそうだ。
まずは知ることがはじめの一歩。
ピーター.H.レイノルズさんの躍動感のある絵、さくまゆみこさんの無駄のない、淡々とした翻訳が
アフリカの生活を想像しやすくしてくれた。
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自信を持っておすすめしたい 松岡享子さん  投稿日:2022/02/17
こぐまのくまくん
こぐまのくまくん 作: E・H・ミナリック
絵: モーリス・センダック
訳: 松岡 享子

出版社: 福音館書店
この作品も先日亡くなった松岡享子さんの訳なんですね。
表紙のくまくんを見つめるおかあさんの柔らかな表情。
おはなしは、4つ。はじめてよむどうわ。センダックの絵も生き生きとおはなしを伝えてくれます。中でも「くまくんのつきりょこう」は楽しい。
とても小さな丘の上の、とても小さな木のてっぺんに上り、「えいっ!」と飛び降り、丘をころがり、「もう月に着いたのかな」と思ったくまくん。おかあさんの対応が素敵。最後の場面。マーガレット.W.ブラウン『ぼくにげちゃうよ』を思い出しました。
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自信を持っておすすめしたい 雪の降る日に  投稿日:2022/01/06
サンタクロースがやってきた
サンタクロースがやってきた 文: クレメント・C・ムーア
絵: グランマ・モーゼズ
訳: 倉橋 由美子

出版社: JICC出版局
グランマ.モーゼスさんの絵なので、図書館で借りて読みました。絵本を読んでいる今日は、東京でも雪。屋根や木々にはうっすらと雪が積もり始めました。クリスマスは過ぎてしまったけど、こんな日にサンタクロースはやってくるんだろうな。
このお話でムーア博士の愛児の生命は救われたのですね。外は寒いけど、この絵本に力をもらって、今年もみんな健やかにクリスマスを迎えられますように。
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自信を持っておすすめしたい ケーキのいいにおいがしてきそう  投稿日:2021/12/16
ぱくぱく はんぶん
ぱくぱく はんぶん 作: 渡辺 鉄太
絵: 南 伸坊

出版社: 福音館書店
焼きたてケーキがなんとも美味しそう。おじいさんの表情が味わい深い。
「はんぶん のこしときな おばあさんのだから」「もちろん もちろん」「ぱくぱく はんぶん」と繰り返しの言葉が出てきて、小さい子も楽しめそう。目がまんまるになったおばあさんの絵。びっくりしている様子が、リアルに伝わってくる。
おじいさん、動物たちや虫たちの表情の変化も、思わず見入ってしまう。ラストのページでハッピーエンド。みんなよかったね。
ケーキは「ぱくぱく ぜんぶ」食べたけれども、おじいさんのくれたピンクのバラはテーブルの上。ロマンティックだなぁ。満足そうなおばあさんとおじいさん。お似合いのふたりだなぁ?
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自信を持っておすすめしたい 心がポカポカ  投稿日:2021/10/31
さくら村は大さわぎ
さくら村は大さわぎ 著: 朽木 祥
絵: 大社 玲子

出版社: 小学館
時間がゆったりと流れていて、さくら村の人達が温かくて、包容力のある作品だなと思いました。
朽木祥さんの『引き出しの中の家』や『オン・ザ・ライン』などは読んだことがありました。
今回の作品は、人間関係に疲れてしまったり、自然の中でのんびり過ごしたいなと感じている時の、大人の心の再生にも大いに力になってくれました。
お話の頁の前にさくら村の地図が描いてあります。地図を時々見返しながら、さくら村で一緒に過ごしているような気持ちになってきます。この村ではどこのうちでも子どもが生まれたら、桜の苗木を一本、植える約束があるそうです。
小学校三年生のハナちゃん、五年生のお兄ちゃんタロウくん。ハナちゃんの同級生のサッちゃん、双子のヨリトモくんとキヨモリくん。サッちゃんの弟の一年生のケンちゃん達の春夏秋冬のさくら村での日々の出来事。
お話はいくつかあり、最初のお話は、タロウくんの自転車用の前かごに入れてあったヘルメットの中で、キセキレイの巣が作られたお話。たまごからヒナ。そして親鳥の後を追って青い空に飛び去るまでを見守る子ども達や先生。
犬と暮らすカワセミじいちゃんやホタルやトウモロコシ畑での事件。パン屋さんのパーティで村は大盛り上がり。そして最後のお話は、さくらがもう一本。
大社玲子さんの絵もやわらかく、生き生きとしていて、ワクワクしますよ。
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自信を持っておすすめしたい 伸び伸びしたベロニカ  投稿日:2021/10/31
かばのベロニカ
かばのベロニカ 作・絵: ロジャー・デュボアザン
訳: 神宮 輝夫

出版社: 復刊ドットコム
「有名になりたい」ベロニカ。
仲間達との居心地の良いすみかを出て、冒険の旅に出ます。目立たないかばだったのが、みんなと違う存在になりました。次々に騒動を起こしますが、「もしもし、おじょうさん」と呼ぶおまわりさんや立派なおばあさんに出会います。
立派なおばあさんは、かばのベロニカの気持ちがちゃんとわかっているんです。町で色々な経験をしたベロニカは故郷に帰りたくなります。おまわりさんや町の人達に見送られて、町とさよならしました。
ベロニカは故郷で皆に大事にされ、皆に大冒険の話をして、幸せでした。
ベロニカはきっと子どもたちの代弁者。子どもたちもこのお話の中で冒険をするんですよね。
デュボアザン作『ぼくはワニのクロッカス』に「動物を主人公にした作品は、暖かくユーモアに満ちていて、子どもたちを人生のやわらかい信頼へ導いてくれるようです。」とデュボアザンの作品を書いてありました。本当にそうですね。
ベロニカの気持ちがちゃんとわかっているおばあさんに、少しでも近づける存在に私もなりたいと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 何事も経験  投稿日:2021/10/31
がちょうのペチューニア
がちょうのペチューニア 作: ロジャー・デュボワザン
訳: まつおか きょうこ

出版社: 冨山房
表紙のペチューニアの得意げな表情が可愛い。
本を持っているだけで賢くなったと思い込み、次々に皆を助けたつもりが、大変なことになってしまう。そして最後は「本は中身を頭や心に入れなくちゃ。そのために字を覚えなきゃ。」とわかり、うれしくなるペチューニア。すぐさま勉強にとりかかり、いつの日か本当に賢くなり、きっとみんなを幸せにしてあげられるでしょう。と締めくくる。訳したのは松岡享子さん。
素直なペチューニアにこちらも素直な気持ちで、また本に向き合おうと思わせてくれました。
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自信を持っておすすめしたい 秋お散歩  投稿日:2021/10/16
あたしのすきなもの、 なぁんだ?
あたしのすきなもの、 なぁんだ? 文: バーナード・ウェーバー
絵: スージー・リー
訳: 松川 真弓

出版社: 評論社
秋の一日。公園をお散歩。
今日は曇り空だけど、気持ちの良い公園をのんびりと歩いている気持ちになってきます。
ジョギングをする人達や寝転がって本を読む人‥。
秋らしい彩り。カラフルです。表紙の目を合わせて微笑むパパと娘。幸せな気持ちで頁を開いていきます。
池、花、虫たち。メリーゴーランドの横にはソフトクリームの販売車。ソフトクリームをなめるアップの父と娘。グレープ味かな。
女の子は赤も好きなのね。見返しのカーディガンや帽子のリボンや傘も赤。歯ブラシやコップ、パジャマもね。
雨の言葉、ピチャン、ポチャン、ザブ?ン。岸田衿子さんの「いろんな おとの あめ」を思い出します。
落ち葉を浴びて遊ぶ親子。そういえば、昨年公園で、葉っぱが秋風に舞う中、お父さんが息子を肩車して、親子3人で遊んでいた光景を思い出しました。幸せな光景ですよね。
満ち足りた寝顔で眠りにつく女の子のおでこに、そっとキスするパパ。
何度も読み返したくなる絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 予想を覆す楽しさ  投稿日:2021/09/23
いろいろバス
いろいろバス 作: tupera tupera
出版社: 大日本図書
 八重洲ブックセンター荻窪店の『えほんのたからばこ』というフリーペーパーを手に取りました。のりもの?たびの項、1歳?に紹介されていました。
 赤、黄色、緑、黒のいろいろなバス。繰り返しの文章とごろごろ、ペタペタ、ゆっさりと、ざぶーんとなどのオノマトペも楽しいです。ほかにピンクバス、茶色バスも終点にやってきて、次々と乗客が降りてきます。これは愉しいです!それに運転手さんは誰だろうという影絵遊びの要素もあります。tupera tuperaさんの絵も素敵で、大人も存分に楽しめました。
 ただ、みどりのバスがブップーと発車した後、「まって まって」と追いかけてきたかめさんは、やっぱり乗り遅れちゃったのでしょうか。のんびりと次のバスに乗ったのかもしれませんね。
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自信を持っておすすめしたい 図書館でタイトルに惹かれて  投稿日:2021/09/22
おしゃべり森のものがたり
おしゃべり森のものがたり 著: 小手鞠 るい
絵: 長田恵子

出版社: フレーベル館
お父さんとお母さんと小学校3年生の舞の3人家族。両親は仲良し夫婦だったのに、お母さんが仕事で、イタリアに単身赴任することを決めてから、さびしさを抱えている舞。
 夏休みにお父さんの妹家族が暮らすアメリカ、ニューヨーク州の山と森に囲まれた、マーガレットビルという村に遊びに行く。3回目だけど、今回はお父さんと舞の二人。
 お父さんの妹みちるさん、夫のボブ、同い年の愛ちゃんと弟の海くんと会っても、心のどこかに、すきまがある舞。彼女を温かく見守り、、向き合って話すみちるさんの存在、両親を無くし、養父母と暮らす同い年の新しい友だち、ジェシー。両親が離婚した経験を持つボブの話やビーバーや、やまあらし、鹿の親子といった動物との触れ合いを通して、舞の心の窓がすーっと開いて、素直な気持ちがあふれてくる。
 そしてキャンプに出かけた夜、皆でお話作りのリレーをする。舞は素直な気持ちで、強くて、優しくて、温かいお話をする。お話の中では会いたい人に会える。お話は人を元気にしてくれる。物語は、人に勇気を与えてくれる。言葉の持っている力。人から人へ、いいものを伝えていくことのできる力。
 小手鞠るいさんは、ニューヨーク州ウッドストックに在住し、森に囲まれた家で、野生の動植物達と触れ合いながら、生活しているそうだ。
 日本に居ながら、舞と一緒にニューヨークに行ったような世界を味わうことができた。
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