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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい ぷちぷちはじける言葉   投稿日:2017/02/21
えだまめきょうだい
えだまめきょうだい 文: 苅田 澄子
絵: わたなべ あや

出版社: アリス館
こんなぷちぷちした冒険なんて、はじめて。
声に出して読んで、音の面白さを味わってもよし。
表紙から、裏表紙まで、全部なめまわすようにじっくり見て、絵を楽しむのもよし。小さい子(保育所くらい)から楽しめると思います。

ページをめくる時、次は何がでてくるか?ワクワクします。
枝豆兄弟が、大豆になるのが嫌だ!という理由で(どうしてかは不明。いいじゃん、大豆。)
島を飛び出して、新天地を探すという単純なお話なのに、どうしてこんな風にいろんな事が起きて、奇想天外なキャラクターが出てくるのか。作者と画家の空想力のすばらしさ、ユニークさに感動しました。

それぞれ、食べ物や台所用品のキャラクターが実に個性的。
私は、目玉焼きがあんなに了見が狭いなんて思わなかったですね…
カップケーキはふっくらふくらんでいるだけあって、身も心も大きく、リッチになったらしい。金持ち、ケンカしない。ふくれるもの、案外いいものかもしれない。
ぐつぐつ島のおでんたちを見ていると、あのみっしり満員な感じが、お相撲さんたちを連想させます。おでんを見るたびに、この島の事を思い出すでしょう。

他にもページ数の関係で、詳しく描かれていない(と思われる)楽しい島がいっぱい。それぞれの島について、好きに想像できる余地もあって、物語がどんどん膨らんでいきます。
読み終わっても、また読みたくなります。
あ、あの島の、あのキャラクターはどうなっているの?と気になって、またページをめくったり。
最期の見返しに、キャラクターが全員出ているので、それを見ながら、もう一度全員を確認しに戻ったり。一冊で相当楽しめる絵本でした。
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自信を持っておすすめしたい 変だけど、面白いぞ〜    投稿日:2017/02/19
ドキドキ! ミイラ大集合
ドキドキ! ミイラ大集合 出版社: 理論社
ミイラの写真は一つもないので、怖くないから大丈夫!(残念?)
小学校の理科の先生が、大のミイラ・マニアで、ミイラのフィギアを作って、自宅がミイラ博物館状態というのが、素晴らしい。
マニアの心意気を思う存分見せつけてくれます。

作者がいろいろな資料を本当に、真剣に読み込んで、ちゃんと咀嚼してから、漫画に表現していることが伝わってきます。いよっ!名人芸!
小学生くらいの読者を想定した表現で、きちんとありのままを伝えつつも、残酷すぎたり、ショックすぎたりする表現は抑えているという絶妙なさじ加減。
これなら子どもにも安心して見せられると思いました。
もちろん、大人が読んでも面白い。子どもに買ってあげるつもりだったのに、結局、親が夢中になってしまうような、そんな雰囲気を感じました。

ミイラって、漫画やゲームのキャラクターになっていたりするから、意外と、こどもは知っていたりしますね。自分が子どもの頃も、ミイラが出てくるゲームや、テレビのクイズ番組などを見て、興味をもっていました。
だいたい、あの包帯ぐるぐるは、どうやって巻いているのか?どこから巻いているのか?どのくらい包帯を使っているのか?どうしてそんなことをしたのか?
・・・などなど、疑問は尽きません。好奇心の塊だった小学校時代に、私の時は、こういう良心的な本がなかったので、結局、大人向けの科学や歴史のコーナーなどの本を見て、気持ち悪い写真にびっくりしたり、難しい文章に悩まされたりして、子どもならではの探求を断念した思い出があります。
今はこんないい本があって、うらやましいですね。

子どもの好奇心を安全に満たせる上、歴史や地理、人間の気持ちなど、いろいろな要素の勉強も自然にできてしまう素敵な本です。
ミイラに対する作者の温かい気持ち、真摯な態度が伝わってきます。
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自信を持っておすすめしたい 心温まる、5つの短編   投稿日:2017/02/19
Little Selections あなたのための小さな物語(3) ロマンティック・ストーリーズ
Little Selections あなたのための小さな物語(3) ロマンティック・ストーリーズ 編著: 赤木 かん子
出版社: ポプラ社
いろいろな形の、上質なロマンスが味わえます。
巻末に、編集者が後味のいいものを選んだ、と書いてある通りです。
物語は、想像していた以上に緻密で、豊かで、素敵な世界。
ラストがどれも幸せになるので、寝る前にちょっとした読書として読むのにもおススメできます。

このリトルセレクション・シリーズは、若い人向けに編まれた短編集ですが、
大人が読んでも十分に面白い!
物語として読みごたえがある作品や、漫画も入っているので、自分の読解力に応じて、読みやすいところから始められます。
小学生の中、高学年くらいから、おススメします。中学生なら十分楽しめると思います。
ロマンスなので、ちっちゃい子どもにはちょっと早いかもしれませんが、
おませな早熟ちゃんは、どんどん読み進められるかも…漢字が読めれば(笑)

泥棒ロマンス、あの世のロマンス、SFロマンス、日本の古典ロマンス、宇宙人ロマンス?…ロマンスの形がいかにたくさんあるかが、よくわかります。
ありきたりの恋愛ものではない、特殊な舞台設定が、ステキです。
どの作品も人物に感情移入しやすく、あり得ない展開なのに、妙に生々しくて、物語が生きていることを感じました。

ハードな描写や、暴力的な部分はないので、子どもが読んでも安心です。
でも、親の方がはまるかも。
どの作品も、その作家の別の作品も読んでみたいと思ってしまいまして、
今後、読むべき本が急に増えて、忙しくなりました。
恋愛やロマンスなどが苦手な人にもおすすめです。
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自信を持っておすすめしたい 考える力が鍛えられる物語たち   投稿日:2017/02/18
Little Selections あなたのための小さな物語(2) 安楽椅子の探偵たち
Little Selections あなたのための小さな物語(2) 安楽椅子の探偵たち 編著: 赤木 かん子
出版社: ポプラ社
これを書いている私は、探偵小説やミステリーなどは苦手です。
登場人物が3人以上いると、もう誰が誰だか、どういう関係なのか、覚えておけなくなって、更に込み入った事件が発生したりした日には、完全にお手上げです。
そのため、普段は長編ミステリーはまず読みません。

しかし、この短編集は、そんなミステリー音痴にも読みやすくできています。
4つの話が入っていますが、どれもタイプが違う、個性的な物語で、
最期まで興味をもって読み切ることができました。
外国の話が3つ、日本の話が1つ。
外国の話は、行ったことがない海外の、分化や人の感じ方・考え方の違いを楽しめました。
「登場人物を探す作者」(作・フィリス・ベントリイ)のお話が、一番、印象に残りました。この話は、他の作品と違って、2つの話が同時に進行して、最後に思いがけない結末を迎えるという話の作りがお洒落でした。
出てくる人物のセリフやしぐさなどが、昔の外国の、今とは違った社会のありかたや物の考え方を空想させてくれて、タイムトリップしたような気分です。

一番最後に収められた日本人作家の作品「多すぎる証人」(作・天藤真)は、1990年代を思わせる実にリアルな作品。生活感があり、人物が本当に目の前に生きて動いているような躍動感が感じられました。重度の脳性麻痺の少年が、事件の解決の助けとなるという設定も、斬新です。

推理もの、ミステリーものを読んでみたいけど、ハードルが高いと感じている人なら、年齢を問わずおススメしたい一冊です。(小さい子どもには、ちょっと難しいかな)
文章の中に難しめの言葉があったり、言い回しが時代が買っていたり、文学的な表現が多いので、読解力が鍛えられます。ちょっとした読書のトレーニングになると思うのでので、挑戦してみてはいかがでしょうか?
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なかなかよいと思う 成仏しないけど、幸せになっちゃった♡   投稿日:2017/02/17
うらやましやゆうれい
うらやましやゆうれい 作: 苅田 澄子
絵: たごもり のりこ

出版社: 佼成出版社
幽霊もので、ドロドロしている、昔ながらの笛と太鼓の効果音が似合う作品。
落語的なので、生きている側の人間は極めて明るい。
幽霊も、ちょっと変なご近所さん、くらいのノリで、普通に付き合っている。
そこがすごい。対等な関係。
絵本の世界は、お化けや動物や、いろんな人間以外の登場人物が普通にしゃべってみたり、種族を超えてお付き合いをしたり、一緒に暮らしたりするものだけど、それを知っていても、なんだか妙な塩梅。
自分が、お化けや動物なんかと、話をしなくなって久しいからかしら。

幽霊が出るのが実に自然な感じで、好ましい。
否定していた人たちも、一度幽霊にあったら、ちゃんと存在を認めて、幽霊問題にしっかり取りくんでいる姿勢も、好ましい。
幽霊も幽霊で、自己主張が激しく、肉体がないくせに欲しいものは全部手に入れる。実に根性のある、行動力のある、変な幽霊。
怖くはないけど、こんな幽霊みたいな人が近くにいたら嫌だなあ。リアルにいそうな感じがする、という意味では、怖い。

キャラクターが全員、面白い。絵本を閉じても、勝手に動いて、生活して居そうな、そんな人たちです。
この人たち、その後、どうなったのだろう?
そもそも、この幽霊は何が原因で死んでしまったのだろう?
どうして、この世にとどまっているのかしら?
成仏できるのかしら?(成仏したいとおもっているのか、そもそも疑問)
絵本を離れても、いろんな想像ができる作品です。
絵も、くねくねしていて、お化けっぽくてステキ。湿っぽい幽霊感と、長屋の明るいカラッとした感じが同時に楽しめます。
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自信を持っておすすめしたい リアルに、匂ってきそうな家族です。   投稿日:2017/02/16
おとうさんはげひんです
おとうさんはげひんです 出版社: 岩崎書店
このシリーズは、大人が読んでも充分、面白い。おススメのユーモア詩集です。
タイトルはお父さんだけど、お母さんの詩もあります。こどもの詩もあります。

一発目の「おとうさん」(谷川俊太郎)が、まず強烈。これは絵も強烈です。
「詩」に対する、高尚なイメージや、近づきがたい雰囲気、文学的で芸術的なハードルが一気になくなります。ものすごい破壊力。
「詩」って、実はとっても庶民的で、楽しくて、面白い、気さくで付き合いやすいヤツだったのだな!と、こちらも武装解除。
気安く馴れ馴れしく「詩」と付き合う準備ができます。

個人的に一番好きなのが、「こども人生相談」(木坂涼)。
オヤジギャグを外して、気まずくなったオヤジの哀愁と、子どもの純な心が同時に堪能できる稀有な作品です。本当に、NHKラジオの夏の子ども相談に投稿されていそうな、深刻な内容です(笑)。ぜひ、皆さんも、この詩を読んで、この子がどうしたらよいのか、考えてあげてくださいね。

お母さんも負けてはいません。
お父さんの武器はオヤジギャグをはじめとするオヤジ臭ですが、おかあさんの武器は知ったかぶりと、超・マイペース攻撃。昭和のパンチパーマお母さんも登場して、懐かしさと加齢臭が漂います。

そんな家庭なので、こどもも素晴らしい哲学者となります。
「子どもの日おとなの日」(新沢としひこ)では、洞察力の確かさに舌を巻き、彼が発見した事実について考えさせられました。おそらく、誰も気が付かなかった発見でしょう。将来が楽しみです。詳しくは、是非とも、本文をご覧ください。
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自信を持っておすすめしたい ほっこりできる   投稿日:2017/02/10
いちごでなかよし
いちごでなかよし 作・絵: じゃんぼ かめ
出版社: 国土社
1990年に初版がでて、以降、ロングセラーの絵本。
誰が見ても、まず無難な、平和な雰囲気で、癒される。
シンプルな作品で、余白もいっぱいあるので、
いろんなことを想像しながら楽しめる作品だと思います。

私が一番好きなのは、表紙の後にあるみかえしの部分。
たくさんのいちごのキャラクターが整然と並んでいて、あっちを見たり
こっちを見たりしていて、にぎやかで楽しい雰囲気。
全部同じような感じもするし、ひとりひとり違うような気もする。
特に話のスジには関係ない部分だけども、遊び心があって素敵です。

おおきいいちごと、ちいさいいちごのお話。
(中身は、本を見てくださいね。)
かなり小さい子どもでも、楽しめる内容だと思います。
(3歳くらいからいけるのではないでしょうか?)

大人になってから読むと、どうっていうことのない平和な話なのですが、
なんとなく心がやわらなくなり、ほっこりできます。
いろいろと心配事が多い人生の中で、たまにはこんなふうな
単純明快で、明るく平和な雰囲気に浸って一休みするのも素敵です。

おおきいいちごと、ちいさいいちごの形が、若干違うところが、面白いです。
確かに、巨大なイチゴと、小さなイチゴはああいう形をしているな、と
作者の観察力に関心してみたり。
いろいろな楽しみ方ができる絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 地球滅亡って、アンタ…   投稿日:2017/02/10
ニワトリぐんだん
ニワトリぐんだん 作: 風木 一人
絵: 田川 秀樹

出版社: 絵本塾出版
刺激的な作品です!今までにない、ファンキーな展開。
対象年齢、不明。大人が読んでも面白いと思う。

もし自分が子どもだったら(小学生くらい)
「ナニこれ!面白い! けど、ニワトリが地球滅亡に関係するわけないじゃん!」
とか、一度否定しておきながらも、
「でも、これはニワトリじゃなくて、がめつい人類の話だと思ったら、本当だな〜」
と、関心すると思う、たぶん。
一見、荒唐無稽なストーリーに見えて、実は、ケッコウ大切なことを伝えてくれている気がします・・・うがちすぎカモ。
人類がこのまま暴走を続けて、自分達だけ生き残るために、なんでも食い尽くすようにして自然や、エネルギーや、物資や、人間そのものも浪費していく様子に、私はに思えた。
玉子を産んだら、ヒヨコも、親と同じ凶暴な軍団の一員になってて、絶望的なの。これも、なんだか戦争やテロ、報復を繰り返して、延々と恨みつらみを将来に残していく人類の姿のように見えてしまって、恐ろしい!

しかし、この暴走を食い止める方法が、ふるっている。
暴力に暴力で対抗したり、核兵器で敵を全滅させるのではなく・・・
新しい方法だ。詳しくは作品をぜひぜひ、読んでみてください。
なんだか、楽しそうな、対抗措置です。
しかし、よく考えてみたら、これも敵を暴力で殺害していく方法の1つとも言える。
ああ、私たち人類は、どうやったら、明るい未来にたどり着けるのだろうか?

まるでギャグマンガを読んだ後に、世界平和について真剣に考えてしまうような、そんな読後感を味わえる珍しい作品です。ご期待ください。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい おめでたい、いろんな意味で。   投稿日:2017/02/10
しちふくじん
しちふくじん 作: 立川 志の輔
絵: 中川 学
編: 倉本 美津留

出版社: 岩崎書店
ナンセンス絵本。単純に面白い。ギャグマンガの一種だと思って楽しめる愉快な作品。

「お笑いえほん」というシリーズなので、これを読んだからと言って
何かの役に立つとか、七福神の由来がわかるとか、そういうことは一切なし!
非・実用的な、ギャグの絵本です。
非常におめでたい、縁起物ですね。縁起物、というのは、全然、実用的でなくてよくて、ただ単純にありがたがって、楽しめばいいのです!!

自信を持っておススメします。
絵本は娯楽の一種です。

個人的には、以下の部分がポイント高し。
・インテリアなどが、昭和と平成が混然一体となった、きわめて現実的な、
 庶民的な、普通の家だということ(身近に感じられる。感情移入できる)
・新しい技法(コンピューター?)で表現されている、新しい時代に対応した
 七福神。七福神も進化していますな。
・演芸場で鍛えられていそうな、根性の入ったギャグ。
 (作者が、ベテラン落語家さんだけに、演芸場の雰囲気がむんむんです)
・主人公が、普通未満、ダメ男以上、という、さして魅力のないタイプ。
 特別感が全くなく、どこでも必ず2〜3人いそうな少年なので、リアル。

ページの都合で、七人全員のかくし芸が見られませんが、その辺はご了承ください。ネタがボツになったのかしら。
最後に、読者に対する問いかけが2つあります。
読み終わった後も、いろいろ想像して楽しめるように、工夫されている絵本です。
是非、軽い気持ちで読んでみてください。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい ジジ・ババ 悲喜こもごも   投稿日:2017/02/05
おじいちゃんのはげ頭
おじいちゃんのはげ頭 作: 伊藤英治
絵: 長野 ヒデ子

出版社: 岩崎書店
祖父母と一緒に暮らすことが、だんだん珍しくなっていくのでしょうか?
私は、田舎で祖父母、両親、兄弟と暮らしたので
大変懐かしく、面白く、時にほろりと寂しく感じたりして、楽しみました。

核家族で育った子持ちの友達に話を聞くと、ジジ&ババのいない暮らしが当たり前だったから、ジジ&ババのいる暮らしで育った私と感覚や常識と思っていることがだいぶ違っているようです。おもしろい発見でした。

私にとって、ジジ&ババがいない暮らしというのは、なんだか息が詰まりそうです。
両親が共働きだった私の幼少期は、ジジ&ババと一緒に明け暮れて、親子のような感じでジジ&ババを見ていました。ジジ&ババが亡くなってから、両親が「親」とおもおうとしても、「本当の親はジジ&ババ」という感覚が、未だに抜けません。
でも、ジジ&ババにも嫌な部分もありました。この作品は、思い出をあまり美化していないで、ありのままのジジ&ババをのびのびと表現しているところが素敵です。

ジジ&ババのいなかった人には、どういう風にこの作品はうつるのでしょうか?
想像の中の、ジジ&ババがよりリアルになるのでしょうか。
それとも、憧れが大きくなるのでしょうか。
いや、かえって、ジジ&ババがいなくてよかったと思うのでしょうか。

この詩集にでてくるジジ&ババは、元気で介護なんか全然必要ない、ファンキーな方々ばかりです。安心してお読みください。
生きていると、いいことばかりではないので、ツライ思い出を思わせるような詩もあります。恐れずに読んでください。
きっと今はわからなくても、そのうちわかる時がくるだろう・・・というような作品もあります。大人が読んでも楽しめるけど、心の柔らかい子どもに、小学生くらいから読めると思いますので、ぜひ、親子で楽しんで、味わってみて欲しいと思います。
参考になりました。 1人

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