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10月

ママ・50代・東京都、男の子19歳

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10月さんの声

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自信を持っておすすめしたい 少年たるもの、これを読むべし。   投稿日:2012/08/07
岩波少年文庫 18 エーミールと探偵たち
岩波少年文庫 18 エーミールと探偵たち 作: エーリヒ・ケストナー
訳: 池田 香代子

出版社: 岩波書店
懐かしいこの絵本、ストーリーの中に入り込んでワクワクハラハラする面白さを息子にも知って欲しくて、毎晩少しづつ読み始めました。

まず冒頭は独特のケストナー節が長い・・!長すぎるっ・・!
登場人物の紹介までで、読む母ヘトヘト。横向くと寝息が・・・あぁ・・。
イラストもあって魅力的なんですけどね・・。

しかし主人公の少年エーミールが独りで電車に乗り、ベルリンの祖母の家に向かい始めると・・そこからはもう物語もスルスルと動き出し、
すっかりエーミール目線でいることに気づきます。
ハプニングあり、出会いあり、冒険あり・・・。
毎晩一章づつ読んでいたのですが、物語が盛り上がってきたところで・・・やられました。息子に。
なんと夜中に殆ど最後まで一気に読んでしまったのです。
そうだよね、この物語は先が気になって、途中で止めることなんてできないよね・・。
それだけのめりこんでくれたことが嬉しくもあり、そのドキドキを共有したかった気持ちもあり。笑

冒頭のケストナー節さえ乗り越えられたら、7歳にも十分楽しめる
お話です。
個性的な少年たちが集まって、困ったエーミールに協力するのがいいですね。大人になって読んでみると、お母さんへの気持ちなどもけなげに思えました。

子供の頃に読んだ名作は、何十年経ってもやはり名作でした。
次は「エーミールと三人のふたご」を読もうかな。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい トンネルのいろいろ   投稿日:2012/07/24
トンネルをほる
トンネルをほる 文: ライアン・アン・ハンター
絵: エドワード・ミラー
訳: 青山 南

出版社: ほるぷ出版
いかにも男の子の心を掴みそうな表紙になんとなく手に取りましたが、
見ていて楽しい絵だけではなく、トンネルについていろいろ知ることの
できる絵本でした。

トンネルの種類や作り方、歴史など・・・フムフム。ナルホド〜!
分かりやすい可愛い絵を楽しみながらも、どんどん読める。
親子で「こういうトンネル知ってるね〜」とか
「海中のトンネルまで・・人間ってすごいね」などなど
お喋りしながら読みました。
乗り物もたくさん出てきて、男子の心わしづかみですね。

余談ながら、青山南さんの名がある絵本は洗練されて、
視点の面白いものが多い気がして、そこにも期待してしまう私です。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 楽しめました   投稿日:2012/07/21
シチリアを征服したクマ王国の物語
シチリアを征服したクマ王国の物語 作: ディーノ・ブッツァーティ
絵: ディーノ・ブッツァーティ
訳: 天沢 退二郎 増山 暁子

出版社: 福音館書店
ちょうどこの作者を読んでみようと思っていたところ、
書店で福音館文庫60周年フェアーで特別なカバーがついた数冊が目に留まりました。
その本の殆どは自分が子供の頃に親しみ持っていた本だったのですが、
この「シチリアを征服したクマ王国の物語」は未読。
加えて、中をパラパラめくると、ところどころ出てくる挿絵が
きれいな色彩で細かく描かれていて魅力的・・!
出版社の気合を感じてしまう一冊でした。

そして小2の息子には少し早いかな・・??と思いつつも毎晩1章づつ読み始めたところ、まずイラストつきで登場人物の紹介が長々とつづき、言葉遣いも少し大人っぽい・・・
けれど、子どもも大好きそうなオバケや魔法使い、化け猫や威厳あるクマの王様・・などが登場し、1章1章にハラハラドキドキさせるストーリーがあり、毎晩ちょっとづつでもちょうどよい感じでした。
難しい言い回しや、少し風刺の効いた内容にも分からないなりに
楽しく食いついてきた息子。
最終的には、独特の世界観に親子でどっぷり浸り、イタリアのファンタジーの世界を楽しめました。

手元に置いて、長く愛でたい児童書です
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 社会の縮図   投稿日:2012/07/18
こうえんで…4つのお話
こうえんで…4つのお話 作・絵: アンソニー・ブラウン
訳: 久山 太市

出版社: 評論社
とある公園に同じときに居合わせた人々(ゴリラ)のそれぞれの視点から見る世界。
4つの視点は同じものを見ても全く違うし、口調も気分も異なります。

失業した父親、お高くとまったご婦人、明るい子ども・・。
ときにキツイ言い方があり、子どもの本というよりは大人向けにも
思えるところも・・。
しかしそんな毒がきいたところも含めて、多角的なものの見方というのがあるのだということ、子どもも何か感じる絵本かもしれません。
きっと子どもにはよく分からないところが少しあっても、どこかひっかかりが残るような、そんな絵本です。

いえ、そんなに難しく考えなくても息子は「あれ?この木の形ヘンだよ?」などと絵の細かいところにたくさんの発見をして楽しそうでした。
社会の縮図を描きながら、登場人物はゴリラで不思議な絵もあって・・
独特な余韻の残る絵本でした。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 人々の営み   投稿日:2012/05/14
百年の家
百年の家 作: J・パトリック・ルイス
絵: ロベルト・インノチェンティ
訳: 長田 弘

出版社: 講談社
読む人によって感想の変わってくる絵本かもしれません。
ある一軒の家の百年を淡々と重厚なイラストで描ききっています。
そこで営まれる百年のあいだの人々の生活。人生。家族の歴史。時代の変遷。

結婚式があり、赤ちゃんが生まれ、畑を耕し、木を植える。家が増築される。人も家もしあわせな時代。

家族が亡くなり葬式。戦争の波に翻弄されるつらい時代。

無人になった家は荒れ果て、森の一部へと還っていくのか・・・。

さいごはまたきれいに手直しされて、ぬくもりのある、しあわせな家に戻ります。

じんわり、じんわり、感じるものがあります。
生の儚さ、ひとびとの懸命に生きる姿。
大人になるほどにそういったことをこの絵本から読み取ってしまうのでしょう。
ほろり、ほろり。

7歳の息子はというと、これはこれで子供なりにとてもこの本を楽しみました。
「井戸ができてるよ・・!あっ、ここの部分がお部屋増えたね!」と、
主に家や土地の小さな変化を見つけるのがかなり楽しかったようです。
この絵本好き、と云ってました。
親子で異なる読み方のできた一冊でした。
とてもいい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい ラップ調?!   投稿日:2012/04/25
ねんどろん
ねんどろん 作: 荒井 良二
出版社: 講談社
図書館で目にしたとたんに気になりました。
「ねんどろん」という楽しげな響き、そして緑・赤・黄色のネバっっとした生き物たちの表紙。
開くと、ページの角が丸くなってます。

ずんずん ちゃ ずんずん ぱ ずんずん ちゃ ずんずん ぱ

オレンジいろの大地のうえに浮かぶ荒井さん手書きの字。

なんだ、なんだ、何が現れるのかな?
わくわくしてきます。

そして繰り広げられる粘土?たちによるラップ調のリズム。
リズミカルな言葉と、3色の粘土たちのクネクネビヨーンとした自在な動き。
こりゃ楽しい♪♪
小さな赤ちゃんも、宿題に疲れた小学生も、寝不足のお母さんも・・
みんなみんなねんどろん!楽しくなること請け合いです。

あとがきに荒井さんのメッセージ。
「粘土ですか?」「わかりません。これはねんどろんたちです!」
・・そっか、そっか。分からなくっていいんです。
ねんどろんは、気分で自由に変われるんですって。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 細長〜いペット   投稿日:2012/04/25
へびのクリクター
へびのクリクター 作・絵: トミー・ウンゲラー
訳: 中野 完二

出版社: 文化出版局
品のよいご婦人のところへ、ある日仰天誕生日プレゼントが届きます。
それはなんとヘビ・・!!

はじめこそ「キャー!」と怖がったご婦人でしたが、
クリクターと名づけてかわいがります。
ヘビの細長いところ、くねくねと形を変えられる特徴がいろいろ生かされていて楽しいです。
現実にはありえないのですけれど、ドーナツ型の箱に入って登場したところも、細長いベッドや細長いセーターを準備してもらうところとか。
ご婦人の職場である学校についていって、アルファベットや数字に
変身したり、滑り台や縄跳びにもなったり。
泥棒がはいったときは、泥棒をグルグル巻きにして捕まえてしまう
お手柄。

愛されるヘビのお話なのでした。
息子も楽しそうに聞いてました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 夢があります   投稿日:2012/04/25
公爵夫人のふわふわケーキ
公爵夫人のふわふわケーキ 作・絵: ヴァージニア・カール
訳: 灰島 かり

出版社: 平凡社
ぽってりした黒い線と、赤と緑が効いてます。

公爵夫人はちょっぴりヒマ。
そして思いつきます。
みんなにケーキを焼いてあげよう。
ちょっとしたサプライズ♪

しかしそれは「ちょっとした」サプライズにはおさまりません。
ふくらし粉を入れすぎたのでしょうか、ケーキは公爵夫人を乗せたまま
ふわふわ ふわふわ・・・・・・・
とうとうお城より高くなってしまい、もう大騒ぎ!!

最後は公爵夫人の「嬉しいサプライズ」も叶える解決法で事態はおさまります。
読みながら息子も大笑い。
こんな事態なのに妙に飄々とした公爵夫人の上品な物言いがまた可笑しいのかな。
子供って「たくさんの甘いおやつ」とか大好きですしね。
なんとも夢があり、楽しい絵本でした。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 自然   投稿日:2012/04/17
空の絵本
空の絵本 作: 長田 弘
絵: 荒井 良二

出版社: 講談社
荒井良二さんと、詩人の長田弘さんによる空の絵本。

自然の荒々しさ、神々しさ、生々しく伝わってきます。
荒井良二さんの、重ねたり引っ掻いたり・・そこから生まれる複雑な色合いと暗さが、湿度や音までも感じられるようなリアルさを作っています。
だから、雫が光るページだけは少し漫画っぽくなってしまい違和感を覚えました。(きっとこのようにきれいに光っているのでしょうけれど)
そこだけちょっと残念でした。

でも、だれも登場しない自然の中のドラマ。
人間なんて居なくても、自然はこんな風に動き続けているんだ・・ということに畏怖を覚えます。
山の中でひとりぼっちで空を見上げ、夜を過ごしたような、そんな
感覚になる絵本です。

絵が語るものがとても多いので、もしかしたら文はいらなかったかも?
説明的?とすら思ったけれど、後半夜空のところで
「星たちはものがたりを話しだす」で、
あぁやっぱり要るんだな。・・と思いました。
ちょっとえらそうな感想ですみません・・。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う オチが効いてます   投稿日:2012/04/17
やっぱりネズミくんのチョッキ
やっぱりネズミくんのチョッキ 作: なかえ よしを
絵: 上野 紀子

出版社: ポプラ社
7歳の息子ですが、このシリーズいまだに楽しんで読みます。
(ちょっと幼いかも)
それぞれの動物にそれぞれのおかあさんが作ってくれたチョッキを披露するページでは、いちいち「ウフフッ・・ウフフッ♪」とにこにこしながら聞いています。
しまうまさんはシマシマ柄、きりんさんはきりん柄です。
みんな背中からくるっとふりむきポーズ。モデルさんのようにちょっと気取っているさまもおかしいのかな。

最後のオチがまた効いています。
このシリーズの特徴ですよね。
安心した空気の中でくすっと笑えるねずみくんシリーズだと思います。
参考になりました。 0人

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