アンパンマンの作者やなせたかしが弟・千尋との思い出を綴った幼物語。
- 泣ける
したきりすずめの絵本
「したきりすずめ」の昔ばなしは、絵本も数多く出版されています。作品ごとに、絵や文で印象が異なるのはもちろんですが、読み比べてみると、ほかにも様々なディテールの違いがあることに気がつきます。雀との出会いの場面や、雀とおじいさんとおばあさんのやりとりの様子、雀を探しに行く場面でおじいさんが受ける試練の内容や雀のお宿の様子などなど……、それぞれの味わいがあって、作品ごとにこめられた思いやこだわりを感じられ、とても面白いです。ぜひ、自分だけのお気に入りの「したきりすずめ」の絵本を見つけて下さいね。
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片山健さんの描く「ちょん」が愛らしい。じいさまの可愛がりようとばあさまの嫉妬の様子が生き生きと描かれ、ちょんが舌を切られる場面も迫力があります。松谷みよ子さんによる丁寧な展開の描写で、分かりやすく読みやすい文の「したきりすずめ」です。
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手に取りやすい小さなサイズが魅力の「てのひらむかしばなし」シリーズ。語りの味わいをいかしたリズムのよい文と、ましませつこさんの絵が味わい深い一冊です。すずめの着物やお宿が鮮やかで美しく、引き込まれます。
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絵本研究家・広松由希子さんの手がける「いまむかしえほん」シリーズの「したきりすずめ」。自然に読めて語りやすい現代口語の文体で再話されています。やわらかく優しい絵は、ささめやゆきさん。舌を切る場面や雀のお宿の料理など細部の描写に、昔ばなしの持つ怖さが効いています。
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