でんしゃでいこう でんしゃでかえろう
- 作・絵:
- 間瀬 なおかた
- 出版社:
- ひさかたチャイルド
絵本紹介
2022.10.06
2022年10月15日は新橋・横浜(現・桜木町)間で、はじめて旅客列車の運転が開始されてから150年目の記念日。今も昔も鉄道は多くの子どもたち、そして大人の憧れの的です。絵本に登場するたくさんの電車、鉄道絵本の中から、特に出版社が推す絵本を集めました。あなたが子どもの頃に夢中になった鉄道絵本もあるかも? 150年という長い歴史に思いを馳せながら、今日はお子さんと一緒に、鉄道絵本のページをめくってみてくださいね。
みどころ
表紙に大きく電車の走る絵。裏表紙もやっぱり電車の走る絵。この絵本はやまの駅から出発してうみの駅へ到着するまでの電車の様子を描いたお話です。前から読んでも後ろから読んでも楽しめるのです。それだけでもすぐ電車好きの子の気持ちをあっという間につかんでしまいますよね。
電車は広い雪の積もる景色の中を通り抜けながら、トンネルに入ります。トンネルの中では乗客の様子がはっきり見えます。電車に乗ってから降りるまでのそれぞれの家族の行動を観察できます。
穴あきページのトンネルを抜けると景色が一変。
電車は山を登り、鉄橋を渡り、海辺の丘へ。
あたり一面黄色い菜の花でいっぱいの花畑を抜けて、海の駅に着きました。
「デデンドドン」「デデンゴゴー」「デデドド」
音が微妙に変わっていくのも興味深いですね。
電車に乗る楽しみがぎゅっとつまった傑作乗り物しかけ絵本です。
この書籍を作った人
愛知県生まれ。法政大学文学部卒業。主な作品に『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』『あめのひのえんそく』ほかの乗り物しかけ絵本シリーズ、『ゆうびんでーす!』『み〜つけた!』(以上、ひさかたチャイルド)、『あらしとたたかったねこのチビ』(ポプラ社)、『のねずみくんのすてきなマフラー』(フレーベル館)、『アヒルのぼうけん かわのたび』(岩崎書店)などがある。
この書籍を作った人
1939年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。「風の陰陽師」シリーズ(ポプラ社)で第32回巌谷小波文芸賞、日本児童文学者協会賞を受賞。主な作品に『おとうさんがいっぱい』(理論社)、『しゅっぱつしんこう!』、『さむがりやのゆきだるま』(ともに小峰書店)、「キャベたまたんてい」シリーズ(金の星社)、「妖怪道中膝栗毛」シリーズ、「妖怪道中三国志」シリーズ、「ふしぎ町のふしぎレストラン」シリーズ(すべて、あかね書房)などがある。
この書籍を作った人
1915年広島県生まれ。「どんくまさんシリーズ」(至光社刊)、「おかえりくまくん」(佼成出版社刊)、「ごろりんごろんごろろろろ」(ひさかたチャイルド刊)などの作品がある。小学館絵画賞受賞。
この書籍を作った人
福島県に生まれる。早稲田大学卒業。翻訳家、エッセイスト。絵本の翻訳に『プレストとゼストリンボランドをいく』(岩波書店)、『ベンソン先生にあたしはきっと★はもらえない』『おっこちてきた』(光村教育図書)など多数。
この書籍を作った人
1952年、東京都生まれ。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』(岩崎書店)で産経児童出版文化賞JR賞を受賞。主な絵本作品に『ピン・ポン・バス』『がんばれ!パトカー』(偕成社)、『せんろはつづく』『つみきでとんとん』(金の星社)、エッセイに『バサラ山スケッチ通信』(小峰書店)などがある。また鳥の巣研究家として 『日本の鳥の巣図鑑 全259』(偕成社)、『鳥の巣いろいろ』(偕成社)、『鳥の巣の本』『世界の鳥の巣の本』『ぼくの鳥の巣コレクション』(岩崎書店)、『鳥の巣みつけた』『鳥の巣研究ノート』(あすなろ書房)などの著書があり、全国で鳥の巣展覧会を開催している。
この書籍を作った人
大阪府堺市生まれ。魚座。大阪芸術大学デザイン学科卒業。(株)京田クリエーション入社。2001年、2003年、2006年、2011年ボローニャ国際絵本原画展入選。明治「マーブル チョコレート」キャラクターの「マーブルわんちゃん」、兵庫県西宮市観光キャラクター「みやたん」など、多くのキャラクターデザインを手がけるとともに、イラストレーターとしても活躍している。その他の主な作品に、『怪談レストラン』シリーズ(童心社)の装丁・挿し絵、『おはなし・くろくま』シリーズ『わくわく・くろくま』シリーズ(ともにくもん出版)、エッセイ集『キャラクターデザインの仕事』(大日本図書)『うごくくるまえほん 』(ミキハウス)など。見た人を元気にする作品づくりがモットー。
みどころ
このれっしゃは「まちの えき」発「つきの えき」行き。
途中で変身しながら、色々な駅に停車するというのですが・・・一体どういうこと!?
まずは普通のれっしゃで出発です。最初に停車するのは「もりの えき」。
運転手さんがボタンをスイッチ オン。
すると不思議、茶色の車体に、顔はクマ! 力の強いクマれっしゃに変身しちゃった!!
ページの上半分と下半分が分かれていて、順番にめくっていくと、変身する途中も楽しめちゃう。
さあ、あたりの景色が山から海へ。停車するのは「うみの えき」。
すると今度は海の上でもス〜イスイのぺリカンボートに変身です。
さらにさらに、今度は海の中にもぐると言うのです。海の底まで到着したら、「ちていの えき」。
その次は・・・? いったいどうやって「つきの えき」まで到着するのでしょう?
しかけのページは横に開いたり、縦に開いたり。
みんなの服装も背景だって、どんどん変わります。
「次はなにに変身するのかな?」
上からめくるのも、下からめくるのも自由です。めくり方次第でたくさんの変身が楽しめるのです。
子どもたちは、ページをめくるたびに想像をどんどん膨らませていくのでしょう。
こんなユニークなしかけ絵本を作ったのはしまだともみさん。前作『ドアをあけたら』も子どもたちに大好評。好奇心を刺激してくれる絵本2冊、合わせて楽しんでみてくださいね。
この書籍を作った人
1975年栃木県生まれ。多摩美術大学絵画学科卒業後、フリーのイラストレーターとして雑誌やCDジャケットなどを手がける。パレットクラブスクールでイラストと絵本のコースを受講し、2006年「イーラちゃんといじわるツリー」がタリーズピクチャーブックアワードで最優秀賞を受賞。作曲家うちだえーすけ率いる「イーラちゃん楽団」による読み聞かせコンサートも全国各地で開催中。
この書籍を作った人
1966年生まれ、早稲田大学漫画研究会出身。イラスト、マンガで雑誌を中心に活動。立体作品も手掛け、「空想科学読本」シリーズ(メディアファクトリー)の表紙オブジェを担当。2007年総務庁委託研究「秋葉原不思議交流空間」のキャラクターデザインを担当。著書に『ワールドタンクミュージアム図鑑』、『あら、カナちゃん!』、『35分の1スケールの迷宮物語』(第8回メディア芸術祭マンガ部門ノミネート作品)、『東京右往左往』(以上、大日本絵画)、『図録・王立科学博物館』(共著・三才ブックス)、『働く車大全集』(アスペクト)がある。