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2021年10月の新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2021.10.28

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2021年10月 注目の新刊&おすすめ 〜おいしい絵本〜

目次

好評につき、10月も「おいしい絵本」の特集です。

魚や野菜、そしてフルーツなど、秋が深まってきてますます食べ物がおいしい季節になりました! おいしいものを食べると幸せな気持ちになりますが、その幸せがストレスを解消してくれるなど、精神的にも肉体的にも良い効果があるそうです。

さらに、「だれかと一緒に食べる」という共通の体験をすることで、お互いの絆もぐっと深まるそう。「同じ釜の飯を食う」ということわざがありますが、食事を一緒に取ると、愛情ホルモンもたくさん出るそうです。みんなとの食事が思い出と深く結びついているのには、ちゃんと科学的根拠があるんですね。

ならば「おいしい絵本」と「読み聞かせ」も、まさに愛情倍増の組み合わせでは! ということで、和食から洋食、マナーや食育まで、バリエーション豊かな絵本11冊を紹介します。

 

 

セレブに愛されるフランスの高級ブランド・エルメス流のマナーを絵本で学ぶ!『およばれのテーブルマナー』

  • およばれのテーブルマナー

    出版社からの内容紹介

    エルメス家の食卓がお手本!
    ふたたび招待してもらいたい食いしん坊に捧ぐ—
    およばれ先で、子どものテーブルマナーの悪さに決まりの悪い思いをしたことはないでしょうか。
    そんな方に読んでもらいたいのがこの絵本。
    もともとは、エルメスの4代目社長の息子である作者が、
    自分の子どもたちにテーブルマナーを教えるために書いたもので、
    ナイフやフォークの持ち方から、美しい食べ方、客人との自然な接し方、リラックスした仕草まで、
    食事における振る舞いの基本が、イラスト主体で説明されています。
    ウィットに富んだ文とユーモアたっぷりイラストを親子で楽しみながら、正しいテーブルマナーを身につけましょう!

この書籍を作った人

フィリップ・デュマ

フィリップ・デュマ (ふぃりっぷでゅま)

1940 年、カンヌに生まれる。幼年期からパリで教育を受けるが、デッサンにおける描写力は画家バルテュスにも認められる。パリ国立美術学校(エコル・デ・ボザール)を卒業。1976 年に童話作家として、子どものための最初の絵本「ローラの冒険シリーズ」を発表。以後、著名な作家のリクエストにより、あるいは名著の挿絵画家として、数多くの作品を世に送り出している。1987 年にはパリ市から、児童文学の分野で出版した一連の作品に対してグランプリを贈られる。

本物のクッキーにしか見えないおいしそうな木版画に釘づけ『のりものクッキー』

  • のりものクッキー

    出版社からの内容紹介

    クッキーのくるまがプップー。クッキーのバスがプシュー。つぎからつぎへとのりものがやってくる、おいしいクッキーの木版画絵本。

    読み聞かせ1歳から ひとり読み3歳から。

この書籍を作った人

彦坂 有紀

彦坂 有紀 (ひこさかゆき)

彦坂有紀(写真左) 彦坂木版工房の木版画家。 木版の素晴らしさを伝えるため、展示会や木版のワークショップを行う。2012年よりイラストレーターとして活動を始め、食品のパッケージや広告、雑貨のイラスト、絵本などで幅広く活動中。 絵本に『パン どうぞ』(講談社)や『おもち』(福音館書店)、『どうぶつクッキー』(学研プラス)などがある。

この書籍を作った人

もりと いずみ

もりと いずみ (もりといずみ)

もりといずみ(写真右) 彦坂木版工房のクリエイティブディレクター、彫師。 彦坂有紀の描いた木版を基に食品のパッケージ、広告などあらゆるデザインや監修を行う。彦坂木版工房主催の展示会や木版ワークショップなどのイベントの企画も行う。絵本に『パン どうぞ』(講談社)や『おもち』(福音館書店)、『どうぶつクッキー』(学研プラス)などがある。

「講談社の幼児えほん」シリーズ

お弁当や鍋のフタを「ぱかっ」と開けるときのワクワク感をしかけで再現!『ここからおいしいよかんがするよ』

  • ここからおいしいよかんがするよ

    出版社からの内容紹介

    ぱかっ ふたをあけると……?
    おいしいものとつづる
    ぼくと家族のあたたかな物語

    『おじいちゃんとパン』から約4年、新作絵本のテーマは、家族の食卓を彩るさまざまな「おいしいもの」。
    わくわくしながら、お弁当箱や鍋のフタをあけると、そこには……?仕掛けをめくる楽しさとともに、食べることの喜び、大切さを伝える「食育」にもつながる内容です。
    おいしいよかんを感じながら、ふたを「ぱかっ」とあけてみてください。

コラボカフェの詳しい情報はこちら

稲作のはじまりや米ができるまで、さらにおいしいレシピも満載『はじめての和食えほん 秋のごちそうつくろう』で食育を始めよう♪

  • はじめての和食えほん 秋のごちそうつくろう

    みどころ

    秋といえば、読書? 食欲?
    両方できちゃう、レシピ絵本!

    実りの秋をまんきつするのに、親子でいっしょに料理はいかが?

    NHK「きょうの料理」でもおなじみの柳原尚之さんが教える、和食の基本とあのレシピ!
    はじめての和食えほんシリーズ、『冬』『春』『夏』ときて、4冊目のテーマは、もちろん『秋』です。

    収録レシピは、「栗ごはん」に「ふろふき大根」、「さばのみそ煮」や「大学いも」など——
    日本の秋を味わい尽くす和食が11種類!

    手順を示す大きなイラストのおかげで、調理の工程をイメージしやすいのが特徴です。
    より注意が必要な部分や、料理をもっと美味しく、簡単に仕上げるためのワンポイントを、かなり細かくアドバイスしてくれているのもうれしい!
    ……とはいえ、そこはレシピ「絵本」。
    文字は多いのですが、料理イラストは彩りあざやか、カラフルでゆとりのあるページづくりがされているので、窮屈な感じはまったくしません。
    それに、イラスト化された「尚之先生」が吹き出しでアドバイスをくれながら調理を見守ってくれていて、見た目にも楽しくレシピを追うことができます。

    レシピだけではなく、包丁の持ち方や出汁の取り方、ごはんの炊き方や和食の作法にいたるまで、和食の基本についても詳しく教えてくれていて、まさしく『はじめての』和食づくりに最適な一冊になっています。

    収録されているレシピの中で、個人的に気になったのは、「きのこの納豆汁」!
    お味噌汁に納豆って、アリなんだ!?
    江戸時代には、江戸をはじめ各地で食べられていたと解説もされていて——
    うーん、作ってみなくちゃ気がおさまらない!

    秋に色づく和食の文化を、おいしく学べる一冊です。

「はじめての和食えほん」シリーズ

作るのも食べるのも楽しい!大人気のホットケーキがテーマ『おばけとホットケーキ』

  • おばけとホットケーキ

    みどころ

    かわいいおばけたちと遊ぶ、新井洋行さんのおばけの絵本シリーズ第二弾!
    今回は、おばけたちとホットケーキを作ります。
    ガイドしてくれるのは、ピンクのおばけルララちゃん。

    まずは、「ひらけごま」の呪文を唱えて
    冷蔵庫をあけちゃいます。パカッ!
    冷蔵庫の扉が開くと、たくさんの調味料や材料がぎっしり!
    ルララちゃんがホットケーキに必要な材料を教えてくれるので
    いっしょにさがしてみましょう。
    かまどに「ふーっといきをふきかけて」みたり、
    パンケーキを一緒に「ひっくりかえして」みたり、
    第一弾とかわらず、インタラクティブに物語に参加できるから子どもも夢中です。
    絵本の中で言われたとおりにやってみてください。
    ページをめくると魔法のようにお話が進んでいきますよ。

    おばけたちの美味しそうなホットケーキのできばえにご用心!
    おなかが空いちゃうかもしれません。
    まずは、親子で一緒に絵本の中で挑戦してみましょうね。

この書籍を作った人

新井 洋行

新井 洋行 (あらいひろゆき)

1974年、東京生まれ。二人の娘の父。絵本作家・デザイナー。絵本に『れいぞうこ』(偕成社)、『いろいろ ばあ』(えほんの社)、『みず ちゃぽん』(童心社)、『どじにんじゃ』(講談社)、『おおごえずかん』(コクヨS&T)、『ころころぽーん』(ほるぷ出版)など多数。挿画に「パーシー・ジャクソン」シリーズ(ほるぷ出版)、「モーキー・ジョー」シリーズ(フレーベル館)など。くもん出版からは、「えほんとあそぼ」シリーズのほかに『ぴーかーぶー!』『カチン コチン!』(絵・小林ゆき子)の2冊がある。

「えほんとあそぼ」シリーズ

食べ物絵本界の鉄人シェフ・はらぺこめがねさんとミュージシャン・DJみそしるとMCごはんが贈る、奇想天外な食の絵本『スパゲッティのうた』

  • スパゲッティのうた

    出版社からの内容紹介

    お皿がスパゲッティに恋をした?? ナポリタンにボンゴレ、納豆にイカスミ。どんどん出てくる美味しそうなスパゲッティ。お皿は自分の注文が来るのを今か今かと待っている……。いいにおいがしてきそうなスパゲッティが食欲を刺激し、お皿を相手に奇想天外な展開をくり広げるお話。文章についている絵記号を使うと、ノリノリで楽しく読める。この一冊のために結成されたユニット「ぺこみそ」がおくる。新しいごちそう絵本!

この書籍を作った人

はらぺこめがね

はらぺこめがね (はらぺこめがね)

2005年京都精華大学デザイン学科卒業後、グラフィックデザイナーを経て2008年にイラストレーターとして独立。2011年はらぺこめがねを結成。絵本に『フルーツポンチ』(ニジノ絵本屋)、『やきそばばんばん』(あかね書房)、『くだものさがしもの』(PHP研究所)、『かんぱい よっぱらい』(岩崎書店)、『みんなのおすし』(ポプラ社)、『にくのくに』(教育画劇)などがある。また、「ごちそんぐDJの音楽」(DJみそしるとMCごはん)のジャケットアートを担当するなど「食べ物と人」をテーマに幅広く活動している。

この書籍を作った人

DJみそしるとMCごはん

DJみそしるとMCごはん (でぃーじぇーみそしるとえむしーごはん)

「おいしいものは人類の奇跡だ!」をモットーに、料理と音楽の新たな楽しみ方を提案する、くいしんぼうヒップホッパー。まぎらわしい名前だけど、1人。2013年冬、メジャーデビュー。2014年春からNHK Eテレにて放送されている、“音楽×料理”番組『ごちそんぐDJ』のレギュラー出演でお茶の間デビュー。好奇心の趣くまま、ジャンルを自由に横断する様は、くいしんぼうの面目躍如。はてさて、今後、どうなることやら。

おいしい「まんま」になるためなら「わがまま」にもなっちゃう『わがまんまちゃん』これを読めばご飯がもっとおいしくなるかも!

  • わがまんまちゃん

    みどころ

    テーブルの上の炊きたてごはんをじっと見つめるみうちゃん。
    どうしてかって? だって今ごはんが動いたのです!

    そーっと顔を近づけてみると、
    飛び出したのは、まっ白い大きなごはん粒。
    おばけみたいなのっぺらぼうのごはん粒は、
    ちょうど口のあたりにはりついた
    ゴマの口を動かしてみうちゃんにこう言います。

    「おばけじゃないよ。まんまちゃんだよ」

    ごはん粒のまんまちゃんは、
    おめめやおはなをつけてちょうだいと、みうちゃんにねだると
    今度は、おなかすいた!と突然、怒りだすしまつ。
    みうちゃんが、おそるおそるおかずを差し出しても
    好き嫌いのはげしいまんまちゃんは大暴れ。

    「にぎにぎつくって〜」
    わがままなまんまちゃんをお手本に
    はじめてのおにぎりに挑戦することになったみうちゃん。
    ちゃんとおにぎり作れるのかな?

    子どもたちにとってのはじめてのおにぎりは、お母さんが作るみたいにうまくいかないかもしれません。でも、小さな手で一生懸命、ぎゅっぎゅっぎゅっと愛情こめてにぎったおにぎりはなんて美味しいのでしょう!おしゃまで可愛いごはん粒のまんまちゃんと一緒に、にぎにぎ きゅっきゅっ にぎにぎきゅーっ!やっぱり自分で作るおにぎりって最高。

    はじめてのおにぎりに挑戦したくなる楽しい絵本です。

この書籍を作った人

こが ようこ

こが ようこ (こがようこ)

作家。絵本コーディネーター。20年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『あたしおねえちゃんなの』(スティーナ・ヴィルセン・絵/クレヨンハウス)、『ママがおねつのおはなし』『10人のきなちゃん』(童心社)、『わがまんまちゃん』(大日本図書)がある。

豆が苦手な鬼さんにおふくさんたちが振る舞ったおいも料理はなあに?『おふくさんのおふくわけ』

  • おふくさんのおふくわけ

    みどころ

    お待ちかね! 福いっぱいの絵本『おふくさん』の続編が登場です。
    タイトルにある「おふくわけ」って何でしょう? さっそく本を開いてみましょう。

    にこにこ、ふくふくとくらす、10人のおふくさんたち。
    栗ご飯に、おまめさん、きのこのお汁…。秋のごちそうを囲んで、みんなで食事の真っ最中。
    ああ、美味しかった…!というタイミングで、現れたのが、1作目でもおなじみの鬼さんです。

    「うまそうな においだな。 おれにも くわせろ!」

    残っているお料理はお豆だけ。あとは生のおいもが1本あるきり。
    鬼さんは、豆が苦手だし、はてさてどうしたものか、
    …考えた、おふくさんたち。

    「そうよ、あれよ! あれつくろ!」
    「ほっぺが おちそうな おいしさよ」

    おふくさんたちはいったい何を作るのでしょうか。
    それは絵本を読んでのお楽しみ。鬼さんもお手伝いして作ったみたいですよ!

    1作目の『おふくさん』のテーマは、笑って笑って、つらいこと、悲しいことをふきとばしてしまおう。――「わらうかどには、ふくきたる!」でした。
    そして今回は、「たべるかどにも、ふくきたる!」です。
    美味しそうなにおいが、絵本のどの画面からも、ふんわり香ってきそう。
    みんなで作って、みんなで分けて。食べる場面の、おふくさんたちの幸せそうな顔!
    たっぷりの「福」があふれています。
    うれしいことも美味しいものも、みんなで分けたほうが、何倍も幸せがふくらみます。
    みんなで「おいしいね」と言い合う。そんなときって、悲しいことも忘れてしまっているものですよね。

    「おふくわけ」とは、
    「もらい物の一部をよそに分けて与えること。おすそ分け。」(『国語辞典 第十一版』旺文社)

    「御福分け」と書き、福をみんなで分けることなんですね。「おすそ分け」が一般的ですが、「御福分け」は、おふくさんがにこにこ微笑んでいるような素敵な響きです。

    この絵本を読んだら、大好きな人と、おいしいものが食べたくなること間違いなし。
    絵本に出てくる「おいしいもの」は、見返しにレシピが載っていますので、ぜひ、作って食べてみてくださいね。

この書籍を作った人

服部 美法

服部 美法 (はっとりみほ)

三重県生まれ。大杉華水氏に師事し、伊勢型紙を学ぶ。子どもの本の専門店「メリーゴーランド」(三重県四日市市)主宰の「絵本塾」に参加。絵本作品に『おふくさん』(大日本図書)、「もりのちいさな はいしゃさん」シリーズ(文・上平川郁里/山画廊)、『つきに いった うさぎの おはなし』(学研)などがある。

うどんメニューの頂上決戦!『きつねうどん たぬきうどん』たぬきの具が天かすだと知ったのは大人になってから

  • きつねうどん たぬきうどん

    みどころ

    きつねうどんが大好きな、きつねくん。
    たぬきうどんが大好きな、たぬきくん。

    そんな2ひきがいい匂いにつられて、うどん屋さんにやってきちゃった。
    もう出だしを見ただけで、ワクワクしちゃいます。
    だって、私は「うどん」が大好き。
    きつねうどんも、たぬきうどんも、どっちか決められないくらい大好き。
    だから匂いにつられちゃう気持ちもわかるし、店構えだって期待できる。
    一体2ひきがどんな顔をして食べるのか見たくてたまらない。

    さて、きつねくんとたぬきくんはお店に入る前に、ちゃんと葉っぱを頭に乗せて人間の男の子に変身します。そして、しこしこ、つるつる、もちもち、ぷりぷりのうどんを、それはそれは美味しそうに食べるのです。もちろんおつゆも全部飲んで。お金が葉っぱとどんぐりなのは、ご愛敬。いいよね、こんなに喜んでいるんだもの。お店のご主人も笑って見送ります。

    だけど、すっかり常連になった頃、思わずけんかが始まります。

    「きつねうどんとたぬきうどん、どっちが一番美味しいか」
    「たぬきがいちばん!」「きつねがいちばん!」

    とうとう2ひきは取っ組み合いに!!
    そこで、ご主人は2ひきをお店の台所へ連れていき…。
    一体結論は出たのかな? 仲直りはできたのかな?

    それはともかく、最後の場面では、ここのお店はすっかり大繁盛。
    当たり前です。だって…「ほんものの」たぬきうどんときつねうどんが食べられるんですから!

    お話はもちろん、なんだか画風にも色彩にもうどんの美味しさがにじみ出ている様な…つまり、うどん好きにはたまらない、可愛くて美味しい絵本なのです。

この書籍を作った人

古内 ヨシ

古内 ヨシ (ふるうちよし)

1952年愛知県生まれ。絵本作家。子どものころから絵を描きつづける。色が重なってどろどろになっても描きつづける。10歳で油絵をはじめ、15歳で洋画家・白浜禎吉氏に師事。イラストレーターをへて、40代で絵本の世界へ。主な絵本の作品に、『おばけのムニムニ』(あかね書房)、『ともがき』『子ぐものいのり』(文・久留島武彦/幻冬舎ルネッサンス)、『ながーいでんしゃ』(至光社)、『すごいサーカス』『オナラせんせい』(絵本館)、『つきよのニャロベエ』(論創社)、『ウシくんにのって』(絵本塾出版)など多数。

「あれが食べたい!」となったら食べるまで収まらない気持ちをとのさまが見事に代弁!『とのさまぶたまん』

  • とのさまぶたまん

    出版社からの内容紹介

    とのさまは食いしん坊。
    毎日のおやつが待ち遠しくてなりません。
    「そうじゃ、外国のお客様からもらうようなものが食べたい。あれ、あれじゃ! 」と駄々をこねる、困ったとのさまに……。
    『とのさま1ねんせい』『とのさまサンタ』に続く、シリーズ第3弾!

この書籍を作った人

長野 ヒデ子

長野 ヒデ子 (ながのひでこ)

絵本作家。絵本創作に紙芝居、イラストレーションなどの創作の仕事やエッセイや翻訳も。代表的な作品に「とうさんかあさん」(石風社/絵本日本賞文部大臣賞受賞)「おかあさんがおかあさんになった日」(童心社/サンケイ児童出版文化賞受賞)、「せとうちたいこさん・デパートいきタイ」(童心社/日本絵本賞受賞)、紙芝居に「ねこのたいそう」(童心社)など。

小さなシュークリームを積み上げて作る「クロカンブッシュ」づくりの様子がたまらない!『インクレディブルホテル』

  • インクレディブルホテル

    みどころ

    インクレディブルホテルは、ほかではありえないくらい、すばらしいホテル。
    すべてのことがきっちり時間どおりに行われているのですから。

    まず、朝5時に見習いのステファンがコーヒーを淹れ……。
    そのコーヒーでシェフが目を覚まし、朝食作り。
    6時に執事がそれを運び、支配人を起こします。
    夜もきっちり、支配人の入浴、シェフの夕飯も時間どおり。

    ところでステファンは、すべてがはじまる朝一番の大事な役どころですが、見習いですから、床掃除や料理の準備しかさせてもらえません。
    お菓子を作りたいけど、作っていいのはシェフのザガットさんだけ。

    そんなある日、ホテルは大きなパーティを開くことになりました。
    記念すべきホテル100周年のパーティで、特別ゲストは身分が高く気難しいドローネ公爵夫人!
    シュークリームを積み上げたクロカンブッシュが大好きな公爵夫人のために、支配人はシェフに言いました。
    「見たこともないほど高くて、食べたことのないほどトロッとしたかんぺきなクロカンブッシュをつくってもらいたい」
    さあ、そんなクロカンブッシュ、できるのでしょうか!?

    みどころは、パーティ当日に起こる事件と、公爵夫人のひどい顔色(笑)。
    そして登場するクロカンブッシュ!
    そのボリュームや華やかさに目をうばわれること間違いなしです。
    一体誰が作ったのか……、それは絵本を読んでのお楽しみ。

    文を書いたのは『イルミネイチャ― からだのなかを大冒険』などの著作があるケイト・デイヴィス。
    絵はイザベル・フォラス。日本での絵本出版は初めてのイラストレーターです。
    訳は、カレルチャペック紅茶店の代表であり、絵本作家の山田詩子さん。

    にぎやかな音といい香りが漂ってきそうな、インクレディブルな(ありえないほどすばらしい)絵本の世界を楽しんでくださいね。

この書籍を作った人

山田 詩子

山田 詩子 (やまだうたこ)

カレルチャペック紅茶店オーナー・クリエイティブディレクター・ティーテイスター・絵本作家。1987年創業のカレルチャペック紅茶店では紅茶の買い付けからデザインまでを一貫して手がける。常に新鮮な提案で日本の紅茶トレンドをリードし続ける傍ら、クリエイティブディレクターとして、ユニクロのUT・集英社のナツイチ・ロイヤルホストのキッズメニュー等、企業とのコラボレーションも多数。絵本、紅茶、ライフスタイルの著書40冊以上。台湾・アメリカ・フランス・韓国でも翻訳出版されている。

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