「こどものとも」50周年記念に出版された絵本で、おなじみの人気絵本の主人公10人からの手紙が入っています。
「ぐりとぐら」、「ばばばあちゃん」、「あさえとちいさいいもうと」のあさえや「やっぱりおおかみ」のおおかみからも。宛名はみんな「ちきゅうこく えほんけん こどものともむら 」宛てです。
それぞれの手紙を封筒から一枚一枚取り出して見る瞬間のドキドキ感がたまりません。それぞれの思いがいっぱいつまった素敵な手紙。綺麗な絵が描いてあったり、つたない字で一生懸命書いてあったり、遊べる手紙になっていたり・・・夢中に読んでいるうちに、小さい頃からの手紙をもらった時や開いた時のあの感動を思い出してしまいました。
子供は手紙が本当に好きですよね。自分もどんなに小さくて簡単な手紙でもうれしくて取って置いたものです。母が留守する時にはどんなに少しでもメモを残してと頼んだり・・・。
改めて手紙の面白さ、愛おしさ、感動を教えてくれる様です。・・・と、大人の立場で手紙に対する感動を伝えてしまいましたが、子供達にとってはどのキャラクターがどんな話をするのか、絵本の物語の続きとして単純にとっても楽しめる内容だと思います。そして最後の「こどものともひろば」という見開きのページにはなんと100人以上の絵本の登場人物が大集合するというスペシャルなおまけもついています。
絶対、子供と手紙のやりとりをしたい!と決意してしまいました。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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