あるあさ、おばあちゃんからななちゃんに届いた手編みのカーディガン。 ななちゃんがそのカーディガンを眺めていると、タンスの中から洋服たちが飛び出してきて、カーディガンといっしょにコーディネートしてほしい、と提案します。 長そでシャツにズボン、そしてカーディガン。ななちゃんは1人でおきがえできるかな? 洋服の着方が、丁寧にわかりやすく、子どもの気持ちに寄りそいながら描かれています。おきがえを練習するときにぴったりの絵本です。
おばあちゃんからもらったカーディガン。
これを素敵に着るために一生懸命お着替えするななちゃん。
うちの娘はもう一人でお着替えできるけど、ななちゃんを見て自分の昔を重ねたようで、上手に着られたときは、わー!よかったねぇと喜んでいました。
よく見たらちょっと間違えているところがよかったようで、100点じゃないけど合格だよねとうれしそうに言っていました。
毎日少しずつ自分でできるようにチャレンジすることは、子どもにとってはすごく大変なことだけど、できると自信や笑顔につながります。娘が小さかった時は、泣きながら自分で!と言ったり、うまくいかなくてイライラする姿も見ていたけれど、そういう瞬間に付き合って、励ましたり、時々そっと手助けしたり見守る喜びを思い出させてくれた絵本でした。私はななちゃんに100点あげてしまいたくなるなぁと思って読みました。 (うめちびさん 30代・ママ 女の子4歳、男の子2歳)
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